自言自語
DiaryINDEX|<古|新>
まだまだもっと伝えたいことがあるんだ。
ホントはがんばれって言いたかった。 だけどなんか押し付けるみたいで嫌だから、 俺ががんばろ。
時どきふっと頭に浮かぶあのフレーズ。 好きな歌? ううん、そんなに好きでもない歌。 だって歌詞さえ思い出せない。 ただただ同じ箇所ばかり反芻。 適当な歌詞当てはめて。
あ、 ああ、 そうだ。 がんばれって言いたかったんだ。
あんたの抱えてる闇。 嫌いじゃないよ。
苦しいのは 自分が間違ってると知っているから 苦しいのは 自分が正しいと知っているから
うん、そうだ。 全部正解なんて選べないよ。
うんそうだ。 それがあなたでそれが正解。
君の好きなものがそこにあるのだから
それでいいじゃないか
手を繋いで歩く ふと見上げる空 青くて
見とれる 僕に見とれる君
君もつられて見上げた空
同じ景色 同じ時間 だけどそこにしかない青
手を繋いで歩く ふと見上げた空 青くて 青くて
見とれる僕に 見とれる君
君もつられて見上げた空に
同じ呼吸 同じ思い だけどそこにしかない青
だけど 僕だけ一人で見てた
なにが真実だなんて 私に分かるはずがない でも私の心が痛むのは真実だ 歴史を学ぶことは 決して真実を学ぶことではない 事実は事実
殺した数が問題ですか? 人殺しが楽しいと思いますか? 戦争が好きな人がいますか? 何故誇りある死を選ばずに辱めに耐え生きているのか分かりますか? 未来に何を残したいのですか?
いやだもういやになる。
侵略戦争。アジア解放。南京大虐殺。従軍慰安婦。靖国神社。真珠湾。原爆投下。東京裁判。シベリア抑留。残留孤児。太平洋戦争・大東亜戦争
昨日の話はもういいから 明日の話を聞かせてよ。
戦争はもう終わりました。 世界は平和になりました。
I Shall Be Released.
こんなこともうありはしない。
たった一つだけ。
さよなら。
最後に愛したあなた。
全ての報われなかった想いに黙祷。
黙祷。
世界が平和でありますように。
その日は朝早く家をでた
最近はずっとお昼前に家を出て あの通りを通ってオジサンの顔を横目で確認して それからランチを食べて それからまた街をぶらぶら 買い物したり 映画をみたり ナンパされたり 帰りにまたあの通りでオジサンを確認して... の繰り返しだったけど
その日はもう目が覚めてからいてもたっても居られなくて テレビを見ててもつまらないし 時計が午前九時を回る前に家を出たの
いつもの駐車場に車を停めて 深呼吸をして 一直線にオジサンのところへ向かったわ
まだ朝早いから その通りにも人は少なくて 私にとっては 人目につかなくて好都合だったわ
いつもと同じ 明るい雰囲気なカジュアルな洋服店と シルバーアクセサリーを扱う小さな店の 間にある小さな路地 いつもそこにオジサンはいるの
オジサンの正面に立ったわ また目が合ったわ 目を閉じてもう一度深呼吸をしたわ それから目を開けるのと同時に オジサンに向かって歩き出したの
私がオジサンの前にたどり着くまで オジサンはずっと私の顔を見たまま 無表情だった
私も負けないように 無表情でオジサンから目を離さなかった
「こんにちわ」 私の記念すべき最初の一言 でもオジサンは何も言い返してはくれなかった まだオジサンと私の目は合ったまま 少し沈黙が流れたの 私頭の中がぐるぐる回転してるみたいで どうしたらいいのか分からなくて でも言わなくちゃ言わなくちゃって
「あの...」 私がそういうのとほぼ同時に オジサンがゆっくり口を開いた
「やっぱり俺が見えてるのか?」
夏好きです。
汗をかいて笑っている人が好き。
暑いなコンチクショウって季節に八つ当たりしてる人が好き。
今日も暑いですねぇとかなんとか世間話している人たちが好き。
たも(虫取り網)持って木の上の蝉を見つめている子供が好き。
暑い夏が好き。
実は先週 今日こそは声をかけると決心して出掛けたのに 結局怖くて 周りの目が気になって 声をかけることができなかったの
何度も何度もオジサンの前を通り過ぎて チラッチラッとその存在を横目で確認し 隣のショーウィンドウを見る振りをしながら立ち止まって オジサンを見て 深呼吸をして 目を戻したら オジサンと目が合ったの!
オジサンは無表情だったわ 私完全に固まってしまったの オジサンの顔をまじまじと眺めてしまったわ 意外に精悍な顔立ちをしてた...
先にオジサンが目を逸らしたの 私その瞬間何故だか恥かしくなって 走ってその場から逃げ出しちゃったの
そのまま車に飛び乗って家まで帰ったの
その日はもう一日中そのことばかり考えてたわ ううん、この一週間ずっとそのオジサンのことばかり考えてた 私絶対に顔を覚えられたと思う もう2度とあの通りにはいけない だってもしもアイツが変態だったら 後を付けられて襲われるかもしれない...
ううん、あの人はそういう類の人じゃない 私のなんとなくの直感だけど あのオジサンは危険な人ではないような気がする 私が気にしなければ たぶん何も起こらない
でもあのオジサンのことを考えないで あの通りを通ることは今の私にはもう無理なの
変な話 変な話だけど もうあのオジサンが気になってしょうがないのよ
だから今日こそ声をかけると決心した もう顔を覚えられてしまったから もう次回なんて有り得ない
だから今日 あのオジサンに声をかけるの
DiaryINDEX|<古|新>
|