::KEiMOの世界::



1周年  2002年08月28日(水)
気づいたらここを開いて、1年経っていまた。
この1年でいろいろ周りに変化あったけど、
あたし自信も変わったかなぁ?

皆はどうよ?


Court (攻撃)  2002年08月23日(金)
コート2日目
お母さんが証言台へ、チャールズさんが、お母さんに質問する。 
今回学んだこと、それは
コートでは『聞かれたことへの答えしか話してはいけない』
だから、こちらの言いたいことを引き出すようにチャールズさんは質問する。

 「あなたの最終学歴を教えてください」
 「アリッサとはどんなことをして遊びますか?」
 「アリッサの好きな食べ物は?」
 「アリッサは将来なにになりたいと言ってますか?」
 「何か日本で習い事していますか?」
 
という質問に、

 「○×大学です」
 「海や山、プールへ行ったり、アリッサの好きな東京ミュウミュウの話をしたり・・・」
 「焼き肉・うどん・ラーメン」
 「スーパーモデルなりたいとも、グランマの店を手伝いたいとも言っている。」
 「公文に通っている」

と答える裏には、

 「こちらには学歴がある、アリッサにも教育の場を与えられる」
 「遊ばせる環境に恵まれており、好きな番組は日本のアニメである」
 「日本食が好き」
 「おばあちゃんが大好き」

ということが隠されている。
もちろん嘘をついてはいけないが、聞かれた以上のことを答えてもいけない。
だから、「公文へ通っている」という答えに対し、

 「それはなぜですか?」

と聞いてもらうと、

 「アメリカンスクールへ通わせているので、
  漢字などを覚えさせるため、また算数は日本の方が進んでいるから。」

とさらにアピールできることになる。
そして、

 「では、なぜアメリカンスクールに通わせるのですか?」

と続き、

 「アリッサが英語を忘れないように」

と答えることによって、向こうの家族ともコミュニケーションとれるようにちゃんと考えてますよってことをアピールできるのでしゅ。
こんな感じで、問題なく終わり、次は向こうの弁護士からの質疑。がんばれ順子!

 「2度目にアトランタに来た目的は何か?」
 「どうしてアリッサを日本に連れて帰ったのか?」
 「あなたはどこでアリッサのパスポートをもらったか?」キタキタッ
 「いつ連れて帰ることを決意したのか?」

やっぱりこの件で攻めてきた。
彼らは、お母さんがアリッサを連れて帰ったのはエディさんの入れ知恵で、
計画的に行われたと言いたいのだ。でも事実は、

 「その週末こちらがアリッサをキープする番で、
  娘は仕事のためにどうしても1度帰国しなければならなかったから」
 「むこうの家族が学校やミッチェルさんの家にポリスを連れて行き、
  約束を無視してアリッサを連れ去ろうとしたから、これ以上皆に迷惑を
  かけずにアリッサを守るにはこれしか思いつかなかった」
 「帰ってきた娘から日本でもらいました」ソウデシタ
 「向こうの家族が学校やミッチェルさんにしたことを聞いたときです」

こちらに否はぬわぁいのであ〜る。
その後もしつこく「誰が考えたのか?」とか聞いてきたけど、

 「私1人で考え実行しました。これは死んだアキコの意志ですっ!
  命にかけてこの子は私が守りますっ!!」

カッと目を見開いて順子は言った。
まるでエピソード2で戦うヨーダのごとく精気に満ちふれていた。
でも、聞かれたこと以外しゃべっちゃいけないのよ♪
なぁんて余裕もっていたら・・・問題発生

 「でわ、このコートでガーディアンシップがアンソニー家族に決まったら、
  アリッサを日本から連れてきますか?」

の問いに対し、

 「連れてきません。私が守りますっ!」

と感情で答えてしまったのだ。
みゆきさんもカナーリ困った顔してしばらく間を置き通訳した。

 「ハンッ?あなたはジャッジに従わないのですか?」
 「大事な娘を奪われて、孫まで取られたくありません」アァ、突っ走ってる。

でも大丈夫、その後チャールズさんが、

 「あなたは法律違反をしたことがありますか?」

と優しく聞いたから、順子も自制心とりもどし

 「ありません」
 「でわ、法についてどうおもいますか?」
 「とても大切なものです」

緊迫は取れた。まぁ、このくらいはご愛敬ってことで。。。すんだかな?

