しもさんの「コラムニストを目指して」

2002年05月29日(水) 「まず、寝ている自宅を丈夫にする」

仕事を終えてからの防災の講義は、寝不足の私には睡魔との戦いだった。
早く帰宅して、食事をして、お風呂に入って寝たい、が本音であった。
しかし、自分で決めたことだから・・と老体に鞭打って頑張ってきた。(^^;;
そんな私を知ってか知らずか、講師の先生がこう言った。
阪神大震災でも、倒壊家屋の下敷きで死んだ方が大半だった事実、
だからこそ、自分が寝ている家の耐震診断だけはして欲しい・・と。
来るか来ないかわからない地震に対して、私たちが出来ることは
倒れない家を作ることである気がしてきた。
「世帯主として、家族の安全を守る」と口約束をするのではなく
本当に耐震診断をし、必要であれば耐震工事をする。
それが「家族の安全を守る」ことの一歩である、と反省させられた。
「東海地震は、倒壊ゼロを目指す」なるほどなぁ・・

「まず、寝ている自宅を丈夫にする」はいかが?



2002年05月28日(火) 「日本人に限り・・宣言」

フランスの高級ブランド「エルメス」ウィーン店の店長が
殺到する日本人客にたまりかねて、
「日本人へのバッグの販売は一人2個までに制限する」と
週刊誌に発言したと話題になっている。
そけにしても、恥ずかしい限りである。
外交問題で恥をかき、文化財問題で恥をかき・・
世界の中の日本は、笑いものになっている気がする。
さらに、追い討ちかかけるように「販売制限宣言」。
なんだか情けなくなってしまって、言葉が見つからない。
こうなったら、もっともっと、こんな恥かしいことを公開し
「日本人って恥ずかしいな」を感じる必要があると思う。

「日本人に限り・・宣言」はいかが?



2002年05月27日(月) 「Vで3700万円、全敗なら3万円」

テーマ日記で「飴と鞭」について書いたばかりだった。
最近は、そんなことで奮起するなんてないだろう、と思っていたら
朝刊に「報奨金で奮い立つ?日本代表」の見出し。
国や地域の威信を掛けて戦うので、当然のように存在するらしい。
各国の報奨金事情が掲載されていたが、
日本は1勝につき100万円、引き分け50万円、負ければ日当1万円。
優勝すれば、いろいろなプラスを含めて、3700万円、
1次リーグ3戦全敗で終われば、日当のみの3万円。
ちょっと違った角度で、サッカーW杯を見ることが出来そうだ。
以前、弱くなったヴェルディが同じような手法で、突然強くなった。 (笑)
国民が寄付して、もっと額を増やしたらどうだろう。
もし、勝ち進むことにより、景気が回復するのなら、彼らの活躍に
期待するのも悪くないな、と思えた話題である。

「Vで3700万円、全敗なら3万円」はいかが?



2002年05月26日(日) 「新聞は便所で読めるから紙がいい」

こんなにインターネットが普及し、HPも増えてきた時代に
わざわざ、ローカル新聞を発行し始めた人達とあった。
「なぜ、いまさら?」と問いに、なんという答えが返ってくるのか
私は知りたかったから・・・。
その答えが、これだった。
いくら、インターネットが盛んといっても、
トイレにまで持ち込んで、ネットサーフィンする人はいない。
新聞は、長い歴史で人間が作り上げてきた文化とも言える。
小さい子から高齢者まで読める新聞。
今では、学校の教育にも取り入れられてきた新聞。
見出しから、写真、コラム、全て自分でつくる楽しみがある。
周りから見ると無謀と思える行動の影には、
こんな思いが詰まっているのか、とちょっぴり嬉しくなった。

「新聞は便所で読めるから紙がいい」はいかが?



2002年05月25日(土) 「アメリカ人の判断を深く考えてみる」

誰もが便利と感じる「温水洗浄便座」と、思っていた。
しかし、アメリカ生まれのこの製品は、
なぜかアメリカでは普及していない。
日本では40%を突破したというのに、1パーセントにも満たない。
新しもの好きのアメリカ人でも、尻込みするという。(笑)
未経験の人には、面白発明の領域らしい。
しかし、本当にそれだけだろうか?私は納得がいかなかった。
ところが、ある記事を見つけて「!」となった。
身体障害者の人は、健常者とは逆向きに便座にまたがるため
「温水洗浄便座」は足がつかえて利用できないという記事である。
別の情報源であるが、関連性を感じて取りあげてみた。
ユニバーサルデザインを重視するアメリカらしい判断だと思う。
誰でも使いやすくする、とはそういうことなのか・・と教わった。

「アメリカ人の判断を深く考えてみる」はいかが?



