::KEiMOの世界::



家の中  2002年03月21日(木)
アリッサを迎えに来るので、午前中学校でベビーシッター。
20分も連絡無く遅れてセーラがやってきた。
私は、ここにはいないことにして陰から見守っていた。

送り出した大木さんとミッチェルさんの話では、車の中にアリッサの洋服がたんまり入っていたという。やはり、きのう家に入ったのは間違いない。しかも、お姉ちゃんが小学校の時に作ったドレス(アリッサも入学式のときに着た)も入っているのを事情をしっていた大木さんが気づいてくれた。後で、ミッチェルさんから返してもらうように伝えてもらおう。

セーラから鍵を受取り、エディとオフィスのブラウンマキさんと一緒に家に向かった。アマヤ先生はSALEにだしている家の買い取り希望者が現れたとかで急遽お休み中のマキさんにお願いしたのだ。弁護士のチャールズも来てくれた。学校来る前に買って置いた花束を2つ部屋に置いて、しんみりしながらも捜し物開始!なんか、土足でドカドカプライベートな部分に踏み込むのは気がひけるけど、メソメソしている場合じゃない。

必要なのは、アリッサとお姉ちゃんのパスポート。
学校の書類。アリッサのダンスシューズ(タップを習っている)
お姉ちゃんの遺言にまつわる物が見つかったらうれしいけど、
たぶん作っていないだろう。。。

パスポートはすぐに見つかった。見つけたのはエディ。さすが!
アリッサの洋服はほとんど持って行かれてしまっていたので持ち帰るのはあきらめた。遺言関係はやはり見つからなかった。

パスポートが見つかったので、ゆっくり部屋の中を見ることにした。
前に来たときに一緒に撮った写真が飾られていた。
出会った頃のアンソニーとお姉ちゃんの写真も笑っていた。
他にもたくさんの写真が出てきた。持って帰りたいけど、まだ持ち出せない。
一緒にアウトレット行ったときに買った物、日本から持っていった物、新しく増えた物たち、お姉ちゃんの暮らしぶりがうかがえる。ここで御飯たべて、ここでタバコすって、、、前に来て置いて良かったと思った。そして、去年来なかったことを後悔した。階段の踊り場の壁には、初めて家に行ったとき闇かくれんぼをやらされて、激突して作った私の鼻とおでこの痕が残っていた。(このとき私はむち打ち&鼻の軟骨を折っている)懐かしくて笑えた。でも、その時のことを知っていて、一緒に笑ってくれるお姉ちゃんはもういない。


うげ  2002年03月20日(水)
あと5日で親権がおりる!
という今になって、アンソニーの家族がファイリングをした。
ワンダーというお姉さんと、セーラという妹がそれぞれ
「アリッサはアメリカに住むべきだ」という意義を申し出たらしい。
肝心の母親からはその後なにも言ってこない。
とにかく、これで、25日に全て解決という望みは無くなった。
なんのために3週間も待っていたのだ!
おまけに、彼女たちにせっつかれて、警察が家の鍵を渡してしまったらしい。
両家そろったところで渡されることになっていたのに。
前もって、インビスティゲーターにお願いしておいて良かったと思う。
さらに、明日の12時から8時まで、アリッサをキープしたいとの連絡も入ったとのこと。まさか、家の中に入れる気じゃぁ・・・そんなことは、してはならない。私もエディとアマヤ先生に付き添ってもらい、明日家の中に入ることにした。


食生活  2002年03月19日(火)
午前中、いつもの4人のベビーシッター。
12時にデイビットが私たち5人をレノックスモールの側にあるフィップスプラザというモールへ運んでくれた。今日は、映画を観ることになっているのだ。

まず、フードコートでそれぞれ好きなもの勝手ランチ。
ここに来てすごく驚かされるのは子供達の食生活。
ビグラーさんとこのスターリング&アキちゃんは一切の野菜を拒否。御飯とふりかけだけで生きているようなもの。シリアル、ピザやナゲットとかは食べるけどね。
さゆりちゃんもそう。彼女は御飯に醤油をかけて終わり。野菜はニンジンなどをそのままなら食べる。サラダもドレッシングかかっていなければ食べる。肉も焼いただけとかなら食べる。ソースがかかってはいけない。
とにかく調理しちゃダメらしい。ハンバーガーも最近になってやっと口にするようになったとか。この前、ビグラーさんとこにさゆりちゃんもお泊まりにきて、私が唐揚げを作ったとき、フライドチキン好きな彼女が食べてくれなかったということがある。そのときはかなりへこんだけど、これなら納得。とにかく手作り物はダメなのだ。やすしくんもかなりの偏食らしい。しずかちゃんの野菜嫌いは、私の子供の頃とおなじくらいかな。♪ピーマン残しちゃいけませーぇん♪とクレヨンしんちゃんの曲にもでてくるようなかんじ。これなら理解できる。アリッサは、あまり好き嫌いがない。「何飲みたい?」と聞くと「お水くださーい」と答える。ジュースとかはあまり好きじゃないらしい。健康思考なお子さま。

