通販カタログを見ながら、 「宝籤が当たったら、これが欲しいなあ〜♪」 と夢を膨らませていたら、主人がムッとして言った。 「買っていいって言ってるだろ。そんなに僕の稼ぎが悪いの?」 「うーん、稼ぎは悪くないと思うよ。うちには子供がいないから、教育費がかからない分、大人2人で好きに遣えるし。 ただね、
貴方が汗水流した労働で得た貴重な対価を、私がこんな事に遣って良いものだろうか
と躊躇してしまうのよ。 だから、気兼ねせずにパァっと遣えるあぶく銭が欲しい! それだけの事ですよ」 と力説しておいた。
そう言いつつも、最近ナイショの買い物が多いんだけれどね☆エヘヘヘヘ イーベイまだかなあ、そろそろ届く頃なんだけれど。
久し振りに頭を使って行き詰まったので、幼馴染に電話してみた。 まあいつもの他愛の無い近況報告だったり世間話だったり。 彼女の実家では、犬を飼い始めたらしい。 どんな犬?と訊いたら、物凄く困っていた。 保健所から貰って来た雑種で、可愛くもなければ不細工でもなく、これといった特徴の無い犬で、「ああ、そりゃお前、捨てられるよね……」という感じの犬だそうで。 ひでー!何て言いようだよ!と電話口で大笑いしてしまった。 後で主人にその話をすると、 「酷いな……流石シオンの友達だよね。類は友を呼ぶって本当だね」 と何故か私まで人でなし扱いされた。
彼女がメールに添付して送ってくれた犬の写真は、確かに言葉で言い表すのが難しいものだった。 和犬と洋犬が不思議な感じに入り混じっていて、可愛くもないし、パグのように飛び抜けてブサイクでもない。 ああこりゃ捨てられるわ……と私も思ってしまった。 彼女の親が何故この犬をチョイスしたのかは不明だが、命拾いしたな、犬。
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