しもさんの「コラムニストを目指して」

2002年05月19日(日) 「外野席はビールが売れない、という視点」

野球場で、一番ビールが売れる場所は・・・の問いに
私は、自信を持って「外野」と答えていた。
が、その予想は完全に間違っていたことに気が付いた。
ビールなんて飲んでる暇がないのである。
応援チームの攻撃は、立ち続けて声を出す。
守りの場面でも、ピッチャーを応援するか、トイレ。
当然、試合中に夕食なんて出来ないから、試合開始前に取る。
それも30分前には、先発メンバー発表だから・・。(笑)
だから試合中は、ビールが売れない。
喉がガラガラになった時に、初めてビールを口にするから。
内野席の時は、意味もなく飲んでいた気がする。
やっぱり経験してみないとわからないものだとつくづく思った。

「外野席はビールが売れない、という視点」はいかが?



2002年05月18日(土) 「東京ドーム見学ツアーに参加してみる」

午後6時から試合開始なのに、
私たちは午前10時にはドーム前にいた。
何を隠そう、東京ドーム見学ツアーに申し込むためである。
インターネットのホームページで、
いつも一緒に観戦する相棒が見つけてきた。
試合のある日は、グランドの中に入れるという特典付き。
ブルペンも見学したし、数時間後、選手が座るベンチで写真も撮った。
いつもテレビで見ていた、バックネット裏のシートにも座ってみたり、
新しくなった人工芝の感触を足で感じたり、大満足のツアーであった。
試合を観るだけが、野球の楽しみではない。
1時間1000円は、とっても楽しい時間となった。

「東京ドーム見学ツアーに参加してみる」はいかが?



2002年05月17日(金) 「930敗の寺尾にスポットを当てる」

昨日、頑張っている人を見つけ、人生の応援歌を書きたい、
そう思って「生きるヒント」を書いた。
そんな思いで見ていたからだろうか、今日は、
大相撲の結果から外れた夕刊の片隅に
「寺尾が休場」の文字を見つけた。
39歳という年齢で、十両まで陥落しても頑張っている彼を
「通算負け数は、単独トップの930になる」と。
こういった表現の方法もあるな、と勉強になった。
「負けても負けても、好きな相撲を続けている」、
そんな彼の生き方が、とても輝いて見えた。
ますます、私も「人生の応援歌」を書きたい、と
心から思えるようになってきた。
人と逢うことが、何よりも楽しいことを、実感として伝えたい。

「930敗の寺尾にスポットを当てる」はいかが?



2002年05月16日(木) 「みんなに紹介するタイミングを計る」

仕事柄、新聞紙に目を通す機会が増えた。
話題は豊富になるが、同じ事件、同じ人物紹介でも
各紙によって、捉え方が違い、とても参考になる。
違うのは、論評だけでなく、タイミングも違うことに気付く。
例えば、自分の性別に違和感を覚える「性同一性障害」の
安藤君(競艇選手)の取り扱いなどが、わかりやすい。
男性として、レースにデビューしたとき紹介した新聞社、
男性として、初勝利を飾ったときに紹介した新聞社。
私的には、後者のタイミングが、さわやかに感じた。
「男性選手としての初勝利は、これまでの勝利よりも
100倍幸せ」というコメントが、物語っていた。
人物紹介は「人生の応援歌でありたい」。
先日の研修で勉強してきたばかりである。
どのタイミングが、彼を一番喜ばしたのか、
ちょっぴりだけど、興味がある。

「みんなに紹介するタイミングを計る」はいかが?



2002年05月15日(水) 「いつもみんなの『半歩前』を行く心構え」

先日の広報研修会では、たいへん多くの気付きを戴き、
仕事に対して、とても前向きに取り組めるようになってきた。
しかし、ひとつだけ気になっていた台詞がある。
「私たちは、いつもみんなの『一歩前』を行く心構えで・・・」という
いうフレーズである。
私は学生の頃から「半歩前」と決めていたから・・・(笑)
それは「現代ジャーナリズム入門」の扇谷正造氏の台詞が影響している。
「ジャーナリストが教育的であるということは、
彼が常に大衆の前を歩いていくことである。
ただし、その間隔は『一歩』ではいけない。『半歩』前を進めば足りる」と。
広報だから、一歩でいい、という論理はない。
私は、やっぱり「半歩」の間隔を大切にしていこうと、メモを消した。

「いつもみんなの『半歩前』を行く心構え」はいかが?