さて、次はアンソニーサイドの証言者がズラリ。
ここから反撃開始チーン♪
母の証言が終わったのでみゆきさんには帰っていただき、
ミッチェルさんが私たちの間に座って実況中継してくれることに。

まず、近所に住むという例の女の人。

 「アリッサとは英語で話していました。
  コミュニケーションとれていたので彼女の英語に問題はありません」

で、チャールズさんはアリッサの部屋の写真を見せ、

 「あなたは、アリッサの部屋に入ったことがありますね。
  写真を撮るため以前と変えられた形跡はありませんね?
  でわ、この写真をみて気づいたことはありますか?」
 「キティちゃんなどのおもちゃがたくさんあります・・」
 「この本棚の写真はどうです?」
 「何を書いてあるのかわかりません」
 「この本棚の本はほとんどが日本語で書かれたものです」

以上。

次、お母さん。
こちらからの質問は無し。

アンソニーの弟、Mr.ハーパー
きのうまでは、アンソニーの母の元でアリッサを育てると主張していたのだが、
急遽ハーパー&ともこ夫婦が遺書に従いアリッサを育てたいと方向を変えてきた。

 アメリカの私立に通わせ、姉のいた学校や友人には近づけたくない。
 妻が日本人なので日本語も忘れないだろう。

と主張。

ここでまたランチタイムとなりました。
そのとき、アリッサの弁護士にモーリーさんが話しかけに・・・

  アリッサは日本の家族の愛に包まれている・・ナンチャラカンチャラ・・・・・
 「それで彼女は私のところに泊まって私がチケット手配するの助けたのよ」

!!!
それは、まずい。
実は、誰にも迷惑をかけないように、
エアーチケットは順子が自分で手配したと証言してるから。
でも、特ににつっこみ無く終わったからヨカッタ。

とりあえず、食事に。
今日はチャールズさんの知っている店に連れて行ってもらった。
フィッシュタコスとチキンシーザーサラダで迷ったけど、
順子がタコスにしたからサラダをオーダーし無理矢理シェアさせた。
フィッシュタコス、すごーーーーく美味しかった♪また食べ行きたい。
またまたチャールズさんはほとんど食べていなかった。スマソ
 
休憩終わってハーパー氏へチャールズさんの質問タイム

 「事件の知らせから3時間ごに電話をするまで何をしていたのか?」
 「家庭では何語で会話しているのか?」
 「生前に彼らの家に遊びに行ったことが何回あるのか?」
 「一時的ガーディアンシップの決定をしたコートを覚えているか?」
 「なぜ警察を学校やミッチェル家族の元へ連れて行ったのか?」

これにより、

 「アリッサのことを思っていたらすぐに行動にでていたはず」
 「英語を使っているので今までのアリッサの環境とは正反対」
 「同じアトランタに住んでいながら交流がなかった」
 「先に約束を破ったのは彼」

ということが浮かびあがった。
さらに、夜間にフロリダまでチキンを輸送している彼に対し、

 「フロリダで事故に巻き込まれ帰ってこれないとき、
  ともこさんも昼間に働いているのに誰が子供の世話をするのか?」

と追求した。

さらに、ジャッジからも

 「なぜ奥さんとあきこさんの間には交流が無いのか?」
 「奥さんの勤め先は住まいから遠いが子供はどこに預けるのか?」
 「あなたは飲酒・大麻で逮捕歴があるが間違いないか?」
 「銃を違法で持っているようだが間違いないか?」
 「たばこを吸うようだが、アリッサが喘息を持っていることを知っているか?」
 「遺書にはアリッサとその他の子供にと書かれているが、
  アンソニーには他に子供がいたのか?」

