もう10年も経った。久々にこの日記を読み返してみる。あの頃は目の前の出来事が全てで、長い人生の一部だなんて捉える事は出来ずにただただ一瞬に命を懸けていた。過ぎ去った人はたくさんいる。失った輝きもそれ以上にあるだろう。そして、変わらないモノも。39才の彼の誕生日。私は何をプレゼントしたんだっけ??ブルガリの灰皿かな?来年の4月には彼はもう45才だ。今でも。いや、多分これからも。私は彼が好きで好きで堪らないのだろう。