２箇月連続で、実家へ子守りに行って来た。
５月も４月同様に保育園で甥っ子を拾う予定だったが、直前になって妹が甥っ子を実家に置いて来たと言うので、私は直接実家に向かった。
妹の精神状態が限界だったらしい。何でも、甥っ子がなかなか寝付かず、やっと寝たと思ったら夜明け前に起きてしまい、遊んで欲しくて妹の睡眠を妨げたとか。
このままでは虐待してしまうと危機感を覚えた妹は急遽休みを取り、甥っ子を連れて実家へ、という次第。
翌朝早くに妹は仕事に戻り、置いて行かれた甥っ子は泣いているかと思ったら、一寸べそをかいたぐらいで、私が実家に着いた時には、母に一日べったり遊んで貰ったのでご機嫌だった。母は疲れてぐったりしていたが。

最近の甥っ子

・鯉幟大好き
余所のお庭で泳いでいる鯉幟を見に行く。甥っ子も持ってはいるのだが（初孫フィーバーに沸く義弟の親が買って寄越した。アパート暮らしで飾れる訳も無し、邪魔になるだけなのに馬鹿じゃないの……と妹はブチブチ言っていたが、はっきり断らないお前こそが馬鹿だと私は言った）、甥っ子はそれを知らない。
高速道路の吹き流しも好き
・歌のレパートリーが増えた
「こいのぼり」と「ハッピー・バースデー」。但し一緒に歌ってやらないと、変な所で、壊れたレコードのようにエンドレス・ループに嵌まる。
・いつもとは違う公園に行ってみた
近くの保育園の子供達が先生方に引率されて集団で遊んでいるのにかち合ってしまい、いきなり警戒する甥っ子。集団がいなくなった後は伸び伸びと遊んでいた。
砂場で遊んだ後、自分の手をじっと見たと思ったら、汚れた手を私の服に擦り付けて来た……なんという事を！
・おにぎりを自分で食べない
普通の食事なら服やテーブルや床が汚れるのが嫌で私が食べさせるし、デザートなら止めても自分で食べようとするのだが、おにぎりぐらい自分で食べたら？と持たせようとすると、「ぺたぺた、いや」と言う。
なるほど、自分の手が汚れるのが嫌だから、私におにぎりを持たせて、その手を自分が持って口に運ぶという訳か。
・「保育園いや」
パンツ型おむつを穿き替えさせている時に言った。「きょうはほいくえんいくの？」とも。「今日は保育園行かないよ、じいちゃんちであそぼうね」と答えると「よかった」と。
・ガリガリ君デビュー
あまりにも暑かったので、３分の１を棒から外してシャーベット状にして食べさせてみたところ、気に入ったらしい。
翌日は残りの３分の２をガツガツ食べて、「もっと」……私でも丸ごと１本一度に食べるのは無理なのに

私と一緒の時はパンツ型おむつを穿かせているが、保育園では基本的に布パンツで過ごしているらしい。
布パンツデビューは甥っ子がクラスで一番早いとか。そんなに急がなくても（失敗すると後始末が面倒臭いから）と私などは思ってしまうが、トイレ・トレーニングの面倒まで見てくれるなんて、本当に良い保育園だと思う。

年度の変わり目で、主人の転勤に伴い、引っ越しをした。
今回の引っ越しは、史上最悪であった。
田舎なので碌な物件が無く、入居先の物件が気に入らず、ものすごーくやる気になれなかった。従って、引っ越し当日は地獄の沙汰であった。
半月かかって漸く片付いて来たけれど、入居初日から既に、ここから退去したい気持ちで一杯である。
主人の職場の徒歩圏内だし、設備は多少古いものの、収納が多くて間取りも良い。
だが、匂いが。外の空気が何故かダイレクトに入って来るのだ。
高気密住宅ではないただのアパートなので、ある程度は仕方ないにしても、家に居ながら憂鬱な気分になるのは、辛くて仕方ない。
一番酷いのが煙草の匂いだ。恐らく階下の住民が、台所の換気扇下で吸っているのだろう、それが我が家に流れ込んで来るのだ。
最初は換気扇のせいかと思って、換気扇の外の排気口を塞いだが、効果は無かった。
空気の流れを辿ってみると、どうやら換気扇脇の小窓から入って来るらしい。
見てみると、窓枠のゴムパッキンが弱くなっている。
何とかしてくれと不動産屋に苦情を入れたが、現在返答待ち。反応の遅さに苛々する。
その間も毎朝毎晩、私は煙草の匂いにさらされるのだ。
嗚呼もうこんな所嫌。

煙草を吸うのは個人の自由だが、煙を吐き出すな。