竜の爺の戯言日記
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2005年05月05日(木) 連休の午後の陽だまりぬくぬくと 雑草抜き取り選別思案

実際には毎日の生活と言うのは常識の連続であって、非常識的な出来事にぶつかることは稀で、そういうことを平和と考えている人たちがいる。つまり平和とは保守的な体制の持続で、それが悪いと言うのではない。手を加え改良する余地のない体制と言うものが存在するわけがないと思いつつも、実際に毎日の生活の繰り返しにその繰り返しを阻む出来事が出現したり、変化が起こったりすることを忌み嫌う感情が存在する。政治的な権力闘争の話ではなく、極く些細な個人的生活の常識の連続を維持していたいと願う感情は誰にでもあるのではないかと思ったりするのだが、今日は国民の日だった。え? 国民の日って、なんだ。(笑)


苧環(オダマキ)という花がある。竜の爺の常識の中にはこの花はいつも青紫色で、東京に在したうちの20年間、初夏にこの花を見続けてきたから、青紫色でない苧環などというものは存在しなかった。それが、常識はいつも再新される、再新しなければならない、という赤いオダマキの出会いだ。このオダマキはキンポウゲ科の多年草。観賞用に栽培される。根生葉は長い柄をもち、掌状の三小葉に分かれ、白緑色。四〜五月頃、長い花茎の先に青紫色の花を開く。花弁は基部が距(きよ)となってかぎ状に曲がる。萼片は花弁状で平開する、と言うのがこの花に持つ常識的な知識であるが、垣根越しに真っ赤な「オダマキ」らしき花を通行中に発見して、後ずさりし、庭で雑草取り作業をしていた初老の家人の背中に思わず声をかけてしまった。

家人は怪訝そうに私を眺め、私の指差す花を見て首をかしげ「あれは、妻のものですから」と少しはにかんで答え、家の中の奥様を優しい声で3度ばかり呼んだ。「西洋苧環」と名札が付いていました、と洗物をしていたらしい奥様は手を拭き拭き縁側から庭に下りて作業を中断させた非礼をわびる私に笑顔で答えてくださり、そして、園芸店で思わず買ってしまった話を面白おかしく付け加えてくれた。出先の用事で園芸店の前を通行中にこの赤いオダマキに出会って財布の中身を確かめもせず精算所に鉢を運んでしまった、と。衝動買いです、と思い出してころころと笑った。それから、こちらに和風の白いオダマキがあります、と裏庭に案内してくれた。これもカメラに収め、帰り際の庭戸の前で、そういえば、冬のクリスマスローズは見事でしたね、と感想を述べると「あら・」と奥様は顔を輝かせて、「主人の手入れの賜物です」とご主人を振り返った。ご主人は恥ずかしそうに手にしていた小さなスコップを慌てて振ってコホンと小さく咳き込んだ。


連休の午後の陽だまりぬくぬくと 雑草抜き取り選別思案

今日出会った花たち←クリック写真


2005年05月04日(水) 毎年の慣わし享ける土の香に 継ぐべき畦の新しを踏む

防犯パトロールの腕章をつけて隣の町まで巡回しています。

この時季、爺さんばあさん農業でも、いっぺんに済ませなくてはならない田植え作業が始まっています。機械で植えても、機械のアームの届かない畦際は手で植えますし、植えたはずの稲苗が、きちんと土に根を押し込んでなかったり、倒れてしまったりしたところも一本一本植え付けなおします。こうした風景がこの霞ヶ浦湖畔近くの地方ではしばらく続きますが、この時季、農家を狙った空き巣が多くて、団地住まいの竜の爺も足を伸ばして隣町を巡回していますが、田んぼと田んぼのつながったところどころの陸地の集落は歩くと、結構の距離になります・・・テクテクテクテクテク・・・・・・・・・・・(笑)この連休、この田んぼの家の長男が都会から帰ってきました。やっと歩けるようになった子供をつれて。嫁も孫も留守番役のはずですが、都会育ちの嫁には農家の留守番役は苦手なのか、田んぼに出てきてしまいました。