でも、『ピカピカお姫様」(お皿ピカピカなるように全部食べる)と呼ばれ、いつも食べるの1番だった彼女だったけど、今回のことがあってから、食事時集中して食べなくなった。おなかも減っているし、食欲もあるのだけど、お話に夢中になって箸がすすまない。先に食べ終わった子供の動きを目で追って食べることを忘れる。何度も私が「ほら、口が動いてないよ」と注意しなければならない。1回の食事に1時間ちかくかけるようになってしまった。その他、「天使のような子供」と校長先生に言われていたように天真爛漫な彼女が友達と良くケンカするようになった。ケンカといってもつかみ合い殴り合いってのじゃないけど、そう、ひがみっぽくなったといえばいいのかな?「だって、しーちゃんが・・・」とか「しーちゃんばっかりずるい」とか。ずっと、ミッチェルさんの所に泊まっていてしずかちゃんと姉妹のような関係が出来上がってきたからかな?といい方に考えることもできるけど、ちょっと心配。

まぁ、なんとか食事を終え、デイビットと別れてモール内の映画館に。
今日観る映画は「ICE AGE」今、バーガーキングのキッズミールのおまけにもなっているもの。全てCGで出来ているアニメ。ジャングルブック氷河期版ってかんじ?ちょっとちがうか。まぁ、そのうち日本でも公開されるだろうから。。。前回の「CROSS ROARD」よりもわかりやすかった。英語も所々は理解できたし。結構笑えた。映画代は大人$6、子供$5ととてもお得。字幕無しでも理解できたら幸せだっただろうな。

映画が終わってでてきたら、デイビットが迎えにきていた。というより、ずっとそこでまっていたらしい。そこで、子供達を引渡し1人で買い物して帰ることにした。ここにいると遊びに行くということができないし、家にこもっているのは1番嫌いだからどうしてもウィンドウショッピングに走ってしまうのだ。と言っても決して物価は安くないので(円安だからかえって高いかも)見てるだけ。でも、フィップスプラザ内のGAP KIDSでサボと、ターゲットという日本で言えばヨーカ堂みたいなとこで、スクラップブック用のグッズを購入。スクラップブックは、ビグラーさんのを見て影響を受けた。もともと写真好きだから、ハマるだろう。

さすがに今日は迷うことなく帰れた。
ファーマーズマーケットで買った食材をつかい、回鍋肉を作ってみた。
日本では順子におまかせで料理などしたことがないので、もちろん作り方もしらない。それでも、キャベツとモヤシと豚肉と味噌&みりんで炒めたらそれらしいものが出来上がった。美味しかった。ただ、こっちの豚肉スライスにはなぜか軟骨が紛れ込んでいる。それに気づかずそのまま調理してしまったので、食べるの面倒くさかった。「お腹いっぱいなの」と言っていたモーリーも匂いにつられてやってきた。子供達には作る料理ことごとく拒否されていたのでドキドキしたけど、美味しい美味しいと全部食べてくれた。うん、やればできる!


方向音痴  2002年03月18日(月)
私はかなりの方向音痴。
高校の時も入学式の次の日、学校までの道がわからなくなり遅刻するところだった。教習所でも、教官にあきれられた。

