moonshine  エミ




2007年05月14日(月)  あれやらこれやらこまこま

もう遅いので簡単に。

●金曜日
仕事終わって22時から、行きつけのお店へ。久しぶりだったので話すことがありすぎる。バスペールエール×2、グレンモーレンジ、ボウモア、白洲、締めにシーザーを。モルトを飲むのも久しぶりだった。

●土曜日
久しぶりの土日連休です、わーい! 昼過ぎから天神へ。今年の流行りもんとか、お招ばれ用のワンピースとか、いろいろ試着して「や、痩せたい・・・」と痛感する。肉が。あちらにもこちらにもお肉が。帰って、掃除や洗濯。夜はおとなしく納豆丼を作って、酒を抜く。寝る前にちょっと、と読み始めた『邪馬台国はどこですか』(鯨統一郎 創元推理文庫)が面白くって、2時間ほどで読んでしまう。読書に夢中になれるくらいには時間の余裕ができてきました。よしよし。

●日曜日
母の日なので、ママンにおごちそうを。・・・と言いつつ、うっかりバイキングのお店(で、でもいちお、自然食がウリのお店よ!)を選んで、自分がムキになって食べる。「うちのお父さんはあんまりお酒が強くないけん、いやよねー。一人で飲んでも楽しくないっちゃもん。」と、朗らかに母。そうよね、あたし、この人の娘なんだもの。

満腹で帰宅後、たなかまさん来宅。豆ごはん、ひよこ豆のサラダをもってきてくれる。ありがたやー。ソラマメ茹でたのをつまみながらビール飲む。「中学生の頃って、どくとるまんぼうとか読んでたでしょ!」と看破すると、たなかまさん、悶えていた。

●月曜日
決算発表。ぎりぎりまでバタバタ。無事に終えるも、感慨に浸る間もなく、まだまだ先があるのでしこしこ地道に働く。疲れるよー。今日くらい早く帰ろうかなーと思っていたが結局21時退社。帰って、明日のお弁当のおかずを作る。また、酒を抜いてみる。
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2007年05月09日(水)  数字ばかりの世に沈む

早めに切り上げて退社、21時半。それから飲みに行って帰宅、24時半。そうそう、こんなもんだよなー、これぐらいでなきゃ、と思う。そういう時点ですでに、もう生活がおっさんっていうか、少なくとも仕事にどっぷりだ。忙しい時期が非日常なんていってみても、結局、私の日常ってこうだよなーと思う、否定も肯定も別にして。こういうことに慣れてるし、良くも悪くも甘んじている。一生懸命に働いたあとにぐだぐだ飲む楽しさも虚しさも、どちらも慣れ親しんだ感覚なのだ。

もう数字なんて見たくなーい!て喚いてみても、数字で見ないと納得できないし、鮮度の高い、説得力のある数字を見ると、「うわーっ!」って衝撃を受けたりする。そんなもんですよね。仕事ですから。

それによって可視化されてる部分と、絶対に見えない部分の兼ね合いを計ることを含めて、私の日常に数字がないことはもう既にありえないんだな。なんとも悲しいことのような、でもそれだけがこういう仕事の強みでもあるわけで、受け容れるでもなく拒むでもなく、日々は淡々と続くのです。

きのう、魚座のアルバム「さよなら青春」を、どんだけ遅いん!?ていうくらい遅ればせながらに手に入れました。帰宅後と、会社の行き帰りに聴き続ける。胸がドキドキする。そういう瞬間がないとやってられないけど、逆に、瞬間であってもそういう時間があれば、やっていける自分ってやつを思う。必要条件とか十分条件とかってどういう定義か忘れたけど、とにかく、私は現実的に生きてるんですね。
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2007年05月08日(火)  誰にでもいろいろある。

重度の睡眠不足につき、今夜は21時に仕事を切り上げて帰ってきました。それはそれは、底なし沼の底(矛盾)から伸びてくる手にぐいぐい足をひっぱられるような一日でした。まいったまいった。

というのも、昨日はGW明けとはいえ、いつもどおりにハードワーキング。へとへとで23時に退社して帰ってきて、納豆とめかぶとビールでいつもどおりに夕食をすませた24時、泥よっぱらいな人が登場。こちら(=出向元)の会社の仲間たちと飲んで帰ってきたという。もう何度も一緒に飲んでいるが、私とおんなじくらいの酒量では乱れもしない彼、あんなになるまでには一体どんだけ摂取したのであろうか? 