素人が来るとかえって手足纏になるのですが・・(笑)ばあさんも爺さんも、そんなことは一言も言いませんで、ハイ。ニコニコニコニコ、

毎年の慣わし享ける土の香に 継ぐべき畦の新しを踏む
帰ってきた長男の嫁の・・・


2005年04月29日(金) 汗握る試合をつづる選手たち打ちも打ったり投げも投げたり

22時40分試合終了、ツーアウト2.3塁、岩瀬投手の9球目2ストライク3ボール、そして打者は広島から移籍してきたピンチヒッターの巧打者で19本の本塁打記録を持つ代打男の別名を持つ町田選手のバットがくるりと回った。甲子園の阪神-中日 6回戦はグランドの観客観衆47113人を釘付けにして終わった。得点は神8-9中の1点差と言うスコアーで試合終了までの一球一打、目の離せない展開で、最後までケーブルテレビに竜の爺は引っ張られてしまって、PCの前に座れなかった。(笑)こんな面白い試合は最近、観ていなかったように思う。そして、それにしても民間の放送局も問題のNHKもこんなたった1試合しか組まれていないセリーグの首位攻防戦を取り上げない、しは、どういうことなのか。ドラゴンズバッテリーは 落合, 久本, 平井, 岡本, そして完璧防御率の岩瀬投手とつなぐ野球で谷繁捕手がよくリードしたと言えよう。それにしても主砲の福留選手の打撃が元に戻らず、5月6月のパリーグとの交換試合までに試合勘が取り戻せるか、昨年の9月1日のデットボールで左手の人さし指を粉いてしまった恐怖感を払拭できるか、が現在単独首位中日の今後を占う鍵となろう。巨人試合なくて現在も最下位。

汗握る試合をつづる選手たち打ちも打ったり投げも投げたり


2005年04月28日(木) 家を出て再び会えぬ事もあり 夕餉も居間も脱線討議

雷火事親父は気をつければ類に及ばれることは避けられるし、地震だって日常のある程度の予備は可能だ。ま、普通の生活を繰り返している人間にとってはそれ以上に何も変化が無いし、日本国内にいる場合は、テロの破壊活動に遭遇するなどと言うことはめったにあるものではないから、交通事故の巻き添え以外に危機感を抱くこともない。その交通事故の第一番が自動車の引き起こす対人対物の破壊事故で毎年3万人以上の死者を出している。事故は起こしたくて起こしたわけではないだろうが、事故の追跡調査をすると大抵の事故は、気をつければ、もう一度確認しておけば、より安全を意識すれば、起きる事を防げたはずだと言うものばかりだ。

兵庫県尼崎市のJR宝塚線(福知山線)で起きた快速電車の脱線事故で、県警捜査本部が車両搭載のモニターを解析したところ、脱線直前の速度が時速100キロを超していたことがわかった、と言う報道がある。約580人いたとみられる乗客の9割を超す人たちが死傷したことになる今回の痛ましい事故の調査は、国から派遣される航空鉄道事故調査委員会の管轄になり、警察の事件犯罪捜査とは異質な報告書を提出するだろうが、国の航空鉄道事故調査委員会の調査の結果を暗示するような車両搭載のモニター解析報告が早々に発表されたのは、国の航空鉄道事故調査委員会設置を嫌がった警察官僚の指揮が動いているようにも思える。つまり職分の侵害と言わんばかりの県警捜査本部の態度だ。

それにしても、脱線直前の速度が時速100キロを超していたという県警捜査本部が車両搭載のモニターを解析した情報を信じるとして、あの曲がりくねっている現場でよくもそんなにスピードが出せたものだと思うし、この報道に際して非現実的な状況の中に身を置てしまった乗客の日常に哀悼を念ずる以外手立てはない。現場からの報告では、28日午前0時半までの死者は96人に増えた。多くが1、2両目に集中していて多くの負傷者のうち150人以上が瀕死の重傷だという。そして、偶然にこうした事故に巻き込まれて死亡した乗客の家族にとって、自身がより安全を確認できないまま術も無く再会を絶たれてしまった無念さを思うと人事ではない。

現場のカーブは半径300メートルでカーブとしてはのかなりきついと言えるために制限速度は70キロに定められていると言う。そしてJR西日本の報告では一定の速度以上が出ると自動的にブレーキをかける自動列車停止装置を6月末に設置する予定であったと言うのだが、なぬ、あのATS(自動列車停止装置)はこの事故列車に取り付けてなかったの? 6月末に取り付ける予定って、その予定は急遽25日の事故後に予定を組んだのじゃ有るまいか。これはもはや犯罪の原因隠しをもくろんでいるような言い草ではないか。自動列車停止装置のないきわめて不安定な列車を走らせ続けていたJR西日本経営陣の責任は厳しく追及されなければならない。