2002年05月24日(金) 「怪我をしないためには柔軟体操」

「鉄人20年目の皆勤賞」の見出しで、
貴闘力の通算連続出場を讃えていた記事を発見した。
83年春場所の初土俵以来の蓄積である、とあるが、
これは簡単なことではない。
それは、毎日コラムを書いている私が一番よくわかっている。
怪我で相撲人生を棒にふった力士を彼は見続けてきた。
1426回出場を続けてきたその秘訣は、柔軟体操だという。
怪我は誰でもする、ただ大怪我をしないためには
身体を柔らかくしておくことだ、そんなメッセージが
伝わってきそうな記事であった。
先日の「寺尾」といい、今回の「貴闘力」といい、
目立たないけれど、コツコツと頑張っている人に
私は惹かれるようだ。

「怪我をしないためには柔軟体操」はいかが?



2002年05月23日(木) 「サッカーW杯を、成功させたい気持ち優先」

見出しとは逆に、サッカーW杯の成功より、自社製品の商標優先。
こんな見出しを付けたくなるような話を耳にした。
「埼玉スタジアム2002」の最寄駅「埼玉高速鉄道・浦和美園駅」、
サッカーをモチーフにした絵の中で、
ボールが自社製品にそっくり、とクレームが付いたために、
100万円かけて、白く塗りつぶしたという。
そこまで、商標が大切なのだろうか、私には理解できない。
みんなで雰囲気を盛り上げること。
これが成功のポイントだと思っていたが、私が甘いのだろうか?。
白く塗り替えられたサッカーボールは、バレーボールみたいで、
なんだか蹴るのが悪いような気がしてた。 (笑)
こんなことで大丈夫だろうか?、心配である。

「サッカーW杯を、成功させたい気持ち優先」はいかが?



2002年05月22日(水) 「完全ボランティアの押しかけ授業」

NHKアナウンサーの鈴木健二さんが、
退職後、地元青森県の小学校に、手作り紙芝居などを片手に
回っている記事が載っていた。
彼ほど有名でなくても、
長年の経験で積んだ技術を持っている人は多い。
しかし、自治体で作っている「人材バンク」には、
なかなか、男性の登録者が少ないのも事実である。
自分で自分を売り込むなんて、というプライドがあるのだろうか?
待っていても、誰も長年の実績は評価してくれない。
本気で社会の為に自分の経験を活かしたい・・と思うのであれば、
「押しかけ」ても、自分を売り込むくらいのパワーが欲しい。
それが「生きがい」となる。

「完全ボランティアの押しかけ授業」はいかが?



2002年05月21日(火) 「紙面と生き方を重ねてみる」

「余白が大切である」。
先日、広報の研修で習ったことのひとつである。
紙面いっぱいに詰め込むのが、一番悪い。
読まされる立場を考えて欲しい・・。そう教わった気がする。
だから、B5の内容をA4サイズに入れて、
余白を入れるテクニックを覚えたばかりである。
確かに、今回は紙面に余白を入れてみたら、全体に引き締まった。
しかし、私自身の生き方は、今、余白がない・・・そう思う。
たぶん、私に接している人は、
忙しさにもがいている姿が映るに違いない。それくらい余裕がない。
「反復横飛びみたいだね」(息ばかり切れて、前に進まない)
と誰かが言った。 (笑)
紙面の作り方が、今の私の生き方の迷いに、ちょっぴり役に立った。
意識的に、余白を作ろうと思う。

「紙面と生き方を重ねてみる」はいかが?



2002年05月20日(月) 「朝が来るまで『おやすみ』を言い続けたい」

シェイクスピア「ロミオとジュリエット」などの作品の一部を、
小さなバラ園で上映するから・・と誘われ、見に出かけた。
コンサートとは違い、台詞の一つ一つを大切に聴く、
まったく大人の文化という雰囲気が漂っていた。
その劇中の台詞を、思わずメモしたのだが・・・。
「朝まで一緒にいたい」、そんな気持ちを
シェイクスピアを直接的ではなく、こう表現した。
学生の頃、確かに一度は読んだ作品群も、
経験を重ねたこの歳になって、もう一度読み直してみようかな?と
帰りに本屋に足を運んでしまったのは、私だけではないはずである。
時には、シェイクスピアの作品に触れるのも悪くないな、と
感じている。苦手な愛情表現、とても勉強になる。 (笑)

「朝が来るまで『おやすみ』を言い続けたい」はいかが?


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