サッカー観戦日記

2017年06月18日(日) 東海大会女子 藤枝順心−帝京可児 三重−カピタニオ

東海大会女子は男子と異なり重要な意味を持つ。全国高校総体は1県1枠ではない為、東海大会が予選を兼ねているのだ。東海は2枠である。そしておそらく1位は全国トップクラスの静岡の藤枝順心で、逆に岐阜県勢は東海大会では大敗が続いていたので、2位は三重と愛知の聖カピタニオが争う。そして2試合開催される2日目第1試合、三重と聖カピタニオの直接対決がある。伊勢フットボールヴィレッジは2面人工芝が取れる。とりあえず、前半は藤枝順心と初見の岐阜県代表・帝京大可児を観戦し、後半は2位争いの決戦を観る。

東海大会女子
第2日 リーグ戦第2戦 藤枝順心高校−帝京大可児高校
6月18日 10時 伊勢フットボールヴィレッジ ピッチB 人工芝 曇



藤枝順心         帝京可児
−−−−−九番−−−−− −−−−−十九−−−−−
−十七−−七番−−四番− −−−−−−−−−−−−
−−−十六−−十番−−− 十八−十二−−十四−十五
十八−五番−−三番−二十 十番六番−八番−四番七番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

帝京大可児は5バックでガッチリ守る策に出た。昨年までの富田が数十点取られるようなチームだったことを考えるとはるかにしっかりしていて8番を中心に声を掛け合い、気合が感じられる。いっぽうでスペースは埋めているが、人を離しがちでマンマークが甘い。

藤枝順心は一癖も二癖もある選手が揃っている。CF9番はスピードも技術もあるが、動き出しが鋭く、味方にたえず要求していて、メンタリティーが素晴らしい。リアルストライカーとして大成する気配がある。DFとの駆け引きから一気にマークを外す。レベル差がありすぎて、能力の高いDFのマークを外せるかまでは分からなかったが。17番はアイでゃい豊富でカットインを多用。ポジションチェンジを多用する藤枝順心にあっては右にもしばしば現れる。4番はスペースへの意識が高い選手。スペースで受けることを意識し、自らも持ったらスペースへのパスを狙う。7番は飛び出しつつ、引いて捌く意識も高い。10番は視野が広く、確実に捌きつつ大胆なパスも狙う。声も出ている。16番は激しいプレーが持ち味。5番はロングフィードあり。キックの質もいい。3番もインサイドキックが速い。18番と20番は高いポジションを取り、サイドハーフをフォロー。特に20番は超攻撃的サイドバックだ。GK1番はCBとともに伸びるキックで組み立てる。

3分、藤枝順心、17番がカットインシュート、1−0。9分、4番が右裏を突き、クロスにニアを取った9番が決める。2−0。15分、4番の右コーナー、中を固める帝京可児に対しファー遠目でただ立っていただけの3番がフリー、スタンディングヘッドを決めて3−0。19分、9番突っかけ、右足アウトにかけたミドルを10番右上に決める。スーパーゴール。4−0。前半4−0.こう書いたら帝京可児が手も足も出ない、と思われるかもしれないが、実際には案外決定機は少ないし、少しずつ藤枝順心のプレーレベルに対応していった。単に経験不足だったようだ。前半でピッチを後にしたが、最終スコア5−0。後半はよく粘ったようだ。高校女子サッカーにおいて全国トップクラスに5点差負けなら将来有望だと思っているので、このスコアは帝京可児としては十分満足すべきだろう。




東海大会女子
三重高校−聖カピタニオ高校
6月18日 10時 伊勢フットボールヴィレッジ ピッチA 曇

三重           カピタニオ
−−−十一−−十番−−− −−−十五−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七番−六番−−十六−九番 十六−十一−−七番−九番
五番−十二−−四番−二番 三番−五番−−二番−十四
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

前半1−1。歓声から言って5分頃と33分頃に入っている。

カピタニオはタテのラインが強力。CF10番は高く強く上手い。まるで男子が一人混じっているかのようだ。11番はチーム1の技術、特にキックセンスと視野の広さが光る。5番は技術はそれほどでもないが頭が良く、自分の出来ること、出来ないことを理解して確実なプレーをしつつ、積極的に前に出ての潰しとカバー両面がしっかりしている。三重10番も高い。とは言え、戦力的にカピタニオの優勢は動かない。支配が続く。とは言え三重にも抵抗できる守備力がある。12番は高くてマークもまずまずでキック力もある。耐え続けた13分、カピタニオ9番の右クロスをファーで10番インサイドで合わせ、1−2と勝ち越し。21分、左CKで11番のキックにファーで逃げながら10番高い打点のヘッド、決まって1−3。しかし直後の三重の速攻が実り2−3と追撃する。27分、カピタニオ15番の右クロスを10番ヘッド、決まって2−4。29分にも10番が決めて2−5。結局直接対決はカピタニオが競り勝ち、全国へ大きく前進した。10番が別格だった。4チームの中でも最もインパクトがあった。

なお最終結果は1位藤枝順心、2位カピタニオ、3位三重、4位帝京可児という結果で上位2校が全国へ。帝京可児は他の試合でもまずまずのスコアで敗れており、来年以降に期待だ。藤枝順心はおそらく全国でも優勝候補、カピタニオも問題ない。楽しみだ。


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T.K. [MAIL]