家を出て再び会えぬ事もあり 夕餉も居間も脱線討議


中日は阪神に負けてしまった。ワンバンドの送球を捕球できなかったひとつのミスで負けてしまったが、まぁ首位だから、いいか(笑)そしてなんと新聞報道はどん尻6連敗の巨人報道の記事が多いが、どうしてなの? と言いたくなる。どん尻6連敗の巨人等と言うものは、シリーズに入る前から野球好きの普通の人には分かっていて、いまだに人気があると思っているとすれば報道マンの資質を疑ってしまうが、なぬ、巨人の大砲ローズ選手が26日のヤクルト4回戦の試合後、ベンチ裏で弘田コーチから9回の守備が緩慢だったと指摘され、同コーチと小競り合いになって、その後、報道陣に向けて「オレのせいで負けたと言われた。ジャイアンツなんて大嫌い。みんな下手くそ」などと声を荒らげた息巻いたという(笑)が、ローズも正直で、守備が下手なのは自身認めているのに、そしてそれを承知で契約した巨人フロントをさしおいて、なにもコーチ分際で厭味を言いに来ることもない、と思ったのだろう。ふむふむ、で、なになに、え? 巨人は27日、タフィ・ローズ外野手が前日の試合後に弘田外野守備コーチに反発したことや球団を侮辱する発言をしたことに対し、罰金200万円を科した。???? なんと弘田外野守備コーチに反発したことや球団を侮辱する発言をしたという理由で即決・迅速のタフィ・ローズ外野手に罰金200万円を科した巨人軍の高山総務本部長、連敗続きで低視聴率、スポンサーにも二の足を踏まれることが多い昨今、頭に血が上ったか、ここぞとばかり腹いせをしてしまう思考回路はまだ健在のようだ。

それにしても下手だねぇ、巨人の守備能力は。とろとろ野球で連敗記録中の「楽天」と対戦し負けるようなことがあると、という状況になる恐れもあるから、これはもう巨人営業サイトとしては腹をくくって仕舞ったほうが良い。ヤクルト3―2巨人戦 ヤクルトは7回1死二、三塁から代打真中の一ゴロ野選で勝ち越し、継投で逃げ切り3連勝。館山はプロ初勝利。巨人は上原でも勝てず、6連敗で借金7に。

ここへ来て皆んな貴方のせいにする コーチ家業は薄給手弁

花の名前が分かりません


2005年04月22日(金) リストラを重ねて老いた今は春 言葉交わさず夕餉短く

100メートルを何秒で走れるか。10秒を切る等と言うことは至難の業の普通人たちだが、団塊と言われて育った人たちは今、100メートルを何秒で走れるか。(笑)まぁ、こんな質問は笑い話として集会で出されたが、しかしながら、よくよく見れば、団塊の人たちも老いてきた。色々な人生を送ってきたわけで、団塊と言う言葉で十羽一絡げにされてしまっては、至極迷惑な話だ、という意見も出て、ニッポン放送の亀ちゃんも、やっぱり年取って保守的になったのかなぁ、等と言う感慨もぽろっと提出された。(笑)竜の爺は60歳になってそれ以上は決して収入のためには働かない、と決意したけれど、決意できない境遇の人たちは70歳になっても働かなければならないと話していたし、働きたいけれど職がない、と言う人も居てこの人は家庭も暗いと言う。

リストラを重ねて老いた今は春 言葉交わさず夕餉短く

町内会で社会学級を創立した。創立などと言うと大層勇ましく立派に見えるが、なに、それまで続いてきた婦人学級の幹部が年老いて、引き受け手が無く、年に数回の集会とバスハイクを計画して、今年廃棄、または閉鎖を余儀なくされる状況にあるから、再生させて欲しい、という注文で、今までの経歴を検討してみた結果、婦人学級から社会学級へ変更したら、という提案をしていたのだ竜の爺は。幹部たちが幾度も集まって討議した結果、存続する婦人学級から幹部を出すことは無理なので、横滑りになる組織を受けて欲しい、つまり責任者になってかき回して欲しい、と言うことなので、モノを言ってしまった手前、快く引き受けてしまったのだ、調子よく(笑)

