凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2004年05月08日(土) 逆子の経膣分娩

最近「逆子」で検索して辿り着く方が時々います。
春になり出産シーズンのせいでしょうか(おい?)
私は去年の五月に第二子を出産したわけですが、出産まで逆子が直らないままでした。
へその緒が巻いていたのは分かっていたので、多分、そのせいで動けなかったんじゃないかと思います。
たまたま病院が逆子でも双子でも経膣分娩にこだわる病院だったので、そのまま経膣分娩になりました。
なぜこだわるのか、というと、その病院の院長が、難しいお産ほど燃える方だったようです。
「院長は逆子だと燃える」と別の先生が言ってました。
そのせいか、救急車の出入りが激しい病院という評判もあったようです。
なーんにも知らずに通っていたので後でちょっと青くなりました。

私の場合、二人目だったことと、一人目が予定日近く生まれたのに小さかった事、お産も比較的軽かった事から今回も赤ん坊は小さめであろうし、お産も軽かろう、という医者の予想と妊娠中何も問題が無かった事とで経膣分娩になりました。
腹の中ではあぐらをかいて首にへその緒が一回転している状態でした。
38週で陣痛誘発剤で陣痛を起こし、出産。
途中、足が出てきましたが、お尻が下りてくるまで助産婦が足を押し戻し、私はとにかくいきまないよう陣痛の痛みを逃しながら耐えていました。
これを耐えられなかったら帝王切開に変更になる予定でした。
お尻と足が同じ位置くらいまで下りてきた所でいきんで出産。
最初のいきみで身体が出ました。が、頭はひっかかったままでした。
再度のいきみ。これが重要でした。
何せ赤ん坊の頭は産道の一番狭い所にひっかかったままです。
息も出来ないでいる状態。この時間が長いと危ないわけです。
逆子は二度目のいきみがものすごく重要です。
生まれた瞬間は泣きませんでした。
羊水を大量に飲んでいたからです。
これも逆子だから、らしい。
機械で羊水を吸い出す処置をやってるのをぼんやり見てました。
やっと弱々しい泣き声が聞こえた時は安堵で力が抜けました。
赤ん坊の体重は入院中どんどん減り、退院時にも戻りませんでした。
知り合いの赤ん坊は出生時2500gあったのに、それから体重が減り、結局未熟児室に入院してたそうです。
これも逆子ならではらしいです。
首に巻いていたへその緒は幸い降りてくる途中でうまい具合にほどけたようです。
幸運だったんだと思います。

私の場合、無知だったのと、お産が軽い体質だったのと、幸運だったので、無事逆子での経膣分娩が出来たようです。
それと、呼吸法をとにかく必死でマスターしました。
逆子での経膣分娩で大事な事は、とにかくいきみを逃すことです。
いきみを逃して赤ん坊が下りてくるまでひたすら耐える。
GOサインが出たら一気にいきむ。
これが出来ないと緊急帝王切開です。
後は体重管理。赤ん坊が大きくなりすぎると経膣分娩は難しいし、母体が太りすぎても難しいです。
これは本気でやればたやすい事だと思います。

ちなみに同じ日に双子を経膣分娩した方がいましたが、その子は二人とも2800あったそうです。
さすがに無痛分娩にしたそうですが、後産の痛みが半端じゃなかったようで、痛み止めの点滴をしてました。
ママは23歳の初産。
若かったから出来たんだと周りも本人も言ってました。

これからお産の皆様、とりあえず、お産に備えて今、出来る事は、体重管理と健康管理、呼吸法のマスターだと思います。
元気な赤ちゃんと会える日を楽しみに、頑張って下さい。





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