taidanarunichijyou
見てみますか?

2008年03月05日(水) がりんせんせいのおしえ

朝起きて骨壷におはようを言うけど
姿はない。

いままでもっとたくさん写真をとっておけばよかったなと
後悔ばかり。

眠れなさ過ぎて
朝八時には会社。
もちろんフルメイク。
ないたらマスカラと付けまつげとアイラインが
なくなっちゃうから。

仕事があるって幸せだなぁ。


今日の仕事帰り
やっと、ママンにおひめが亡くなった事をメールしました。
もう少し落ち着いてからにしようとも思ったんだけど
そしてお返事メールが。

穏やかな顔で眠りについたね、心配せんでも
絶対また生まれ変わるよ、どこかでまたあんたと、
出逢うかもね。ご苦労様でした。

帰りのバスの中で読んで、
たまらなくなって、
家に帰って速攻ママンに電話して
わーわー泣いてしまいました。

「あんたに飼われて、もーちゃんも幸せやったよ。
あんたに飼われる前も、だれかにかわれとったんやろ?
長生きしたねぇ。縁があってあんたんとこに来たんよ。
次はうさぎより長生きな生き物に転生するかもね」って。

でもがりん姫は、またうさぎに生まれて来てほしい。
私は卯年だから、こだわりがあるんだ。

そのあとめろんさんに電話したら
「ママすごいね、やっぱ一番わかってるじゃん」
私もそう思ったよ。

また泣いて、涙ってなかなか枯れないもんだなと
しみじみ思う今日この頃。
おひめのいたケージをまだ片付けられない。

家に帰って一人の時間をすごすための魔法の小箱の
モデムの調子がおかしくコードを見ると、ちょっとだけ
がりんがかじったあとが。
こうやってちょっとずつ
がりんのいたずらを見つけては、
悲しくなる。

パソコンを見ながらかたわらにがりんがいる。
それが私の日常だったのに。


今までは悲しいのがいやだから
親より先に死にたいって思ってた。
でも。

絶対に私はママンより長生きしなきゃ。
こんなに悲しい思いを年寄りにさせちゃあいけないよね。


これは、がりんが私におしえてくれたこと。



2008年03月04日(火) かえっても、ひとり。

朝起きては泣いて、
仕事から帰って来ては泣いて。

工藤静香の歌よりも泣いている自分が居ます。

今日は会社からの帰り道に来た
会社の子のメールで
また泣きそうになった。

私はうさぎの素晴らしさを訴え、
会社の子ふたりが、うさ飼いさんになったんだ。

家に帰っても、まだ、がりんの居た
ケージの片付けが出来ない。

さみしいよ、さみしいよ。
いつもいた場所になんで居ないの?

お酒を飲んでもクスリを飲んでも
何の解決にもなりはしない。

仕事が忙しいので仕事をしている時だけが
考えなくてすむ。
定時より早く行って、定時より遅く帰る。
二時間残業当たり前。

本当に食欲がない。

元から食べる事に対して執着のない私だけど
がりんの、最期の最期まで
チンゲンサイをかじっていたあの姿をお手本に
なんとか食べ物を口にしている。

こんな時に、ダイエットのために大量買いしていた
低カロリーこんにゃくラーメンが役に立つとは…。


神様、早くがりんをこの世に転生させてください。
じゃないと、
私が壊れる。

今部屋には、家にきた頃の
若かりし彼女の写真を飾っている。
姿形はほとんど変わっていないのに
なんで死は、無言でやってくるのだろう。



2008年03月03日(月) おひめまつり

夜眠っていて、ふと目が覚めた瞬間と、 朝目覚めた時と
仕事から帰って家のドアを開けた瞬間が
とてつもなく悲しく声を出して泣いてしまいます。

仕事中は仕事の鬼なので
思い出す暇もないのですが
昼休みにはスーパーでチンゲンサイの価格を
ついいつものようにしてしまい、
ああ、もう必要ないのにと、我に返り。

残業して帰路につく時間帯あたりから
「家に帰っても本当にひとり」と
じわじわ来て、マンションのエレベーターにのったら
もう号泣。

ドアを開けてただいまと言っても
当然ながら、何の気配もなく。

昨日ポンちゃんが丁度、梅?桃?の花も入った
お花詰め合わせをくれたので、
私のお部屋は今、つぼみと咲き誇っている花があります。
めろんさんがくれた薔薇は、会社に持ってゆき
日当たりのいい所に飾っています。
頃を見てドライフラワーにする予定。

おひめが旅立ったとき、不思議な事があって
姉様にもらった、蓮の花のガラスケースの花びら部分が
一枚ぽろっととれ、私が愛用しているデコ薔薇フリスクケースの
薔薇の花の花びらも一枚取れ。
がりんが旅路の持参金がわりにしたのかしら?

