凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2003年11月15日(土) やってしまった

六ヶ月。赤ん坊は寝返りは完璧にマスターし、ずり這いがハイハイにレベルアップするのも時間の問題のように自在に動くようになってきた。
当然物も掴む。口に入れ確認する。しゃぶって遊ぶ。食う。
こうなるともう目が離せなくなる。
しかしまた彼奴の行動範囲は二次元。
三次元になる前にせめて何か今しか出来ない事を、と編物を始めていた。

編物は好きだ。
単純作業は頭の中を空っぽにして手だけを動かしていけば経過した時間の分だけそこに具現化した何かが残る。

赤ん坊が泣く。あぁお腹が空いたのかな。
編物の手を止め乳を含ませるも出が悪いらしい。泣き止まない。
仕方ない、ミルクを足すか。
そう思ってミルクを作りに立ったわずかな時間。

いきなり激しくなる泣き声。
慌てて見ると赤ん坊の口に不自然な角度で咥えられた竹の編み棒。
あきらかに突き刺さっている角度。

全身の血が引く。駆け寄り口から編み棒を抜く。

良かった。頬の方だ。頭蓋骨じゃない。
安堵で力が抜ける。
頬の内側に血が吹き出ている。

口の中は比較的唾液で洗浄消毒されるので治りが早い、といわれたっけ。
第一こんなとこ薬の塗りようも無いし。

作ったミルクを口に含ませると赤ん坊は泣くのをやめ飲み始めた。
食欲で忘れる程度の痛みなら大丈夫だろう。

気をつけていたつもりなのに。
一瞬の油断を見逃さないんだなこいつ。
これから気を引き締めていかないと。はぁ。





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