今日も、さゆりちゃん、やすし君、しーちゃん、アリッサのベビーシッター。
夕方開放され、気晴らしにレノックスモールへ。
「大丈夫?」と送ってくれたミッチェルさんに、「はい、まっすぐ行って1度曲がるだけですから」と笑顔で答え、RICHY'Sからチェック。別に何を買うってわけでもなくウィンドゥショッピングにあけくれ、日没前にモーリーのところへ帰れるように6:30にモールを出た。さて、運動不足解消に歩きましょ。と外へ出たのはいいが、どっちに向かって真っ直ぐ歩けばいいのだっけ?・・・レノックス沿いにピーチツリーロードを行けばいいんだよな。これがピーチツリーかな・・・てくてく歩く。なんか様子が変。戻ってみる。でもやっぱりピーチツリーロードって書いてある。お、バス停に黒人のおばあちゃん発見。たどたどしい英語で聞いてみる。「これ、ピーチツリーロードですよね?」「そうだよ」うーむ・・・と考え込んでいるとおばあちゃん、「どこに行きたいの?」「友達の家」「住所は?」「わからないけど・・・1022」「どこの1022」「それがわからない」頭の中を♪迷子の迷子の子猫チャン♪が回る。一緒に頭をひねるお婆ちゃん。そしたらバスが来てしまった。オーディエンスにすがったのはいいがさっぱり解決しなかったが、とりあえず、ピーチツリーロードだということに間違いはない。それならこのまままっすぐ行けば、曲がるところがでてくるはず!(曲がる所の目印だけは覚えていた)また、元の道をテクテク歩いた。・・・・テクテクテクテクまだつかない。テクテクテクテク・・・MALTAの駅発見!そうそう、そういえば前に案内されたとき、ビグラーさんが「ここが駅だから」と教えてくれたっけ。じゃぁ、合ってるんじゃん。と自信を持ち、テクテクテクテク・・・・おっかしいなぁ、こんなに遠くないはずだけど。やっぱ、車だと近く感じるのかな?もうちょっと歩いてみるか・・・テクテクテクテク1時間ほど経った。まだ目印が出てこない。目印は灰色と白の大きなマンション。見落とすはずがない。あたりもすっかり暗くなってきた。かなり不安になって、10分手前に電話があったのを思い出し引き返す。まず、モーリーの所へ。。。でたのはペッピーナ。彼女には日本語が通じない。道に迷ったって何ていうんだっけ?「I lost・・・」小声で言ってみる。たしかlost worldって映画あったよな。「What?」通じない。「Can I talk to morry?」「she is out.」どうやら隣の両親の家に行っているようだ。電話番号を教えてくれたけど、ペンもないので覚えきれず、あきらめた。ミッチェルさんに恥ずかしながら電話。どうか出て下さい!「hello?」あぁ、彼女の癒し系な声だ!よかった。これで帰れる。「あのぅ、道に迷ってしまいました。」「今どこ?」「なんちゃらって店の前です。周りにかんちゃらってのがあって。ピーチツリーロードにいるのは間違い無いんですけど・・・あのマンションが出てこないんです。」「え〜?そんなとこまで歩いたの?かなり距離あるよ。それに、彼女の家はレノックスロードを曲がったところだよ。迎えにいってあげたいけど、今車無いのよ〜。大丈夫?レノックスモールまで引き返して、右に曲がるのよ」と教えてもらった。そっか。出だしからまちがえていたのか。。。1時間かけて歩いたところは勿論1時間かけて戻るしかない。かなりクタクタになって、振り出しに戻った。レノックスロードをズンズン進むと、またMALTAの駅が出てきた。これが正解。そのまま進むとすぐに目印のマンションが出てきた。ここからが勝負。何故ってここまがるとモーリーの家まで、細い道で、外灯もとぼしいから。走るの苦手ぇなんて言っている余裕もなくダッシュ。車でなら2分ってとこだけど走ると結構ある。おまけに最後は上り坂。モーリーの家の前がさらに怖い。急な下りと上り坂。おまけに、木の根がアスファルトを持ち上げているから足をとられそうになる。でも頑張った。こんなに走ったのはいついらいだろう?軽いエクササイズのつもりで出かけたのに。汗だくだ。しかも変な汗かいた。


ゴチグルメな1日  2002年03月17日(日)
日曜日は礼拝の日。
面倒がりながらもなんだかんだと、毎週ちゃんと教会へ行っている。
でも、やはり英語の説教は何を言ってるのかさっぱりわからず日本語だって30分もスピーチされちゃぁ寝てしまうというもの。英語の賛美歌はもちろん口パク。献金も皆小切手きってる中ささやかすぎる紙幣を金額ばれないようにこっそり潜り込ませるのもまた苦痛。「これはイエスの肉であり、血である。」とまわってくる葡萄酒とパンを口にするのもなんとなく抵抗がある。「なら、行かなきゃいーじゃん」と言う声が聞こえるようだけど、そこは日本人、、、断りきれない。でもね、今日は自らの意志で大木さんに着いてきたのだ。アトランタ クリスチャン チャーチ お姉ちゃんのメモリアルサービスをやってくれたところ。この前もらったクロスのキーホルダーが相次ぐ引越でどこかへ行ってしまい、なんか落ち着かなかったのでもう1回もらいたかったのだ。もちろん、これからのこともお祈りしたかった。私はクリスチャンでは無い。仏教徒でも無い。でも、神様の存在は信じている。神様は心の中にいると思う。真剣に願えばかなうと思う。そんなこんなで、今日もまた行って来た。最後にしっかりキーホルダーおねだりして。

