背が高い、黒くて長い髪の男の人、
両目がなく、その部分はなめらかな肌色になっている、
そんな男の人に、
学校中どこまでも追いかけられた。

彼は鉄パイプを持っており、
私に追いつくと振り下ろすのだが、
彼は両目がないため、めちゃくちゃな方向に当たるのである。
（完）

保育園、小学校の頃よく遊んだ地元の友達２人と会う。
２人の風貌が昔と全く変わっていなくて安心する。
話している途中でとても眠くなる。
ほとんど眠りながら会話に参加する。
（完）

母校の校舎が新しくなったというので見に行く。
すると、大勢の現役生徒に混じって
私の同級生が制服を着て歩いているのを見つける。
声をかけると
「私はもう一度、最初からやりなおすんだ」
というなりその場で泣き崩れるのである。
（完）

自宅に、相棒、学校の友人、サークルの先輩数人が突然やってきて
食うの飲むのの大騒ぎを始める。
親がいやな顔をするので静かにしてくれと言っても
めいめいが勝手に食う、寝る、風呂に入る、漫画を読み始める
私の両親を見物に行くなど滅茶苦茶するのである。
（完）

市民プールのような
広くて、長方形の温泉に入った。
（完）

沢山のインディゴジーンズを色々な染料を使って
染めたりブリーチしたりした。
（完）

朝ごはんを食べていると
テレビで日本の自然や小さな生き物を紹介する類の教育番組が始まった。

そこに出てくる「ヒメゴロシ」という虫は
猛毒を持つムカデの一種であるのだが
淡いピンク色の腹の部分が妙に膨らんでおり
ムカデというよりはサンショウウオに似ている。

ヒメゴロシが他の昆虫を猛毒でしびれさせ殺害、捕食するシーンは
ヒメゴロシの背中がぬらぬらと光っているのが
たいそう気持ち悪く、
また膨らんだ腹の形が
どうも今食べているマメアジに似ているので
いよいよ気持ち悪くなり、チャンネルを変えると
そのチャンネルでも同じ、ヒメゴロシの特集をやっているのである。

さらにチャンネルを変える。今度はアリの産卵シーンである。
さらにチャンネルを変える。ヒメゴロシの特集をしている。
（完）

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