moonshine  エミ




2005年01月17日(月)  好きになっちゃったんですもの

我ながらなんと惚れっぽく、また熱したときの執着が深いのでしょう。
昨日に引き続き、繰り返しムッシュウ小沢が指揮するウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート2002」を繰り返し見る。まあ馴染み深いということもあって、ポルカよりもマーチのほうがリピート率高し。マーチではないがヘルメスベルガーの『悪魔の踊り』は、すごい緊張感があり情熱的で曲もかっこよく、何度も見てしまう。演奏が終わったとき、観客よりも先に、って勢いで満足げに拍手するムッシュウがたまらなくステキ・・・観客の拍手も、全20曲以上の演奏曲の中でも、ひときわ高く、また長いみたい。

「小沢征爾」とか「ニューイヤーコンサート」とかで検索しまくり。まったく便利な社会になったもので、インターネットの普及がなければたった二日でこれだけの情報を集めることは不可能でしょう。『ボクの音楽武者修行』(新潮文庫)以降の経歴や、ニューイヤーコンサートのヨーロッパ各紙の批評、新潟の被災地で慰問コンサートを開いたという最新情報まで。むろん、『ボクの音楽武者修行』も引き続き再読しています。

そんなこんなで代休の月曜日はのんびりと過ぎてゆく。ドラクエは1時間ちょっと。掃除、本屋で立ち読み、スーパーで買い出し(ポイント5倍だった)。昼はほうれん草とベーコン、玉ねぎのパスタを作り、夜はパン屋さんで買った卵サラダパンと焼きたてだったシナモンレーズン、小さなアップルパイを食べました。明日以降のためにきんぴらごぼうとほうれん草のおひたしを作っておく。きんぴらごぼうって初めて作ったけど・・・あんな味だったっけ?うーん。

夜は友人が遊びに来る。ここでも「厳選ハイライトを10分間!」とか言いながら、半ば強制的にムッシュウの指揮を見せる。それほど興味はなかったようだが、ラデツキー行進曲のタイトルや、カラヤンのことなども知っていて満足。会話の途中で、「今日、外に出なかったの?」と突然言われて虚を衝かれた。「なんか、いつもより人なつっこいみたい」とのこと。た、確かにそういうことってあるかも。人恋しくなるっていうか・・・。

そして友人の帰宅後は、いろいろすることがあり根をつめてやっていたら3時を過ぎてしまった。ここまでくると逆に目が冴えてくるってもんだ(と言いつつ、おやすみCDの記憶は3曲分くらい←これでもいつもより多い)。





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2005年01月16日(日)  ブラボー! ラデツキー行進曲

12時半ごろ起床。牛乳をあっためてミロを飲みながらネットサーフィン。今日と明日の休みでしたいことをリストアップしてみる。一週間分の家計簿をチェック、その後、きなこ餅を作って食べる。1個の予定が、「あら、まだ食べたいわー」と思ってもう1個。大根をいちょう切りにして塩もみし、レンジで少しチンしてポン酢をかけたものも一緒に。これがおいしい。

雨の中、天神へ。まず向かうのは紀伊国屋。雑誌をたくさん立ち読みする。料理モノ、タウン情報モノ、ファッション誌、日経WOMANなど、立ち読みするだけでもけっこう有益である。なんとなく前向きな気持ちになる。買ったのは、福岡のCAFE本。知らなかったところにも、これから時々行ってみよう。岩田屋で人へちょっとしたプレゼント、ソラリアのバーゲンで歩きやすそうな靴を購入。

そして、かねてより狙っていた、ウィーンフィルの『ニューイヤーコンサート2002』DVDをついに購入。小沢征爾が指揮をしたものである。しん氏が初任給でプレゼントしてくれた(っていつの話だ・・・)音楽ギフトカードを使った。なにか特別なものを買うときに使いたかったので、ぴったりのものが見つかってとても満足。