「水、買ってきたよ」
「どんべえも買ってきたよ、しかも特盛。食べんと?ねぇ食べんと?」
「俺なんかすることない?」
ってな言をそれぞれ10回ずつは聞かされ、
「うんうん、ありがとう」とか、
「こんな時間にそんなもの食わして、太らせて食おうって魂胆だな?」とか、
「歯ァ磨け。」とか、
「してほしいことって、そりゃとにかく大人しく寝てくれ。」とか、
最初はいちいち律儀に(?)答えていたものの、そのうち、これを相手にしてもしかたがないって気づいてシャワーを浴びて出てくると、ベッドで静かに寝ている。

よしよし、それでいいんだよ、と頷いてi-tunesで音楽を低く流しながらドライヤー使ってると、背後で、むくっと起き上がる気配があり、「おまえ、やっぱり、いいやつだなー。」とか、むにゃむにゃ言ってる。何を寝ぼけているのかと思ったら、ちょうどクラプトンの『wonderful tonight』が流れ出したところで、その歌がとても好きなのだとかなんとか。

飲むといっそう喋りやまない人なのである。適当に受け答えしていると、「あー、俺、明日のプレゼンで喋ること、考えてない。」とか言い出したので、「なになに。私をオーディエンスだと思って、しゃべってみてごらん。」と振ると、ものすごい饒舌さで喋りだした。その内容は非常に興味深く(丸の内のビル開発の話)、きちんとまとまっていて、しかも、「大きくまとめると3つあり」とか、「具体的に言いますと」とか、「最近のトピックとしましては」とか、ものすごく理路整然としてるし、言葉遣いも大人だ。ちゃ、ちゃんと喋れるんやん・・・と感心し、半ば呆れた。こんだけ酔ってるくせに、どんだけの話術よ。身についた仕事の習性って、おそろしいものだ。

ひととおり喋ったあとで、「・・・・てなことを、明日はもうちょっと、面白おかしく喋るけんね。」と締めくくっていた。爆笑。かわいい奴だ。

そしておもむろに、「やっぱ、いろいろあるよなー。仕事ってさ。」と眼をつぶったまま、ぐにゃぐにゃと喋りだした。「俺はさー、後ずさりもできないって感じでつっぱしってきたんやけどさー」とかなんとか。興味が湧いてきていろいろ聞き出すと、どうやら、その日の飲み会で、もうすぐ帰ってくる出向元の会社の現状やなんかを聞いたりして、いろいろ思うところがあったらしい。

そして、その中のある目上の人に、“東京のそんな大きな会社に出向して帰ってきたからって、こっちの会社ではなんの意味もないことだ”的なことを言われたりしたんだって。「俺はそうは思わんけどなー」って、そりゃ本人にしてみれば、そう思わなきゃやってらんないよね。「で、なんて答えたん?」と聞くと、「『見方によってはそうかもしれませんねー』って言っといた」と言う。うーん、肯定も否定もせず、サラリーマンとしてはなかなか上等な答えである。

「ま、みんながみんなに理解されるとかって、ないもんね、仕事って。」と、自分のこと顧みながら思わずしみじみと言うと、「うん、そのために努力することは無駄じゃないと思うけど、それが報いられるわけやないもんなー」なんて、至極まっとうな答えが返ってくる。あらら、あなたは酔ってるんじゃなかったの? 

「でも俺はさ、自分で見て、やってきとうけんさ、それは生かせると思うんだよね。俺はまだ単に兵隊な立場なわけでさ、それが会社に貢献してるかどうかとかってのはさ、10年くらい経たないとわからんよ、たぶん。だけん今って結局、自分が『これだ』って思うことを頼りにやるしかないんよね。でも、そうしようとすると、ついつい周りとケンカになったりするけん、気をつけないかんのやけどね、俺の場合。そういう性格って変わらんけんなー」

なんだか、なかなかに含蓄のある酔っぱらいなのであった。「おまえは俺にないものをもっとうけん、面白いんよね」なんていうから、「何、それ? 知性?(←失礼な奴)」なんて言うと、「うーん、ていうか、集中力。知性の根源は集中力だと思う」とか。面白いので、ついつい3時くらいまで話し込んでしまった。
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