婦人学級も社会学級も市の教育委員会の中の生涯学習課という行政部門が扱っていて、活動している自治体単位の中の組織に幾らかの助成金を出して、市民というか自治体内の住民の生涯学習を応援しよう、というものなのだが、本来は。実際のところ行政部門が市民というか自治体内の住民の生涯学習を応援するために毎年職員の移動形態を秘めている市町村の自治体の担当者たちだけでは持続できないし、生涯学習と言うエネルギーを持続し続けることは無理なので、立派な表看板の目的も実は町内会組織のボランティアに任させるしかないのが実情だ。ところで、立派な表看板を立てれば、組織を作れば、やはり派閥が発生し、自治体が助成金の支出を決定すれば、この決定権をめぐって対立が起きる。対立は何も、アメリカと中国、中国と日本だけではないのだ、ホント、対立がすきなんだねぇ、人間って(笑)

忙しさで引けをとらない小泉首相は21日、インドネシアで開かれるアジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議に出席するためジャカルタに出かけた。同日、中国の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席と会談する方向で最終調整が進んでいるとい外務省の発表もあって、最近、反日デモをめぐって悪化した日中関係を立て直す転換点にできるかどうかだが、国家主席と会談できれば、ある程度のやり取りはあったにしても、一応話し合いの関係という席を作ったことで評価できる。日本国民向け発言と対立する国の代表に向ける発言とがどんな風に違うのか、という観点から胡錦涛国家主席と小泉首相の発言を並べてみるのも一興かと思う。外交成果などというものは、大抵は自慢評価を並べるだけで、国民が目をむくような話は出てこないのだから。(笑)こうした外交成果は代議士の票の成果につながらない、と昔からその筋では言われ続けてきたし、実際、政界や地方自治体
下部組織でもこんな話は出てこない。ましてや、婦人学級、社会学級の中で、「胡錦涛国家主席と小泉首相の発言について」等と言う議題で学級を開催しても、まぁ、誰も集まらないだろうねぇ(笑)

5月15日 防災訓練、消火器操作と点検実習
6月21日 移動教室 天心美術館・茨城に根ついた芸術の遍歴
7月18日 手話物語 伝える喜び・伝わらぬ環境

一応正式に開級式には3点だけ決定させ、後は予算と参加者の傾向と意見を聞きながら予定を立てようとした。市の方では来年3月までの予定表が欲しい、と言う話だから、その場で適当に思いつくまま空欄に書き加えた。あちこちの課を回って帰ってきて、何を書いたのか忘れてしまったが、(メモして来ればよかった)たしか、市議会傍聴、等と言う文字も書き込んだ記憶が有る。よくよく考えれば、市議会は日曜日に開会しない筈で・・・・・・・・(笑)

朝空けずじゃんけん体操繰り返し 腰痛叩き新聞を待つ

もうじき5時なれど・・・・・・・・・・ 


2005年04月20日(水) 老いて尚しみじみ指を折りながら 明日は語らぬ介護の身では

そうか、もう「さつき賞」か。馬券を買わなくなってずいぶんたつし、勝ち馬券を手にしたことはあまり記憶に無いからいつも螻蛄だったのだろう(笑)という竜の爺だが、本命が1着というのは、博打として、なんとも面白くない話で、第65回さつき賞は17日、中山競馬場の芝2000メートルに3歳牡馬(ぼば)18頭が出走して行われ、断然の単勝1番人気に支持されたディープインパクト(栗東・池江泰郎厩舎=きゅうしゃ)が無傷の4連勝で3冠レース(さつき賞、ダービー、菊花賞)の第一関門を突破した。


まあ、乗り手が乗り手だから、配当が少なくても単勝馬券で武豊騎手にかけた向きにはナリタタイシン(93年)、エアシャカール(00年)に次ぐ3度目、池江調教師はノーリーズン(02年)以来2度目の優勝を喜ぶべきことなのだろうが、それよりも公営ギャンブル史上最高100円玉が1千万円の札束になったという福島競馬での1000万円馬券騒動、馬券を買っていなくても、やはりこんな話題には目が行く(笑)

 
4月9日、福島市で行われた日本中央競馬会(JRA)の福島競馬第9レースで、1〜3着を着順通りに当てる「3連単」が、日本の公営ギャンブルで初めて1千万円を超え、1014万9930円の史上最高配当になったという話だ。おおおお、知っていれば買ったものを、とは負け続けの予想屋の話。ま、予想やは決してこんな予想をしたりしない。14頭が出走した第9レースは単勝12番人気のエストレーアが優勝。2着に10番人気、3着にも9番人気の伏兵が入った。的中した3連単(12)(5)(4)の馬券は、組み合わせ2184通り中の2136番人気で全国の場外馬券売り場や電話投票で9票(900円分)しか売れていなかったというから、ま、予想やも健全な予想や家業だったりして、竜の爺の知り合いは。