スーパーで買い物して帰り、さっそく見始める。クラシックなんて門外漢だからやたらと感動するのかもしれないが、もう、すばらしさのあまり何度も涙。ぐっとこみあげてくるものがある。小沢氏の指揮の、なんと自由自在なこと! 世界最高峰のオーケストラなんだから、演者ひとりひとりが一般人には想像もできないようなテクニックとか音楽的背景とかプライドとかをもっているんだろうと思われる。それを東洋人がまとめあげるっていったら、まあ単純に考えてもものすごい実力だけでなく、団員に敬意を払われる人間性とかだって持ってないといけないんでしょうね。ああ、小沢さん、かっこいい。笑顔は少年のようだ。

牛肉とごぼう、しいたけ、ほうれん草を照り焼きソースベースで煮込んで、溶き卵を散らしたもので夜ごはん食べる。昼の大根がおいしかったので、また作った。

無印のミルク入浴剤を入れて長々とお風呂に浸かりながら読むのは、もちろん『ボクの音楽武者修行』(小沢征爾 新潮文庫)です。再読ですが、あの指揮っぷりを見た後ではひときわ心に響く。1959年、24歳のときにフランスはブザンゾンの国際指揮者コンクールで一位になったときから彼の輝かしい活躍は始まっているのだから、まったく非凡としかいいようがないね。

同書の中で、彼は指揮について、桐朋学園で斉藤秀雄先生に教わった基礎的な訓練が「世界的に類を見ない」ほど素晴らしく、自分の礎になっていると書いている。

『具体的に言うと、斉藤先生は指揮の手を動かす運動を何種類かに分類して、たとえば物を叩く運動から来る「叩き」とか、手を滑らかに動かす「平均運動」とか、鶏の首がぴくぴく動くみたいに動かす「直接運動」というような具合に分類する。

 そのすべてについていつ力を抜き、あるいはいつ力を入れるかというようなことを教えてくれた。その指揮上のテクニックはまったく尊いもので、一口に言えば、指揮をしながらいつでも自分の力を自分でコントロールすることができるということを教わったわけだ。言い方を変えれば、自分の体から力を抜くことが、いつでも可能になるということなのだ。これはちょっと考えてみると、妙な理論かもしれない。

 しかし実際に皆さんがおやりになるとわかると思うが、力を完全に抜ききるということが、どのくらい難しいことか、それはインドのヨガや、いろいろな健康法でも、ときどきこのごろ言われてきていることだ。力を抜くということ、自分の筋肉の力を抜ききる状態をつくることが、指揮のひとつのテクニックだとぼくは思っている。』

力を抜くというテクニック。含蓄のある言葉だね。

そしてそのとおり、小沢さんの指揮は、腕や指先はもちろん、全身がよくしなる鞭みたいにしなやかで、ダンサーみたいに柔軟だ。そして表情がこれまた豊か。伝統的なクラシックを愛する人の中には、大げさなパフォーマンスだとして眉をしかめる向きもあるようだが、何も知らない私が見ると、やっぱり彼の指揮はなんとも魅力的。

でも、ふと思ったんだけど、彼のやり方は、やっぱり日本人だからというのもあるんじゃないかな。何しろ、何十年も昔に、たった一人で異国に渡って、最初は言葉も満足に通じないまま、指揮をしなければいけなかったんだから・・・。全身で指揮をすることで意思を伝えるという方法を選んだのも、まったく頷けるような気がする。

そしてDVDを見ながら思ったのは、年齢について。オーケストラの団員は30代とか40代くらいの若い人も見られるけど、大半が50代、60代、もっと上とお見受けする人もいる。小沢さんだって、この2002年当時で67歳か68歳くらいのはず。日本でOLとかやってると、何となく、「女26歳、花の盛りは過ぎはじめ・・・」て気がするときもあるけど、やっぱり、ピークはもっと先にあると思いたい。というか、そういう人生にしたいなあー、なんて思いながら、お風呂のあとは、ちょこちょこと勉強など。明日も休みだけど、ドラクエはちょっとにして早めに寝よう。