などなど、驚愕の事実が判明。
だいたい、アンソニーに他に子供がいたなんて!
結婚前の出来事だそうだけど、お姉ちゃんそのこと知っていたのかなぁ・・・
管財に関する質問でも、

 「アキコのバンは母に売り、アンソニーの車は姪の卒業祝いにプレゼントした」 「家の中は全てかたずけ、だいたい物は売った」

など、考え無しの行動だらけ。
途中、「家の中の物全てガレージセールで売った」と誤解し、
順子は「どうしてぇっ!」と叫び立った。私も涙が止まらなかった。
姉の遺品は何一つ残されていないと思ったから。
後に、「家の中のほとんどがガレージセールで買った物だ」
と言ったことがわかったけど、それも失礼な話だな。
まぁ、そんなこんなで彼1人だけで2時間半ちかく皆に攻められ、
最後は「アメリカ人なのに英語がわからないのですか?」と言われるほど、
混乱して答えられなくなっていた。
こんなおバカな夫だなんてともこさんも可哀想な人だ。

最後は、アリッサの弁護士のコメント

 アリッサは、日本語を第一言語とし、ハーパー家族は英語をそれとする。
 日本ではアメリカの学校へ行っているそうなので、
 今までの環境に一番近いと思われる。
 ここは、日本の家族にガーディアンシップをとってもらい、
 3週間以上の休みがあるときにアメリカへ連れてきてあげればいいのでは?
 
と言ってくれた。ここまできたら一安心。
肝心のジャッジは、「1ヶ月以内に郵送する」そうだけど、
このコメントが覆されることはまずないであろうとのこと。
こうして、丸2日かけたコートは無事終了。
帰りのエアーチケットも変更しなくてすんだ。良かった〜。

夜、また『寿司ヨコ』で会食、楽しい時を過ごした。
皆、興奮していた。
中でもチャールズさんが一番壊れていた。
昼間のスーツ姿からヒップホップ少年に変身してた。
ブラウン家族(奥さんが聖○院の事務で働き、旦那さんはアメリカ人、
子供のベン君も聖○院の1年生)も合流して、夫婦が出会った頃の話を
おもしろおかしく話してくれた。V( ̄▽ ̄)V Group activity!!(謎
順子は英語の飛び交う中、寝地蔵と化していた。

今回のことで思ったこと、
 
  人の和って素晴らしい

皆の協力がなかったら今アリッサは日本にいなかっただろう。
姉を連れて帰ることすら出来なかったかもしれない。
今回知り合った皆に感謝。
これからあたしもこの和を大切に育てていきたいと思う。
いままで自分勝手に生きてきてごめんなさい。

そして最後に、
長ーーくなってしまったこの日記を最後まで読んでくれて、ありがと〜☆ミ





Court (防衛)  2002年08月22日(木)
いよいよ、この日がやってきた。
余裕をもって、7:30にミッチェルさんが迎えに来てくれた。

入り口で手荷物&ボディチェック。
まるで飛行場みたい。

部屋に入る。
広い。
議会中継なんかで見る最前席のような雛壇がある。
一番上が、ジャッジの席。
左下が、記録係の席。それにしても記録係のおばちゃん怖い顔だな。
なんかこっちにらんでる?いや、元々そういう顔なのか?
右側に証言台。あそこに立つのか・・・
右の壁側にアリッサの弁護士とポリスの席。
たぶん、そこが陪審員の席なんだろうけど、今回は民事だから無し。
部屋の真ん中が私たちの席。
ジャッジに向かって左側が私たち、右側がアンソニー家族。
後ろに仕切を入れて、聴衆席。
それにしても、綺麗で明るい。
壁は白で机や仕切などは木製。
サスペンス劇場なんかで松尾和子がうなだれて立っているシーンだと、
裁判所って灰色なイメージだったんだけど。