2002年05月14日(火) 「表現のマンネリ化は、生き方のマンネリ化」

ある本で見つけた台詞である。
言い換えれば「情報源がマンネリ化してきた証拠」である。
気持ちは、前向きでも、生活のリズムが安定してくると
ついつい同じ生活を繰り返すことになる。
それは、文章を書いている人間にとっては、致命的だと思う。
何年も続けてきた深夜族の私が、
早寝早起きを始めた理由も、少なからずそこにある。
朝早くから、こんな番組をやっていたのか、と驚くこともあるし、
朝と夜では、空気が違うことにも気がついた。
太陽の陽射しを浴びることの喜びも、味わっている。
でも、時には深夜しかできないこともあるので、
まだまだ、深夜族を捨てきれない私がいるが・・。
刺激が欲しかったら、生き方を変えてみるしかない。
だから、手帳の隅にでも書きとめておきたい台詞である。

「表現のマンネリ化は、生き方のマンネリ化」はいかが?



2002年05月13日(月) 「生きるということは、心の富を蓄えること」

利家は、秀吉にこう呟いた。もちろん、ドラマの中での話。
気になってメモをしたが、どうも私なりに昇華できないでいる。
あまりに、サラッと言い切ったので・・。
場面に似合わない台詞だなぁ、と感じてしまった。 (笑)
確かに、私の心に響いたが、
果たして「心の富とはなんぞや?」が手探り状態なのである。
とても難しい台詞のようにも思えてきた。
この台詞を、素直に受け取れなくなっている自分に
ちょっとイライラしながら、近いうちに
「言う」から「吾」を加えた(自分の意見を入れ)「語る」として、
周りの人に紹介したい、と思う。
素敵な言葉には、変わりがないから、書き留めておこう。

「生きるということは、心の富を蓄えること」はいかが?



2002年05月12日(日) 「お客さんの髪の毛のために、20万円のハサミ」

同級生の美容院へ、近況報告をしながら、足を運んだ。
彼が手にしているのは、20万円以上のハサミ。私は驚いた。
怒られるかもしれないが、美容院の道具って、
もっともっと安い、と思っていた。m(。_。;))m ペコペコ…
(勿論、ピンからキリまであるだろうけれど・・・)
「どうしてそんな高いの?」のという私の問いに、
「す〜っと、抜けるんだよ。ハサミが引っ掛かって、
お客さんの髪の毛を痛めるわけにはいかないから」と答えてくれた。
なんだか、凄く嬉しい気分になったのは言うまでもない。
「一生ものだけどね」と照れながらも、確かな手応えを感じている、
そんな感じがした。
なんでも、道具じゃないよ、と言いたいけれど、
今日ばかりは、道具のもつ力を感じた一日であった。

「お客さんの髪の毛のために、20万円のハサミ」はいかが?



2002年05月11日(土) 「人生の応援歌である人物紹介を書く」

各新聞に「人物紹介コーナー」がある。
タイトルは「ひと」であったり「この人」であったり・・。
共通点は、最後にちょっぴりヨイショして、期待するところ。
私も、なんどか人物紹介を書いたことがあるが、
これは、とてもいい経験になる。
人間ひとりを、短い文でまとめるには、それ相当の観察力がいるし
その人の生き方を、真剣に受け止める包容力も必要になる。
間違いなく、ひとまわり大きな人間になれる気がする。
だから、毎日書いてるコラムやエッセイとは別に、
「しもさんの人物紹介」を書き溜めたいな、と真剣に考えている。
生きている間に、何人の人物紹介ができるだろうか?と考えると
ワクワクしてくるが、ますます忙しくなる (笑)。
だから、思案中。もう少し、落ち着いてから・・。

「人生の応援歌である人物紹介を書く」はいかが?



2002年05月10日(金) 「確認とは、信頼できる原本でチェックすること」

またまた、広報の話。
文字にして、他人の目に触れるということは、
とても大変なことだということを、教えてもらった。
社長が、夏休みの旅行記で
「〜と言う坂を上ると、目の前に海が広がった」と書いたら
本当に見えるかどうか、現地に確認を取る。
それくらいの慎重さが必要だと・・。
ある読者が、その旅行記を読んで現地に行ったら、
そんな景色を見えなかった、では済まされないからだろう。
それだけ、人間の記憶は不確かなものだから・・。
他人から聞いた話を、
いかにも自分の情報のように使うのだけはやめようと思う。
情報源をハッキリさせる、これも大切なことである。
(今までのコラムも反省しなくちゃ・・ (笑))

「確認とは、信頼できる原本でチェックすること」はいかが?


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