サッカー観戦日記

2025年02月22日(土) 近畿大会準決勝 京都橘−神戸弘陵

近畿大会準決勝
京都橘高校−神戸弘陵学園高校
2月22日 10時半 堺S1 ピッチ良 曇り 寒風 主審・筒井雅俊氏


京都橘 監督・米澤一成

GK 1 平誠都   2年 183.79 岩田FC
DF   4 早苗優介  2年 190.67 セレッソ大阪西
    5 西山朝陽  2年 172.64 ガンバ門真
   23 磯井拓夢  1年 179.72 京都JマルカFC
MF   6 季亨柱  2年 177.64 S.C.インテルナシオナルジャパン
    7 岸村晃成  2年 169.63 奈良YMCA
   11 河村頼輝  2年 168.61 FC湖東
   13 青木俊介  2年 166.62 LEO SC
   24 野中瑛泰  1年 173.60 大阪市ジュネッスFC
FW 10 秋保宏樹 2年 175.62 美しが丘中
   26 永井暸太郎 1年 165.65 アイリスFC住吉

神戸弘陵 監督:谷純一
GK 12 山岡恭大  1年 182.67 SCクリヴォーネ
DF  3 川崎絢梧  1年 176.64 エベイユFC
    4 玉田葉流  2年 173.60 神戸FC
    5 信宮一稀  2年 168.67 アグア姫路
   16 仙波昊大  2年 178.61 FC今治
MF  6 梅原良弥  2年 175.72 エベイユFC
    8 松浦旺生  1年 171.61 SCクリヴォーネ
   10 野元幹太  2年 174.64 福岡GULLID
FW  7 高嶋胡汰郎 2年 164.56 FCみなとGRAW
   11 池壱樹   2年 169.63 JFAアカデミー福島
   22 鈴木竣也  1年 180.72 RIP ACE

京都橘
十番二六
十一二四六番七番
五番四番二三十三
一番

神戸弘陵
十番二二
十一六番八番七番
五番三番十六四番
十二

京都橘はサイド狙い。GK1番はレフティ。キックが伸びる。4番は高いがコンタクトは苦戦。23番は計算の立つ、ミスの少ないセンターバック。13番はロングスローがある。守備はタテを切れ、という指示が出ていたのかな?カットインは許した。5番は左足クロスが武器だが、一回切り返して右足クロスも見せた。6番と24番のボランチは寄せが早い。6番は相手左ハーフのカットインをケアして、攻撃面でもきっちりつなぎ、キック精度も高い。左ハーフ11番はカットイン得意な選手だが、この日はタテにも積極的に仕掛けた。なかなかいい出来だった。右足セットプレーも蹴る。10番はやはり動き出しがよい。彼の存在が前線を流動的にして、サイドハーフと交互にサイドを使い、ボランチを上がらせる。
神戸弘陵は体格で京都橘を上回りデュエルで優勢。京都橘が小柄なこともあって大柄に見えたが普通。ただ戦えるチーム。パワーも走力もある。右サイドバック4番は非常に安定している。寄せ方が上手い。右センターバック16番は残念ながらキックミスが目立った。京都橘が左センターバックに寄せて16番に出させてミスを誘っていた。守備はいいのだが。3番はレフティ。ロングフィードを狙うも決まらず。5番は上がらず。神戸弘陵の両サイドバックはあくまで攻撃のサポート役であり、守備第一。ビルドアップではサイドハーフが引いて起点を作る。7番はタテに仕掛けたいタイプだが、守備面で奮闘。11番はたぶんピッチ内で一番速い。タテもカットインもある。タレント。6番はキャプテン。展開力がある。あまり引かない。神戸弘陵は中でカットされてカウンターを受けたくないので、サイドに出す。デュエルはピッチ内で一番強い。8番はターンであっさり前を向く。8番(攻撃的なインサイド)はこうでないと。攻撃面で厚みを加えた。10番はキープ力が素晴らしい。身体を張って拠点を作り他の選手を生かす。ターンも鋭く、DFとしては寄せにくい。ポスト役22番は強い。競り合いに勝っている。ポスト役以外の仕事はせず、前線で身体を張る仕事に専念する。
さてゲームは激しい潰しあいとサイドの主導権争いが続き、スピードで京都橘、パワーで神戸弘陵という様相。若干京都橘にチャンスが多かったが、双方10番が輝き、チャンスを決めた方が勝つゲームに。セットプレーは少ないがカギになる。前半は0−0。

後半もほぼ互角で進み、後半13分(35分ハーフ)、神戸弘陵22番→9番、7番→26番。ポジションそのまま。18分、京都橘13番の右ロングスローから混戦になり、シュートとブロックが続き、最後誰かが蹴り込み京都橘先制。1−0。場内放送なし。ちょっと公式記録員でも得点者は特定できないだろう。京都橘も26番→9番。21分、神戸弘陵11番→14番、3番→21番。神戸弘陵の並びは

十番九番
二六二七八番十四
五番六番十六四番
十二

となる。22分、ペナ角くらいの浮き球を神戸弘陵DFクリアに行くところを京都橘7番が身体を張ってブロック、ゴール前にこぼれ9番がキーパーとの1対1を流し込み2−0。京都橘は11番→14番、7番→16番、24番→27番と交代して逃げ切った。2−0で京都橘勝利。

互角の勝負だった。勝負は時の運かな?でも京都橘が勝ちそうな気配はあった。この時期の高体連としては満足すべき内容。個々のクオリティがあり、よく戦えてフィジカルもあり、ある程度繋げるチーム同士。この両チームを高体連県代表の基準にしてほしいものだ。


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T.K. [MAIL]