しもさんの「コラムニストを目指して」

2002年05月09日(木) 「取材する前に、取材される立場を経験する」

ついつい、取材する立場になると、忘れることがある。
それが、取材される人の気持ち。
うまく撮ってくれたかな? うまく紹介してくれたかな?
そんなことが、気になったのに、
立場が変わると、忘れがちになっていた。
今一度、取材された時の気持ちに戻って、
取材をしたいと思う。
人間相手にすることは、
すべてこの基本を忘れない方が、いいかもしれない。
〜する前に〜されてみる。
例えば「愛する前に、愛されてみる」 (笑)。
それだけで、その後の接し方が変わってくるとしたら
是非、体験して欲しい。

「取材する前に、取材される立場を経験する」はいかが?



2002年05月08日(水) 「自分の色を付けたかった」

人物取材の練習で、隣に座った初対面の女性と話す機会があった。
趣味の「ガラス細工」に話が進むと、彼女は嬉しそうに
私の「どうしてガラス細工なの?」の問いに答えてくれた。
他人と違うことをしたかった、という思いをこう表現したのだと思う。
いつだったか、マラソンの高橋尚子選手も
「自分の生きた証づくりをしたい」って言っていた。
若い女性が、自分の生き方を見つめ、
ガラス細工を通して、自分らしさ、自分の色を付けたい、と思う
そのことに、なんだか嬉しかったし、羨ましかった。
こういう輝いている人たちを取材し、
多くの人たちに紹介していく仕事も、広報の仕事。
私も、広報を通じて、自分らしさを見つけたくなった研修であった。

「自分の色を付けたかった」はいかが?



2002年05月07日(火) 「世界共通語は、数字」

先日、横浜へ出かけた時に、気がついた事。
ワールドカップのために、いろいろ工夫がされていた。
さすがに、決勝開催地だな、と思ったものは・・。
地下鉄の駅に番号がふられていたこと。
(なんだ、そんなことか、と思うかもしれないが・・)
訪れる外国人をはじめとした、都会になれていない人たちには
横浜の駅名を説明されるより、番号で説明してもらった方が
わかりやすいと思うから・・。
「何番の駅で乗って、何番の駅で降りてください」
世界共通語は、数字であることを、認識させられた場面であった。

「世界共通語は、数字」はいかが?



2002年05月06日(月) 「悩んでいる人の背中をポンと叩ける人」

今回の大河ドラマ「利家とまつ」、
見方によっては、大変面白かった。
利家におなごが出来た(浮気)という話を、信長から聴き、
ムッとするまつ。
「まつ、まぁ、あまり怒るな、利家も男だ」と言い切る信長。
実際の夫婦、反町と松嶋の会話だから面白いのだが・・。
役柄とはいえ、なぜかメモを取ったのは私だけだろうか?(笑)
話は、戻る。
一向宗の好きな人を忘れられず、殺されるかもしれぬ女に
まつは、ポンと背中を叩き「忘れなさい」と諭す。
悩み迷っている人に、曖昧なアドバイスをするよりも、
はっきり毅然と、まさしく相手の背中を押してあげられる
助言が光っていた。
一緒になって、悩んであげることだけがよいとは限らない。
そんなことを教えてくれたシーンであった。

「悩んでいる人の背中をポンと叩ける人」はいかが?



2002年05月05日(日) 「距離ではなく、行動範囲を表す時間地図」

GWも終わりに近づき、恒例の渋滞がニュースになっている。
ふと、思い出したのは「時間地図」。
距離の地図ではなく、時間の地図。
言い換えれば、自分の行動範囲を時間で示した地図である。
予想以上に、変形していて面白い結果になるのでお試しあれ。
例えば、職場までは歩いて30分。
静岡市まで、新幹線で30分。同じ位置にある。
下田まで車で2時間。新幹線では名古屋まで・・。
東京駅で「じゃあ、また」と別れた友達。
千葉や埼玉、横浜に鈍行で帰る人と、新幹線で三島に帰る私。
帰宅時間が変わらなかった。(笑)
何か、行動しようとする時のヒントになるに違いない。

「距離ではなく、行動範囲を表す時間地図」はいかが?



