気まぐれ日記
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2008年09月15日(月) |
今になって解る色々な疲れ方 |
先日家族(兄弟の家族も一緒)とある行事に出かけた。特別疲れるような何かをした訳でもないが、疲れきってしまい夜には血圧まで高くなってしまった。
色々考えた末一つの結論が出た。この年になって初めて感じる肉体と精神の矛盾からくるやり切れない憤りが、肉体的疲労感となって現れたのだと分った。
私は、勤務する会社の要職を長い間勤め今日に至っている。難題もこなし常に指揮する立場である。しかし加齢と共にその指揮を若い世代に譲りつつある。
しかし、家庭の行事等はまだまだ私が、指揮っていた。
この度の行事は人数も多く又若い夫婦と子供達が多い事もあり、全てを任し私は隠居を決め込んだのである。これが疲れの原因になるとは、思いもよらなかった。
私は全ての決め事に一切口を出さず行事は進んでいった。しかしこれからが問題であった。行事が進行するにつけ、私の心の中に(どうして!)(なぜ!) と言う疑問と不満が充満してきたのである。でも口は一切出さずニコニコしながら見守り続けたのである。
行事は無事終了して、私と妻以外の人たちは(みな楽しかったね)と満足げであった。
私と妻は疲れ切ってグッタリである。しかし私はともかくとしてどうして妻まで疲れたか!不思議に思うでしょう。
答えは簡単である。妻は私の不満とイライラをすぐ読み取ったのでした。 行事の進行ではなく、私を気使っての疲れである。つまり夫婦とは異体同心と言えることなのでしょうか。
そんなことより核心の疲れですが、長年の習慣が身について、任せていながら結局は、私の頭の中では行事を仕切っていたのでしょう。 自分の思うようにいかない所で口を出せない為不満とイライラが募り、疲れと高血圧を招いたのでしょう。
若者と年配者等の新旧交代等のトラブルは肉体と精神のアンバランスが要因の一つではないかと思う。
大切なことは、お互いの信頼と新旧の良いところを認め合う互助の精神かと思うのである。
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