ちなみに記録を見ると競馬(中央、地方)、競輪、競艇、オートレースの公営ギャンブルで、これまでの最高配当は02年8月に地方・大井競馬で記録された3連単の975万2820円。中央競馬では今年1月の倉競馬で出た405万530円(3連単)が最高。これを大きく上回った今回の記録はたぶん破られることはないだろう。そんなにうまい話は無いからだ。

郵政民政化を唱える小泉首相も反対する自民党反主流派の面々も、実際は民政化なんてどうでもいいと思っているのだろうか、今日の国会答弁を聞いていて質問する岡田民主党党首にしても答弁する小泉首相にしても核心をつかない、はぐらかす、あやふやという状態はどうにかならないものかと思ったりする。まぁこっちは老いてこれから介護保険を利用しなれければならない年齢になってしまっているからなぁ・・・と。あああ、1014万9930円。


2005年04月09日(土) ボケた振り棘を隠して爛漫の 熱き血の色春は跳び行き

ボケた振り棘を隠して爛漫の 熱き血の色春は跳び行き
「賄う」は普通食事を用意して食べさせること。また、その役の人のことを指す。会議賄いとは、会議をするための準備、世話を指すことが一般的で、賄い係とは町内会業務においては会議の企画および会議の段取り会議の終了貫徹までの采配をする人達を指し、賄い頭が陣頭指揮する。この場合は会議の通知、出席者接待、時間調整、お茶もしくは軽食もしくは食事配備、これらを行い、また、行事、体育祭、夏祭り、町内会一斉清掃作業、等にも適用される。なお、主題となる会議進行は業務担当者、関連部署で行われるためこの賄い係賄い頭の所在は記録されない。こうした風習が自治団体の風習として残り定着したためにこの役に当たる者達が仕出し購入などに「心づけ」を業者からもらいうけ便宜を図る事が多く収賄罪と贈賄罪等発生する。「賄」の文字がつく所以である。

なお、近江商業の心得として、廻船乗組の役職の一とし、会計事務を担当し、親司(おやじ)・表仕(おもてし)とともに三役と呼ばれ、船頭を補佐する役で賄方(まかないかた)・岡廻りともいい、日本海方面では知工(ちく)という記録がある。古の慣わしの上につながっているのか政治家の金に対する執着心は平民にとって恐れ入るほど強固で、かつ防御に腐心している。橋本元総理大臣の疑惑事件に対して、現在の総理大臣が何も指示しないというのも不思議だ。何も指示しなくても本人が声明してくれると思っているのか、あるいは、持ち出した郵政民政化の決着のために目を瞑っているのか、首相主催の恒例の「桜を見る会」を9日午前、東京・新宿御苑で開いた。政界よりも芸能界のほうが気が休まると落語家の林家正蔵さんほか、アテネ五輪体操団体金メダリストの米田功さんら約8700人に招待状を出して呼び寄せたと言うから、首相主催の恒例の「桜を見る会」という公式の行事であっても、さぞかし参加料のお祝い金もがっぽり入ったことだろう。そういえば東京・新宿御苑、竜の爺も若いころ良く行ったなあ。「人間の条件」を徹夜で見て、ボケた頭で芝生に寝転がりながら安保はいかにあるべきか、等と大層にも論じ合ったが(笑)約75種1500本の桜があるとは知らなかった。最近まで桜は2種類しかないと思っていたから。ボケ(笑)そういえば、木瓜の季節だ。

ボケた振り棘を隠して爛漫の 熱き血の色春は跳び行き

竜の爺にはすでに親はおりませんが、妻の母親は90を過ぎて、なお、頭脳明晰で、最も、足は弱まってしまいましたが、携帯電話を花見(肌身ー笑)はなさず、時間をかまわず呼びつけるので、妻も兄弟も頭に来狂っています、ハイ。桜が咲きましたねぇ。桜には棘がありませんで、明日あたり竜の爺は足になって桜堤でも連れて行こうかと、ハイ。本当は竜の爺が桜を見たいのかも(笑)


