2023年08月27日(日) |
映画「ミッドサマー」 |
2019年、アメリカ&スウェーデン合作。 日本での公開は2020年2月。 凄い映画らしいとは聞いていたので観たかったのだが、当時は結構忙しくてチャンスを逃してしまったのだった。 あれから3年、テレビドラマ「ハヤブサ探偵団」を楽しく観ていたら、劇中の宗教団体がミッドサマーを彷彿とさせるとネットの声を聞いて、そう言えば観たかったんだよなーとアマプラを探してみたら視聴可能になっとる!という訳で、久し振りに主人が仕事休みの週末に付き合わせたという次第。 え、これ僕も観なきゃならないんですかね……と渋られたが、どうせなら一緒に楽しもうよ!と強制参加。
で、楽しいとは言い難い。 普通の恐怖映画は画面が暗くて物陰から何かが出て来そうだが、これは世界一(画面が)明るい恐怖映画だと思う。 映像は兎に角美しい。 場面の転換も素晴らしい。 うねうねと蠢く静物も効果的。 いやこの状況なら普通は萎えるだろ……という場面でもそうならないのが凄い。 というかまともな精神ならヤベエと判断して逃げ出すんだろうけど、薬物のせいで判断力が衰えるんだろうなー。ダメ、ゼッタイ。 真っ先に逃げ出そうとした人々はセオリー通りに真っ先に消されてたけどね。逃げるんなら夜中にこっそりやらないと。
明るくて美しい景色の中、閉じた世界で繰り広げられる常軌を逸した出来事の連続に、私は途中で昼食を挟んで一息つかざるを得なかった。(単に腹が減ったとも言う) これは何かの伏線なんだろうなと思ったらやっぱりそうだよねと言う答え合わせは出来たけれど、ほかにも色々と散りばめられていそうである。 が、見直して検証する気力は無い。エネルギーを消費する作品であった。 主人は映画の出来としてはいまいちだと言うが、こんだけ強烈に心に残る恐怖映画なんだから十分だろ……というのが私の感想である。 強烈過ぎて、夜中の2時を過ぎても眠れなかったよ!
すすきのの首無し死体事件、犯人が逮捕されてほっとした。 地方の警察は犯罪慣れしていないので(つまりポンコツ)、迷宮入りもあり得るのではと危惧していたのだ。 道警頑張ったな。
事件が起きたのは今月2日。 翌日の月曜夜、私は所用で外に出た。 マンションに戻ってエレベーターに向かう時、集合の郵便受けスペースの床にコンビニ袋が置いてあるのが見えた。 大きさは人の頭程度で、そこから赤い液体が流れ出ているではないか。
脈拍が上がるのが自分でもわかった。
スマホを家に置いて来た事を後悔した。 もし中身がヤバそうな物だったら、マンション入り口のインターホンで主人を呼び出して……ああでもシャワー浴びるって言ってたから出てくれないかも。こんな時に限って役に立たないな!(自分の事は棚上げ理論) などと考えながら現場を荒らさないように恐る恐る回り込みながら近付いてみると、甘い臭いがした。 うん、これは赤ワインだね! どうやら、帰宅した住民の誰かが、郵便物を取り出そうとした時に、買って来たワインを誤って落としてしまったのだろう。飲むのを楽しみにしていただろうに、気の毒に。(酒飲み目線) で、これちゃんと片付けてくれるのかなどうしたらいいのかなと思っていると、タオルのような物を手にした人がこちらに来るのが見えたので、私は漸く安心してその場を後にする事が出来たのだった。
翌朝見てみると、床には何の跡も残っていなかった。めでたしめでたし。
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