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2020年12月31日(木)  このサイトについて
適当につらつらと書いてます。
基本自作小説。

今後もしかしたら二次創作にも手を出すかもしれないです。

順序どおりに読みたい方は目次ページへお進みください。
2009年10月08日(木)  (1)
今思えば、サトルとタクミはちっとも似ていない、ね。
どうして「似てる」なんて思ったんだろう。

ユウコはゆっくりと鏡の中の自分を見た。
いつもよりも入念なメイク。パールのネックレスと、イヤリング。純白のドレス。
まだヴェールはつけてはいないけれど、誰が見間違うこともない「花嫁」になっていた。

似て見えた、んだよね。笑顔が。
それだけで周りの空気が変わる、笑顔。
それだけでほっとできる、不思議な感覚。
それをサトルにも感じたの、あの日。

それから今日まで、サトルの笑顔はわたしを裏切ったことなかったね。


もうすぐ、挙式の時間です・・・
介添の女性――牧田さん、と自己紹介を受けた――に告げられて、背筋をしゃんと伸ばした。
鏡の中の自分をもう一度見つめて、笑顔を作ってみる。
ヘアメイクの女性がヴェールをつけてくれる。

大丈夫、誰が見ても「幸せな花嫁」だ。今のわたし。
牧田さんに手伝ってもらって控え室を出ると、サトルが待っていた。

きれいだよ。

普段からあんまり多くを語らない人なのに、そんなことを言ってくれる。
たぶんこれが彼の、・・・サトルの精一杯。
照れ屋で、頑固で、でも懐が深くて、全てを包み込んでくれる人。

そうだよ、ちっとも似ていないよ。
サトルは、サトルだもの。
他の誰でもない、これからわたしと一緒に生きていくヒト。


隣に並んで、教会までの通路を歩く。
なんだか照れくさくて、お互い手を差し伸べあわないまま、だ。
わたしは着慣れないドレスの裾を裁くのに必死だし、
サトルは、前をまっすぐ見て何かを考えている風だった。
「どうしたの?」
いや、なんでもないよ。
そう言ってふわっと笑う。
こんな時も、この人の笑顔は変わらない。それがうれしかった。

もう皆様お揃いです・・・
父と、式場のスタッフ達が扉の前で待っている。
介添の牧田さんがドレスの裾を直し、ヴェールを整える。
じゃあ、向こうで待ってるからな。
サトルが言ってパイプオルガンが鳴り響く会場へ先に入っていく。
父が、わたしを見て一瞬目を細めた。
大きくなったなぁ・・・
口の中でもごもごとそう言ったように聞こえた。
「お父さん、ありがとう」
ぎこちなく腕を組んで、閉まっている扉を見たまま言う。
ああ、うん・・・
そう言ったきり、黙ってしまった。
ごめんね、今まで感謝の言葉も言えなくて。こんな時に言って。
こんな風にしか言えなくて。


いよいよ、扉が開く。
2009年06月10日(水)  あとがきにかえて (あの日の海)
ええと、ほんとにすみませんグダグダです。
当時、(4年前くらい?)新潟に行きたい病にかかってまして、
あとダンナと交わした会話(海がどうとか...っていう冒頭のアレですね)から
よっこらせ、と書き始めたものでした。アアハズカシイ。

なのでわかる人にはわかる新潟のお店やら場所やらが出てきます。

感想は...知りたいようなそうでもないような(汗
ええと、もしあればメッセとかでいただけるととても助かります。
メモフレさん以外の方に知られるというのもねぇ(苦笑
ってか直でエンピツ見られたらオシマイですが。

そういうわけで期待してご覧になった方ごめんなさい。
次書くかどうかはわかりません。。。
書くときはもっと練ってから書きます、ホントスミマセン。
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