12時半に礼拝も終わり、お腹もすいた。
大木さんと旦那さまのディビット、お子さまのさゆりちゃん&やすし君と共に「コーナーズ カフェ」でランチ。外観からしておいしそう。入ったらやはり、大混雑で30分待ち。お子さま達は出たがってたけど、待つことにした。だって、私はカフェ好きなのよ。あの出来たてパンとカフェらしいフード達。。。待ったかいあり、かなり満足な味でした。おまけにゴチ。申し訳ない。明日の朝用にパンも買った。

午後は散歩がてらレノックスモールを1人歩こうと思いとりあえず、モーリーさんの家に送ってもらったら、ひとしさんの車が止まっていた。そうか、今日ビグラーさんはフロリダへ行くんだった。飛行場まで送っていった帰りに寄って夕飯おいしい所へ連れていってくれるってそういえば言ってたっけ。でもまだ2時すぎたばかり。夕飯には早くないかぁ?と思っていたら、「ファーマーズマーケットに食料買いに行くけど敬子ちゃんも来る?」とひとしさん。あれ?おいしいお店は・・・?と思いながらも着いていくことにした。ファーマーズマーケットは、前に校長先生に連れていってもらったアジアンスクエアだった。ま、今日は昼間においしいモノたっぷり食べたから夜はカロリー控えめに自分で作るか・・・とあれこれ買い出し。味噌やごま油など、クローガーでは手に入らない食品を中心に購入。「さて、帰りますか。。。でもその前に、家寄っていく?」とひとしさん。へけ?それこそ増田さんが・・・なんてちょっと驚いていたら、「この前、ゴハンごちそうするって言ったでしょ。リズ(ビグラーさんのファーストネーム)からも敬子が1人で寂しいだろうから食事誘うように言われてるし。それに、インターネットやりたいでしょ?」なぁんだ、それを早くいってくださいよぉ。と肩をバシバシたたきつつ懐かしのビグラー邸へ。とりあえず、モーリーさんのとこでの話とかをリビングでしていたら、ピンポーンと訪問者。ガラス越しに目が合ったその人はもえのちゃん(増田さんの子供)だった。学校で借りた本を返しに来たとのこと。彼女が帰ってから、「増田さんまた頭悩ませちゃうねぇ。お2人ってのは・・・ねぇ」とひとしさんと笑ったのは言うまでもない。お言葉に甘えて、ネット使わせてもらった。この家に滞在中、ほぼ毎日つかわせてもらっていた。メールやBBSで友達と連絡とれるから。おかげで、ホームシックにもならなくてすんだ。

日も暮れたので、ディナーに・・・
ステーキ、焼き肉、イタリアン・・・何が食べたい?
といわれ、「何でもいいですぅ」なんて答えながらも、和牛じゃなくちゃイヤなの私。イタリアンにしてもらった。

ひとしさんの仕事(大工)のパートナーで美食家でもあるビルのお勧め店でもある、『ippolito's』へ。駐車場の空きを探している間に店の外まで人が並んでしまった。とりあえず、名前を記帳しに中へ入ったら、2名ならどうぞ。と先に入れてくれた。ラッキー。大人数だとテーブル空くのを待たなければならないようだった。メニューはひとしさんにおまかせ。イカリングとマッシュルームのグリル、サラダ、本日のスペシャルであるシュリンプのパスタをオーダー。エビは衣がついてないと好きじゃないとは言い出せなかった。まず、最初にガーリックトーストがどーんと出てくる。これは、オーダーに関係なく出てくる。ガーリックトーストというよりガーリックブレッドと表現した方がいいかな?焦げ目のあるあのカリカリとした食感のものとは違うのだ。見た目的にはガッカリだったけど、食べたら最高だった。シュリンプのパスタはちょっと柔らかすぎたのが残念だったけど、シュリンプは衣なしでもおいしかった。イカリング&マッシュルームのグリルは食べても食べても無くならず、テイクアウト。今度他のメニューも食べてみたいと思える店でした。

今まで、アトランタは食が合わない、どこへ行ってもマズイ。
と言っていた私。ただ単に、お姉ちゃんが連れていってくれるところがまずかっただけなのね。ちょっとアトランタが好きになってきた。








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