2002年05月04日(土) 「人の動き、心理を読んだ商売をする」

横浜スタジアム、野球観戦に行く途中、
三島駅で「立ち食いそば」を久しぶりに食べた。
「GWでお客さん、多いでしょう?」の私の問いに
「そんなことないのよ、普段の日の平日の方が、
サラリーマンや学生で賑わっているよ」と続けて、
なんだか、妙に寂しそうだった。
お願いだから、早く平日に戻って欲しい、
という想いが伝わってきた。
世の中、GWが一番儲からない商売もあるんだ、と苦笑いした。
観光客が多いからと、材料の仕入れを増やすだけではなく、
人の動き、心理を読んだ商売をする必要があるらしい。
ただ「一度食べてみたかったんです」と私の横で
嬉しそうに話している老夫婦が、なぜか眩しかった。

「人の動き、心理を読んだ商売をする」はいかが?



2002年05月03日(金) 「企画展より、建物を見に行く美術館」

イタリア・ファエンツァ国際陶芸博物館所蔵、
「マジョリカ名陶展」を観に出かけた。
場所は「東京都庭園美術館」。目黒駅から徒歩7分である。
しかし帰宅してから、思い出そうと思っても、
なかなか作品が浮かんでこない。(笑)
それもそのはず、建物が「旧宮家、朝香宮邸」で、
その落ちついた雰囲気、内装の素晴らしさ、庭園等にばかり
目がいってしまい、肝心の陶器をじっくり観てなかったからだろう。
地方に住んでいると、皇族の邸宅など、
なかなか観ることが出来ないと考えれば、それだけでよかった。
時には、そういう視点で美術館を訪れるのも悪くないな、と思う。
また、インターネットで捜してみよう・・。

「企画展より、建物を見に行く美術館」はいかが?



2002年05月02日(木) 「弟は、居心地の良い空間を共有できる相手」

人間の生きてる醍醐味は、人間関係にある、と私は思う。
大切なことは、相手をどういう存在として考えられるか、である。
毎日、ある日記サイトで、テーマに沿って日記 (笑)を書いているが
「兄弟について」というテーマで、こう表現してくれた女性がいた。
この表現を見たとき、自分にとって妹はどうだろう?、
妹は私のことをどう思っているのだろう?と気になった。
一人っ子の娘を眺めながら、兄弟に代わる存在ができればいいなぁ、と
しみじみ考えさせられた言葉であった。
最近、他人の日記ではっとさせられることが多い。
若い人の日記、異性の日記、私にとっては、言葉の宝庫である。
(覗きではありません、公開されている日記です_¢(0-0ヘ)メモメモ。)

「弟は、居心地の良い空間を共有できる相手」はいかが?



2002年05月01日(水) 「東北はお手入れ、西日本はメーク、という情報」

資生堂が、化粧についてアンケートをしたらしい。
詳細はわからないが、東北はまめに肌を手入れし、
西日本は化粧が好き、という傾向が現れたという話を聞いた。
面白いものだなぁ、とメモしながら、
こんなところにも、日本の季節感、風土というものが、
影響しているんだ、そんなことを思った。
もちろん、どちらがいい、悪いの問題ではなくて、
自分の住む土地柄に合わせているのかな、と感じた。
「東北美人は、毎日のお手入れから生まれている」という
関係者のコメントが、妙に説得力があった (笑)。
西日本に住む女性が、美人というわけではありませんので
あしからず・・。

「東北はお手入れ、西日本はメーク、という情報」はいかが?



2002年04月30日(火) 「住民サービス過剰には、要注意」

全国の地方自治体を相手に、喧嘩を売るつもりはない。
しかし、今日の某新聞では、図書館の無料貸出しが、
作家や出版社の成長を妨げている、という記事であった。
全国の自治体(図書館)が新刊本と称して、
ベストセラーを何冊も揃えることは本当にいいことなのか、
作家たちの印税を減らしていないか、
そんな視点が語られていた。
たしかに、住民サービスの名の下に、
社会全体の仕組みを壊していないか、注意する必要があると思う。
以前、ボランティア・チャリティの名の下に、
廃品回収業、ちり紙交換業がなくなり、
失業者を増やすことにならなかったのか、と考えた事もある。
全体を見ながら、住民サービスを提供すること、
とても大切な気がしてならない。

「住民サービス過剰には、要注意」はいかが?


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