昨日からまったく食欲がないのでウオッカを飲んでいます。
早く寝てどろんしたいんです。
起きていると、自分の至らなかった事に
どんどん気が付いてゆくから。

がりんが今、小さなカラダでぴょこぴょこと
一人目の神様に逢いに行っている、そう思うといじらし過ぎます。

早く転生して来て。
じゃないと、私が泣きつかれて、そっちに行ってしまいそうだよ。

こんな精神状態を、すごいタイミングで、意外な人が癒してくれます。

某、黒いドリームの初代ギタリストSくん。
この人との付き合いももう、何年目だろう。
この人に17歳でであって、私は東京に出て来たようなもんだから
途切れた時期もあったけど、今繋がってるから世の中不思議。

「飼い主はペットにとって誰よりも強い存在でいなきゃね。
泣いてばかりじゃ、心配するからね」と。
800人超えるマイミ○がいるのに
真摯にメッセージをくれるの。

私はけっこう、いい人に恋をしていたんだなぁ。



2008年03月02日(日) 音のない部屋

昨日の晩は
月の島でお洒落なメシをくらい、姉様と語り
帰路につく時
月の島でバイト中のひめの姿を見付け
即購入。

駅に着いたら看護婦のくみちゃんが
クスリを持って待っていてくれて
それをもらって、立ち話してる時に
涙があふれて仕方なかった。
お礼にシュークリームを渡し、
コンビニで飲み物を仕入れ
家に着いたらめろんさんとオークションを眺めながら
長電話で気が付けばもう3/2。

もらったクスリを沢山飲んでも
途中目が覚める。
夢に出てこない事に
部屋が静かな事に
また涙があふれる。

あたりまえのことが
あたりまえでなくなったときに
それが大事な事だと、改めて気付く。

気付かない事は、さして大事ではない事なのだ。


8:00前には目覚める日曜日のこのカラダ。
恒例の番組を見てからもう一度寝ようと思ったけど
なんとなく無理で
素敵なキラキラケースを作るために
ネイルのネットショップを見まくる。

決定出来ないまま
とりあえずケースだけ買いに行こうとお外へ。

昨日おひめが天に昇った場所は
私の通勤路なので、毎日毎日きっと思い出す。

某ビルの地下の卸売り店をのぞき、99ショップで
ケースを手に入れ、そこでポンちゃんからメール。
思えば一番おひめを預かってくれたのは
ポンちゃんなんだ、ありがとうね。

ケースを買い、他の材料はネットと比べて買う事にして
帰宅、ネットサーフ中。

私は色んな人に優しくしてもらって幸せ者。
ここ三日ですごくそう感じる。

私信
お誕生日おめでとうございます。
美しく年を重ねてゆきましょうね。
おひめが愛されていたおかげですよ。



2008年03月01日(土) 花 葬

午前11時ちょっと前。
がりんをおむかえに車がやってきました。

私は、自分の使っていた冬物のコートに
ハサミを入れて、がりんを包む布にしました。

そして、抱きかかえたまま、
火葬をしてくれる業者の人に。

外は眩しい程の太陽と暖かさ。


めろんさんが、
どうしてもいれたいものがあるから
ちょっとまってて、と、
山手通りを車で飛ばしながら連絡をくれたので

ちょっと待ってる間に、業者の人に
中にメッセージを入れる方もいるので
どうですか?と言われ
あわててコンビニにいってペンを買い
手帳に、がりんへの愛を感謝をお別れを
そしてすぐにくるであろう再会を約束した
メッセージをしたため。

ほどなくめろんさんが車で到着。
50本もの薔薇の花束を持って来てくれました。
白が30本赤が20本。

ありがとう、めろんさん。
ほんとうにありがとう。

がりんはやっぱり眠ってるまま。
一番ふかふかしてる部分の毛を切って
わたしとめろんさんで形見にしました。

大量の薔薇の花に囲まれ、がりんひめは
ほんとうに現実世界での肉体を無くしました。

約一時間後。午後12:10分
骨を拾うときです。

びっくりしたのが
薔薇の花が蒼く焼け残っていた事。

骨もしっかり残っていて
めろんさんと二人で拾ってゆきました。

まずは私が薔薇の花を骨壺に敷き詰め
それから業者の人に色々説明を受けながら
拾ってゆきつつ、
私は必死に前歯を探しました。
そしてしっかりとのこった
可愛いがりんの前歯を二本とも発見!