2005年04月07日(木) 騒ぐほど関わり在らぬ領土など 固定の税の老いて重石

ヤクルト-中日 2回戦は中日の4点で勝ちなのだが、問題は残る。まず落合投手の立ち上がりで1回宮本選手をショートゴロに討ち取った後、青木選手にセンターへホームランを打たれ、あろうことか続く岩村選手にレフトへホームランを打たれると言う、ベテランらしからぬ配給と配給を要求した谷繁捕手の関係だ。まぁ、5イニングを3点に抑えていたから良しとしなければならないだろうが、ここら辺のコミニケーションが阿吽の呼吸では駄目なのだ。そしてそれよりも問題が残るのは打撃人としての投球の捕らえ方だ。バットを球に当てる。これが基本で、球を打ち返すのはその次の技術だ。9イニング総てに三振を記録し合計19個という、これは淡白な性質と言う風潮ではない。

  ◆1回・井端/空振り三振・立浪/空振り三振 ◆2回・ウッズ/空振り三振・福留/見逃し三振・英智/空振り三振
  ◆3回表・谷繁/空振り三振・荒木/空振り三振◆4回・井端/空振り三振・立浪/見逃し三振・ ◆5回・谷繁/空振り三振・
  ◆6回・荒木/空振り三振・井端/空振り三振・◆7回・立浪/見逃し三振・ウッズ/空振り三振・英智/空振り三振・
  ◆8回・井端/空振り三振・         ◆9回・立浪/見逃し三振・ウッズ/振り三振・谷繁/空振り三振・

これだけの三振をしながらも勝てたというのは不思議で、まぁ、ワンチャンスを物にしたのも実力のうちとはいえ、10回の表にキャッチャーファールフライに倒れたとはいえ荒木選手のバントの試みは対戦投手の動揺を誘うという動きをした。野球と言うのは球を仲立ちとするゲームだから、この球そのものをモット研究すべきではないかと、思ってみたりする。ヤクルト3―4中日 2回戦 神宮球場で観衆16157人(桜を見に行ってしまったのか野球好きは−笑)勝 平井(9回1イニング投げただけなのに)S 岩瀬
負 五十嵐。そして五十嵐投手が負けたのは福留選手に与えた押し出しのフォアボール(四球)痛恨の極みに違いない、五十嵐選手にとってこのフォアボールは。9回表 森野選手に3点献上の本塁打を打たれた以上の重い記憶となって残り続けるだろう。野球は怖い、と落合監督のコメントがあったが、まさに1球で勝敗が分かれた。

バッテリー (中) 落合, 鈴木, 高橋聡, 久本, 平井, 岩瀬 - 谷繁 (ヤ) 藤井, 石井, 五十嵐 - 古田
本塁打 1回裏 青木 1点(落合) 1回裏 岩村 1点(落合) 9回表 森野 3点(五十嵐)

今日からは1年生となる児童 整列させる孫は大人微

教科書問題でマスコミが騒いでいるが、この問題は今始まったことではない。そして、この根本である大人が子供に教えるというシステムのあり方そのものに、日本人は戦後一貫して迷いの状態であったから、何を今更、と思うのだ。日本が、列強の外国に対抗し植民地拡大の方針をとり、戦争をしたという事実と、列強の国々の連合によってその戦争に負けたという事実は隠し様が無い。そしてその過程で色々な禍根を残したのも事実だ。さらに、この戦争の責任について日本人が自らを律しなかった事も事実だ。勝利を収めた連合軍の「戦争犯罪」という罰する仕方に従って終わらせたという事実が今日の日本を動かす指導者たちの思考に影響を与えている。自らを律し得ない政治家たちは己たちの後始末を省みることも無く次の世代へ送り続ける。投票率が下がり続けると言う現象に何の手立ても与えられない無責任な議員をまた今年も選ばねばならない住民たち。どうしたらいいかを、どうすべきかを、大人が子供に教える機会もなく時間は過ぎていく。ますます貧困の世界へと。