10:00
やっぱり、向こうは家族総出でやってきた。
変更後、初めてみる向こうの弁護士。。。
でっぷり太ったおばちゃん。
あごはペリカンだし、目は白目三白。
手の平以上に小さくて真ピンク色。
順子曰く、そういう手の人は肝臓が悪いらしい。
どう見ても、前の弁護士の方が切れそうに見えた。
「勝ったな」密かにそのときは思った・・・

10:30 ジャッジが入室
一同起立 着席
緊張してきた。
チャールズ(私たちの弁護士)さんと私たちの間には通訳がついた。
日本人のみゆきさんと言う方で、朝きてちょこっと事情を聞かされただけだったので、コートが進むにつれ内容を把握し、胸を痛めていたみたい。
途中に要約を言ってくれるんだけど、そのたびに順子がでかい声で反応するから、「シッ」っと注意されてしまう。だから、同時通訳はしてもらえなかった。
山本先生・エディさんと順番に証言に立つ。
まずは、チャールズさんが質問してそれに答える。
一通り終わると、こんどは向こうの弁護士が質問。
なんだかわからないけど、偉い剣幕でがなり立ててるぞ。
チャールズさんのは何となく聞き取れるけど、彼女のはさっぱりわからない。
勢いでは完璧に負けてる・・・気がする・・・大丈夫なのかなぁ?
開始からずっとあたしは、前アトランタ教会でもらったクロスを握りしめていた。

そんなときあちらの弁護士は言った。

 「警察が学校へ来て騒がれ怖かったと言っているが、
  その時母親は何をしていたのか?」

・・・・・

 「彼女は死んでいました」

バカか、この弁護士。
何のためにこのコートが開かれてると思ってるんだ?
これには、皆笑うしかなかった。

エディさんの証言の途中で1時間半のランチタイムになった。
コート近くの中華でミーティングしながらの食事。
領事官も忙しいのに来てくれたから合流。
こんな時でもおなかは減るのだぁ。パクパク モグモグ
ん?エディさん、チャールズさんはそれぞれ餃子、春巻しか頼んでない。
あんなに大きな体なのに、それっぽっちしか食べないの?ダイエット?
違った、私たちのためにあれこれ考えて胸一杯で食べれないみたい。
ちょっとモリモリ食べてる自分が恥ずかしくなった。

13:30 エディさんの証言再開
と、思いきや、なんだかお互いの弁護士がモニョモニョ話してる。
どうやら、むこうが示談交渉してきたらしい。
その内容は
 1.メインガーディアンシップ(保護者権)は私たちに譲る。
 2.夏休み2ヶ月、冬休み1ヶ月はアメリカへつれてくる。
 3.その費用は、アンソニーの口座にあった$20,000から支払う
 4.アメリカへいる間のガーディアンシップはアンソニーサイドが持つ。
と言うようなことだった。
「これをのまないと全てを失う可能性もあるとチャールズさんが言っている」
と通訳された私達。かなりブルったけど、この条件はのめない。
後から、その訳が誤解だったことをしり、すぐに却下した。
なんでも、一瞬でも向こうにガーディアンシップがいくと、
そのまま親権申請に持ち込まれてしまうらしい。危ない危ない。
この間に費やした時間2時間半。無駄でした。

さて、エディさんの尋問タイム。
向こうの家族は、エディさんをかなり敵視しているから、
ひどい言われようだったみたい。かなりしつこく尋問されてた。
またまた通訳は自分の胸にしまっているから私達にはさっぱりわからず、
ただ不安を募らせる時間が過ぎていった。

