moonshine  エミ




2007年06月16日(土)  土曜日、命の洗濯?

ゆうべは飲みすぎました。生ビール2杯のあとにワインフルボトル1本というのは、私には過ぎた酒量だったようです。でもおいしかったな。ごはんも
。薬院六つ角近くのお店です。朝、喉が渇いて目が覚めたとき、頭が痛んだ。昼まで寝たら治った。

『阿弥陀堂だより』(南木佳士、文春文庫)を読んだ。だいぶ前に買って、気分になったときに読もうとあたためていた。するすると2時間ほどで読み終わった。何度か涙が出た。心洗われる、とはこういうことをいうのでしょう。助け合って生きていくことの美しさ、なんて、言葉にするとあんまりにも薄っぺらく聞こえるけれど、やっぱり、そうありたい。映画は樋口可南子さんらしいですね。見てみたい。

そして、週末にははずせない、本屋さん行き。今日もたっぷり立ち読みをして、小説1冊と雑誌1冊購入。割と雑誌を買っちゃうほうだと思う。

夜はビデオを見た。『バグダット・カフェ』。いい映画だった。これも、何度か涙ぐんだ。最初「冴えないなー」とか、「醜いな〜」とか思った人が、だんだん、とんでもなく魅力的に見えてくるのが映画の醍醐味だと思う。

そういえば昨日は、テレビでラピュタをやってたらしいですね。よく読むブログでいくつも取り上げてあった。そのひとつで書いてあった、

「リアルタイムに劇場で見ている人は、実はあんまり多くない筈なんです。テレビで繰り返し再放送される間に、20代後半〜30代前半ぐらいのネットユーザの結構な部分にとって、かなり重要なイコンになっちゃってますね。作品のクオリティ自体もまあ高いんですが、それ以上に「語りの対象」「ネタの温床」というか」

って文章に、大きく首肯。そうなんだよねー、「40秒で準備しな!」とか、「あたしの若い頃にそっくりだよ」とか、「海に捨てて!」とかねー。で、やっぱりあれよね。「バルス!」「目が、目がぁ!」ってね。眞鍋かをりブログにも、今日、出てきてたな。
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2007年06月14日(木)  だらだらいかせて

久しぶりに早く帰ってきました。(とは言っても20時半。)
家のこまごましたこともとりあえず終わりましたので、なんとなくだらだら駄文を書き連ねていこうかと思います。ビール片手に。

最近、よしもとばななの『なんくるない』(新潮文庫)を読んだ。すべて、観光客として沖縄を訪れる人が主人公になっている短編集。表題作「なんくるない」は、短編というには少し長く、読み手によっては冗長だと思うかもしれないけれど、なんだかとてもぐっときた。ひとつの恋、というか、真面目なお付き合いが終わると、恋愛でできた傷というよりも、ひとつの生活が破綻したことによって自分という存在自体が危うくなるような喪失感を抱きながら、しばらく生活しなきゃいけないってこと。でも、必要な別れというのはきっと厳然と存在するもので、別れたことによって、長い目でみると結果的に自分を取り戻すことができるんだってこと。そして、つらい別れがあっても、それを凌ぐような、新しい出会いがまたあるんだっていうこと。おとぎ話のようにファンタジックに、悪くいえば「きれいごと的に」書かれてあるそういうことが、私にはとってもリアルに感じられた。

少しずつの違和感が積み重なって取り返しのつかないところまでいく感じとか。それでお互いに息苦しくなってどうしようもなくて別れてしまって、そのことに後悔はないしやり直そうとも思わないけど、その人の良さはとっても好きだと思える感じとか。そして、また次に、なんの根拠もないのに「この人だ。」っていう人に出会う感じとか。あるある、って思う。

で、いま好きな人、というかおつきあいをしているところである人は、2年間の東京生活を終えてもうすぐ福岡に帰ってくる。今週以降は、ほうぼうで送別会と銘打たれた飲み会三昧のようだ。銀座、丸の内、京橋、神保町、有楽町。異次元のように遠いと思っていた街の名も、まいにち聞いてるとだんだん馴染んできました。そして帰ってきたら、私の家から徒歩5分くらいのところにその人の会社はある。当然、そこからほど近いところにその人は居をかまえることになる。どんな日々になるのかな、と思います。近しくありつつ、節度あるおつきあい。というのが私の理想です。

彼を見ていて素直にすごいなーと思うのは、とてもオープンマインドなところ。もちろんいい意味で自分の核だとかプライドとかはあるしっかりした人なんだけど、それに固執して見栄をはったり逆に卑屈になったりするところがほとんど見られない。だからこそ、菱地所なんてあんだけ大きくて財閥系で高学歴お坊ちゃんお嬢さんがうようよしてる会社に福岡から出向していって2年間しかいなくても、飲み仲間に事欠かない(?)んだろうなーと思う。彼の話には、しょっちゅう、いろんな個人名が出てくる。客観的で、でも肯定力にあふれたルポタージュ。時にはその人たちが電話口に出てくる。おもしろい。そして感嘆する。彼の、人を責めない感じが、私はとても好きだ。心が健やかだなあと思う。そして、健やかでないと自認している私としては、このねじまがった本性を、彼はどれだけ知ってるのだろう?と時々思う。彼は受け容れてくれる気がする。問題は、私が健やかなる者とそうでない者との意識のギャップを受け容れられるかどうかなんじゃないか、って気がしてならなかったり。自分にないものを持っている人にどうしようもなく惹かれるけれど、でも結局、自分と似たような人としか過ごし続けられなかったりするから。

うーん、まさにだらだら書き。しかも酔っぱらってきましたね。風呂にでも入るか。
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2007年06月13日(水)  相変わらずな私。だけど、

早くも水曜日。この3日間、会社を出るのはだいたい22時。

ふと、携帯電話のアドレス帳を整理しようかと思い立ち、久しぶりの人に、ぽつぽつメールとか電話とかしている。もし、もう繋がらなくなっていたら、消去するしかないなーとか思って。

なかなか面白い。
会社の後輩が再来月に出産予定だったり、幼馴染の男の子がこの数日中にもパパになるんだったり、東京で働いている大学の先輩が、帰福時に、西通りにて恋人とデート中の私を目撃していたり。

後輩に、「私の同期の○○ちゃんは子どもがもうすぐ1歳で、○○ちゃんは先月結婚退職して・・・」と、人の近況を伝えつつ、「で、私はこのメールを監査法人の事務所に向かうバスの中で書いています」と締めて、そのオチに我ながらちょっと笑ってしまった。ええ、私だけ、ぜんぜん状況が変わってません。少なくとも、表向きは。

でも、困ったことに(?)、それほどの不満もないのよね、現状に。
私の生活といえばかなり仕事中心ですが、基本的に、やっぱり仕事、嫌いじゃないのよね。ま、これだけ時間的拘束が長くても、なんだかんだで6年以上もやってこれてるって時点で、本質的に、自分の中で肯定されてるよね、この生活が。愚痴りつつも、辞めるほどもなく、こんなにひとつの会社でひとつの仕事を続けてるって、逆に何だか得がたいことだなーと思いもする。

ということで、明日もいろいろ(仕事が)ありますが、しゃきしゃきがんばろうと思います。
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