金儲け磨るぞ大学出たからと 大人の知恵は潰して笑う

騒ぐほど関わり在らぬ領土など 固定の税の老いて重石


2005年03月27日(日) 古を偲ぶ心の隙間無く 明日も今日もただ稼ぐのみ

27日は「さくらの日」と「 日本さくらの会」 が勝手に1992年(平成4年)制定した日だと言うことになっている。日本を代表する花である桜への関心を高め、花と緑の豊かな国土づくりがその目的だという。別に自称  日本さくらの会がどんな風に決めようとかまわないが、竜の爺の居る地方はまだ開花の様子が無い。つまり蕾が膨らんでいないのだ。72候の中に「桜始開」(さくらはじめてひらく)とある時期と、「さくら」と「咲く」がともに「3×9(=27)」であることから3月27日となったという趣旨だそうで、まぅ、勝手に休日を押し付けたり啓蒙などと言う政府の御用聞きかと思う記念日と違って、まぁいいか、と思わせる。暖かくなりそうに天気図で、少し遠目の散策でもしてみようか、と思う。

 何時芽吹く堤の並木うねうねと 同行孫は後ろに前に

そういえばこの日は赤彦忌だった。アララギ派の代表的歌人として知られる島木赤彦の命日であり、享年50歳。長野で小学校教員をしながら作歌していたが、1914年(大正3年)に教職を辞して上京、伊藤左千夫亡き後の「アララギ」の編集にあたった。あららぎと言うのは【アララギ】短歌雑誌のことで、1908年(明治41)千葉県の蕨真(けつしん)(蕨(わらび)真一郎)方から「阿羅々木」として創刊。翌年伊藤左千夫を中心に編集された時から「アララギ」と称し、次いで島木赤彦・斎藤茂吉・土屋文明らが中心となって編集。根岸短歌会の歌誌として出発。万葉調、写生を主張して近代短歌を導き、大正期以降歌壇の主流となり今日に至っている。歌人仲間で【アララギ派】と呼ぶのは「アララギ」にかかわった人達のことで伊藤左千夫・島木赤彦・斎藤茂吉・土屋文明・五味保義らをはじめとして同人であった古泉千樫(ちかし)・中村憲吉・今井邦子・高田浪吉・結城哀草果・佐藤佐太郎・柴生田稔・近藤芳美らをさす。この後地方においてアララギを冠した短歌結社が多い。

万葉の古を紹介する人達は多い。忙しない現代においてその古は理解されにくくなってきている。お勧めは『万葉集』約4500首の中から、その代表歌を選び、平易簡潔な解説を付した「万葉秀歌(上・下)(斎藤茂吉 岩波新書)が有る。短歌と言う形式を利用してはいるが、歌人は大抵、結社に属して活動しているけれど、竜の爺は歌人ではなく、歌人風を装っているだけだから何処の結社にも属さない。(笑)


  散歩だと理屈に会わぬ夜警なら 均しき冷えた町へ歩みぬ

  贈答のあて先隣間違えた バイトの娘声溌剌と

  古を偲ぶ心の隙間無く 明日も今日もただ稼ぐのみ

  面白き妻はジジイを指差して 昨日も同じ短歌を笑う


2005年03月23日(水)

昔の仕事のお得意様からのお電話で、明日はメッセに出かけることになった。そういえば去年もそうだったが、急に電話で借り出された記憶があって日記を開いたらやはりそうだった。(笑)日本全国の花と園芸に関する商品および情報が入手できるので春先の店頭を飾る新しい試みとして各地の園芸店が注目しているイベントで、まぁ、名実共に「花」に関する日本一の総合商社出品店ショウともいえる。これが千葉県の幕張メッセで今年は3/25(金)〜28(日)開かれる。このための展示に竜の爺も出かける。

花にはチンプンカンプンの竜の爺がどうして?   (笑)

竜の爺が出かけるのは展示会が開かれる前のつまり今年は24日。広いメッセのドーム国際展示場所が戦場(笑)前日までここは他の催しが開かれていて木曜日が展示品のブース(駒割りした各商社の展示場所)を設置し、さらにここに各商社または園芸関連出品業者からの委託展示業務受注者が展示に必要な資材を運び込んで、展示期間中の展示業務を引き受けるのだが、竜の爺の場合はオランダ大使館の付き合いで、ここにオランダのチュウリツプとカサブランカの輸出組合日本支所の手伝いを昔していた関係で、今年も呼び出されてしまった。去年も呼び出されたが、結局、最初に指示を出して、後はデジカメをもって歩き回っただけだったが(笑)

辞めた筈還暦過ぎた余生人 知恵を譲るか短期の戦い


▲去年の写真を慌ててそろえた。このときはまさか、花の顔というホームページをとは、思ってもみなかったので、つまらない写真ばかりだが(笑)


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