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2005年01月15日(土)  恋と関数

12時起床し、熱いシャワーを浴びて、コーンポタージュとりんごを食しながら『オーシャンズ11』のビデオを見る。今日、『12』を見る約束にしていたので予習です。あんまり期待しないで見たけど面白かった。で、思ったんだけど、この11人は、ブラピやジョージ・クルーニー(だっけ?)のほかの人々も、本国では名のある俳優さんたちなんだろうか。日本でも時々、「オールスター!」みたいな映画ってあるよね。

しかしなんといってもブラッド・ピットがかっこいい。彼については、美しすぎる顔で商売をするのが嫌で、汚れ役とか、殴られたり怪我したりして顔をボコボコにするような役柄を選んでいた時期がある・・・と、前に何かの雑誌で読んだ。私がこれまでに見たブラピ映画も、まさにボコボコのグチャグチャになるものが多かったが、今回は、彼の顔は最後まで美しいまま!(おかしなカツラかぶる短いシーンがご愛嬌。)ああ、やっぱり、ちょっとチンピラっぽいスーツとか、開襟シャツとかが似合うよ〜、ピ様!

ベーコンとアスパラと玉ねぎのパスタを作って食べ、キャナルシティでしずちゃんと待ち合わせ、意気揚々と『12』を見る。うーん、ベガスの大金庫を襲う前作と比べると、印象は地味。12人の活躍するシーンも少なく、カタルシス少なめ。しかし、今作はゼタ様です。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの美しさといったら! ムンムン、という形容がぴったりの豊満なボディーに知的な顔立ち。いい女だ・・・。鑑賞後、我が友しずりんは、「今年はゼタが目標!」と宣言した。ちなみに去年の目標はチャン・ツィーで、「女はピンヒールよ!」とか言ってた彼女であります。

その後、ゆいちゃんが合流して、「オンナ26の会」の新年会を大名の「ゆるり」2号店で執り行う。マリブオレンジ、グラスワイン白、梅きゅうり、えびせん、チンゲン菜のさっぱり煮、鶏の唐揚げ、水餃子、きんぴらごぼう。女子力(じょしりょく)についての話から、なぜか男女の関係を関数にたとえるのが大はやり。x軸、y軸として割り箸大活躍。一線を超える、とか、周波数が合う、とかいう比喩の的を射ていることに、深く感心する。

「いい友達として付き合っていくには、同じ傾きであることが必要よね」
「一次関数同士だと、いったん交わるとあとは永遠に離れていくだけ」
「最悪なのは、自分がy=��の2乗と、相手がy=−��の2乗って場合よ。
 0でいったん接したら、あとは自分のボルテージは上がる一方なのに、相手のボルテージは下がる一方っていう・・・」

などなど、椎名誠・沢野ひとし・目黒孝二・木村晋介の「発作的座談会」ばりのくだらなさで延々と盛り上がる。しかし三人とも文学部出身なので、3次関数くらいまでが精一杯で、微分積分ともなるとお手上げに近いのであった・・・。

「ルート2がヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」
「ルート3はヒトナミニオゴレヤ」
「フジサンロクニオウムナク、は・・・ルート5か」
「ルート6はなんだっけ?」
「うーん」
「うーん」
「あっわかった、ルート6はルート2×ルート3だから、語呂合わせないんだ!」
「そうだそうだ! しずりん、頭いい!」
頭の悪そうな会話である。

「それにしてもさ、いくら地元民じゃないからって、こないだ志賀島をドライブしてたらさ、私の彼、志賀島で金印が発見されたこと、知らんって言うけんね。もうがっかり! 漢委奴国王まで知っとけとは言わんけど、福岡っていったら金印くらいしかないやん! あたしなんてさ、将来ボケがきても、意味を忘れたって『うーん・・・カンノワノナノコクオウ・・・』とか呟いてると思うよ」
しずりん・・・。そりゃあ確かに、私としずりんは同じ小学校時代、「とびうめ国体」開会式のマスゲームで、金印の枠の部分(だったよね?)になりましたけどね。

歩いて帰宅しながらしん氏(工学部出身)に電話して微分積分についての解説を求めると、完璧に概念を知っているらしい説明をしてくれた。でも理解できなかった笑





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