最後に頭の骨をのせて
骨壺のふたを閉じた頃、さっきまで晴れていた空が
曇ってきました。

めろんさんに家まで送ってもらい、車を降りると
小さな雨粒が。

めろんさんは
「がりんはこうやって知らせてるんだよ!」
っていってくれて、がりんのいじらしさに
また涙が出ました。

今は家で、私の近くに骨壺とお花が。

朝から何も食べてなかった私は
ごくごく普通に、少量のがりんの骨といっしょに
チョコチップクッキーを食べました。
自分のカラダの一部になってほしいから、本当に。

めろんさんからのメールで
あの雨はすぐにやんだから
絶対にがりんのパワーだよ!と。

めろんさんが、けんちゃんに
がりんが迷わないようにお願いしておいてくれたらしいから
きっと迷わずに行けるね。

でも頼りない飼い主だから、
月からいつもみはっててね。
そして私が、苦しい時、時々助けに来てね。
お願いばっかりしてごめんね。



2008年02月29日(金) 月への旅路

会社から帰って来たら
おひめは息を引き取っていました。

でも、まだかすかに暖かくて
朝入れたチンゲンサイも
食べた形跡があり。

苦しんだあともなく、
眠るように、月の旅路についた様です。

だけどしばらくは
涙が止まりませんでした。

泣きながらめろんさんにでんわして
色んな段取りをとって。

旅路が暗いからロウソクをかってきて
ずっとつけてないといけないよといわれ
あわててロウソクを買いに。

今はタオルケットにくるまって
私が抱っこしています。

眠っているようにしか見えないけど
カラダがどんどん冷たくなってゆくんです。

「あんたが今死んでもお葬式するお金がないから、
まだ死んだらだめよ」

弱っているおひめに
私は言い聞かせていました。

そのいいつけを守って、
私のお給料日に亡くなりました。
明日の昼頃には
骨になってしまいます。



最期まで飼い主に気を使う
とても賢く美しいうさぎひめでした。

ねぇ、がりん、
うちにきて幸せだった?

私と一緒の6年と9ヶ月、
幸せだった?

がりんがいなくなった明日からを
私はどうやって生きればいい?

今日はがりんがわたしのところにきて
初めて横で寝てくれます。
最初で最後です。



2008年02月21日(木) ちんげんさい

今日は一日おひめさまにつきっきり。

毛も生えて来て美人顔にもどったから
これからよくなるかと思いきや

いきなり今日明日が山場です宣告を
病院で受けまして。


家に連れて帰って
しばらくはぼうぜんと、元気のないくたっとしてる姿を見て

がりんひめは
うちにきてしあわせだった?
って、問いかけてみて。

しばらくくたっとしてたけど
またがんばってえさを食べてくれて。
もう、どうしていいかわかんないけど
一緒に居たい。



2008年01月28日(月) 食べて起きて眠る、シンプル

前回の日記を書いて。
ひめは、貪欲に生をむさぼり

今も私の傍で、ちんげんさいをたべています。

美人だったお顔の毛が半分抜け
一時はお岩さんのように
片目が腫れていたのに
目の腫れが引いて、
抜け落ちた毛も少しだけ生えてきたの。

動物の生命力ってすごい。

人間が愛だ恋やなんやで悩んで死にたいとか言う事が
バカバカしく、薄っぺらく思えるようになった。

私は姫に勉強させてもらってる。

もう、注射をさせるのは止めよう
病院に連れて行くのは止めようと
前回連れて帰った時に決めたけど

あまりにもシンプルに、無理してでも食べようとするその姿に
私は、最後までお付き合いする事にした。
病院には今4日に一度いってます。

仕事から家に帰ったら冷たくなってるかもと言う
不安が吐き気を呼んで、痩せたけど
今はもう平気。

そんな二週間の間にKサマーの
人間の薄っぺらさや、自分の保身のためには
手段を選ばないところとか
子供みたいなところが沢山見えたので
もう、哀れんだ上に、どうでもよくなって
縁切りました。



2008年01月15日(火) おうちだよ

会社について1時間もしたら
病院から電話が。
ひめさまがあぶないと。

とりあえず午前中で早退。
だけど、僻地から病院が遠い。

13時前に病院に着いたら
ぐったりした、きのうまでとはぜんぜん違う姿の…。

病院の先生の前で泣くことしか出来なかった。
治療すべきか、連れて帰るべきか
判断も出来なかった。
30分くらいして、明日お休みとって
最後に一緒にすごそうと思い
連れて帰ることを先生に言った。

ここの病院の先生はひめをなんども
救ってくれている。

「この子とね、私たちも触れ合えて
よかったです。
ウサギの7歳はね、長生きですよ。
明日、天気が良くて暖かくて
病院に連れてきて水分補給の注射をするかどうかは
明日の、あなたの判断でいいですよ」
そういってくれた。

タクシーを呼んでもらって
泣きながらキャリーをもってマンションまで。

ほら、おうちだよ。

いつも居る場所に落ち着いたのか
病院に居るときよりはえさを食べてくれた。

そしてなんだか、夕方だってのに
おうちに帰ってきた安心感で
なんだか最近のピリピリとしたいつものカンジより、
ゆったりとした気持ちになれたようなきがした。



2008年01月14日(月) もうすぐだよ、わがやへかえろう。

今日はこまごまとしたことに時間を割かれ
ひめさまのところへは
夕方にやっといけた。
ひめさまに、わからないだろうけど
人間の言葉で、ちゃんとひとつの
決断をしてきたことを告げた。

相変わらずお顔が…。
美人のお前が…。

先生が食欲あるからもうつれて帰っても
いいんですけど、って言ってくれたけど
水曜日はどうしても帰りが遅くなってしまう。
ので、そのひまで預けることに。

明日は自分の病院と
暖房器具を買いに行こうと思う。

正直
もう、家に帰ってきたら
次は病院には連れて行かないと
心に決めたんだ。
病院に連れて行かない=お別れのときが
自然にやってくる。

だから暖かい部屋で
ふたりですごそうと思う。

私は浴びるほどお酒を飲んで、
体を温めて
こころはひめさまに暖めてもらう。


 < 過去  INDEX  未来 >


すみれ