次は、あたしの番。
左手を聖書にのせて、右手を「インディアンうそつかない」調に差し出し、宣言。
マイクごしに大きな声で話すよう、注意をうけたけど、
自分の声ってマイク通して聞くとかなり不気味。つい小声になってしまうま。
ここでもずっと、クロスを握りしめてた。
緊張で、ドキがむねむねしてしまう。
途中まで順調(?)にいってたんだけど、むこうの質問で、
「(アリッサの)パスポートは、どうやってお母さんに渡ったんですか?日本で渡したのですか?アメリカで渡したのですか?」
って質問、本気で忘れて答えにつまった。大木さんに渡したんだっけ?
日本でお母さんに渡したんだっけ?あれ?
お母さんが2度目にこっち来る前、あたしは日本でお母さんに会ったっけ?
あれ?入れ違いで会わなかったんだっけ・・・?やっぱ、あたしアルツだわ。
昔、面接の時に総理大臣の名前ど忘れしたこともあるし。アッハッハ(マジ)
そんなあたしに日にちに関して聞いたって答えられるわけも無いじゃない。
みゆきさんの顔をすがる思いで見たけれど、そこに答えがあるはずも無く
なんか、自分が恥ずかしくて、一生懸命やってくれてるチャールズさんの顔をまともに見れないくらい申し訳なかった。もう2度とこんな経験したくない。

今日のところはここまで。
ってことで、明日また再開されることになった。
げ、帰りのチケット変更できないやつなんだけど、大丈夫かなぁ?

コートを出て駐車場に向かった。
「あれ、アキコさんの車・・・」ミッチェルさんが教えてくれた。
やつらは、姉の車で乗りつけたんだ。なんて酷い奴ら!
それは、アリッサも物でしょ?なんでおまえ達が使ってるわけ?
消え去るまで順子は仁王立ちしてにらみつけていた。
悔しいけど、涙が出た。

夜は、皆で『寿司ヨコ』にて食事。
「明日のために」他、語りあかしてなんだか楽しかった。
楽しんでちゃいけないのかな?
あしたは、順子がつるし上げられる。大丈夫かなァ?


アトランタへGO!  2002年08月20日(火)
新島は結局行かなくて正解だった。
18・19日ともに帰りのフェリー欠航だったし。

予定通り、本日アトランタへ。

朝から一騒動ありまして・・・

うちの長男、貴一君(30才)は、自宅より徒歩10分ほどのところに独り住まい。
誰に似たのか、気むずかしい奴で、実は先週末にけんかしたばかり。
「20日は来ないからなっ!」と捨てぜりふを吐いて出ていったのだけど、
成田へは、前もって大野からのリムジンバスを予約しておいたから、
「20日って見送り頼んでないしね〜」とほっておいた。

リムジンバスは11:00大野駅発だから、10:30に家を出る予定だった。
10:00 いきなり貴一がやってきた。しかも車で!
 貴「おはよう」

 私「え?やだお母さん、お兄ちゃんに迎えたのんでたの?」コソコソ
 順「しらないよ、頼んでないよ」
 私「でも、車で来たよ。会社も休んだんじゃない?」
 順「困ったねぇ」コソコソ

 貴「10:30なら間に合うって言ってたのにまだ用意出来てないの?」

 私「ちょっとっ!やっぱりお母さん頼んでたんじゃん!」コソコソ
 順「頼んでないってば!」
 私「じゃぁ、なんで時間まで知ってるのよ」
 順「困ったねぇ」コソコソ

 貴一、やや機嫌悪そう・・・

 私「ばれないように、リムジンキャンセルしておくね」
 順「それがいいよ」

すっかり余裕こいて順子がのんびり仕度したため、10:45に車に乗り込む。
直後・・・

 貴「で、どこまで行けばいいの?」
 私「え???」
 順「どこまでのつもりだったの?」
 貴「大野でも成田でもいいけど」
 
んだよぉ、だったらバスのほうが費用安いじゃんかぁ!
でも、11:00発だぞ間に合うのか?
とりあえず、通り道だし行ってみよう!

混んでる行幸にいらつきながら、伊勢丹前交差点をクラクション鳴らしまくって強引に右折、2分前なんとか停留場へ乗りつけた。バスはまだ来ていない。ホッ♪

 「一度キャンセルしてしまったのですが、乗れますか?」
 「あぁ、ここの前に誰も乗って来てなきゃいいけどねぇ。
  キャンセルしてるからねぇ。皆が乗り終わるまでそこで待っててよ。」

そ、そんな・・・

 「姉ちゃん、姉ちゃん、大丈夫だよ。乗っていいよ。」

あぁ、疲れた。

13:30 成田第2ターミナル着
ネットで予約入れたから、「そんな会社ありません」なんて言われたら・・・
とずっと不安だったけど、ちゃんとチケットもらえた。
すぐにデルタへチェックイン。
15:30のフライトだから、スタバで一息してから、搭乗手続きしますかね。
なんて、のんきにゲートをくぐったら、

ぁんじゃこりゃ〜!

人人人。出国窓口3つしかあいてないからちっとも進まない。
「15分を過ぎますと、搭乗出来ない場合があります」って貼ってある。
ちょっと、のんびりしすぎたか?
ギリギリ15分前に搭乗口へたどり着いた。
ふと、手に持っていた二人分のパスポートとチケットを確認したら、
な、無い!順子の帰国分チケットが。どうして?なんで?
あ、出国手続きのおっちゃん返してくれてない!
デルタのきれいなお姉さんが、走って取りに行ってくれました。

もういや、バカ家族。ってあたしか。

ひたすら寝て、食べて、寝て、
映画はまたもや「アイスエイジ」だったけど、それも観て、寝て、食べて・・・
13時間後、発狂寸前にアトランタへ到着。
今回は、出迎え無し。地下鉄「MALTA」初体験。
「寝ちゃだめですよ」と領事に忠告受けていたので、
乗ってくる人全てが悪人に見える。
片手で荷物を押さえつつ、侍のようにきちんと座った。
順子は、しっかり眠ってた。

RENOX駅着。
すぐにモーリーへ電話。
げ、しらない女の人が出た。
日本語、通じない。
どうしようぅぅぅ。
「OK、Thank you!」なんて、ちっとも理解してないのに受話器を置いた。
途方にくれ遠くを見たら、車道に一台車が到着、モーリーが手をふっていた。
助かった。

部屋は、依然あたしが使っていたところだった。
懐かしい。知らない女の人は、モーリーの友達だった。
子供二人つれてMaxと遊ばせていた。
Maxは、あいかわらず格好いい。ちょっと大きくなったかな?
土産のパワーレンジャーフィギュアとハム太郎ふりかけをたいそう喜んでくれた。

夕食は、隣に住む両親のところでごちそうになった。
「米ナスとトマトのチーズ焼き」がとてもおいしかった。
イタリアンレストランに来たようだった。
順子は、お手製ピクルスに惚れ込んでいた。

21:00 何もすることがないので就寝。
    時差、13時間。飛行機で台爆睡。
    はたして眠れるのか?


初デート  2002年08月13日(火)
8月16日が誕生日だという彼を食事に誘った。
普段は都内に出てくることの無い彼だけど、
今日から休みだっていうから思い切って誘ってみたらOKしてくれた。
待ち合わせは6時、新宿南口。
改札だと人混みがすごいから、サザンテラスにしてもらった。
慣れない彼には、着いたら電話をもらうことになっていたけど、
ちょっと早めについた私が何度かけても出てくれない。
きっとまた持って出るのを忘れたに違いない。
手すりによりかかって待つこと10分。
ふと左奥に目をやると、スタバの前に彼は立っていた。
照れくさいのかCAPを目深にかぶって。。。





2人きりでこうして会うのは初めてのこと。
ぎくしゃく歩きながら会話を探した。
センチュリーまで歩いていくと、花壇にアリッサが座っていた。

「連れて来ちゃった。そのほうがおまえも気が紛れるだろう。」

彼は言った。
すっかりお見通しだったのね。
じゃぁ、コレも知ってた?
お祝いとか言いながら、ホントは私がメキ食べたかったんだって♪








writer★☆★KEiMO
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