主人が毎週楽しみにしている番組があるのだが、今週は特別編成のために五輪が録画されていた。 そのまま消すかと思ったら、これはこれで面白そうと見始める主人。 種目は女子重量挙げ。丁度、日本の三宅宏実選手が出ていた。 凄いなあと感心する主人。しかし私はとても複雑な気持ちになるのだ。何で女の子にこんな事させるん……。 男女平等とは言うが、それとは次元が違う。女性は女性らしく、というのは大切な事だと思う。オヤジらしい私が言っても説得力無いが。 そんな私の気持ちにはお構い無しに、競技に熱中する主人。 「あっ、見た?今の!」 と何だか興奮している。 見てないよ、何?と訊くと、わざわざ巻き戻してくれた。 「ほら、ここ。失敗した後で、ペロリと舌を出すんだ。可愛いよ!」 確かに可愛いけれど。それが何か。 「だって、力持ちなのに可愛いんだよ? くましゃんみたい!」 くましゃん……そ、そうだねプロテインだね(古) 主人は頻りに可愛い可愛いと連発していた。何かが彼のツボに嵌まったらしい。 そういやこの人は、美人タイプよりもこういう愛嬌のある顔が好みなのだった。 その後も彼は、 「親父さんと同じ顔してるー」 と大ウケしていた。
老人、子供、妊婦、病人、障害者、貧乏人。 こういうのを社会的弱者というのだろうか。 そして日本では永い事、弱きを助け強きを挫くのが美徳とされて来た。 でもそれって本当に美徳? 却って彼等を甘やかして付け上がらせているのではないかと、最近思うのだ。
特に田舎の老人ってクソ。 先日も、スーパーの水汲み場(私がいつも利用している店には、専用ボトルを購入すれば飲み水を無料で汲めるシステムがある)で、私の前に並んでいたジジイが自分の番になって、派手に水を零しやがった。 曰く、「初めて使ったもんだから」利用手順がわからず、捨てるべき洗浄用の水もボトルの中に入れて溢れさせたのだった。 私の後ろのオバちゃんは、あらあらという顔で苦笑いしながら、私にも同意を求めるような目付きをしたので、思いっ切り、ウンコを見るような目でジジイを見てやった。オバちゃん私にドン引き。 目の前に手順が書いてあるんだから読めよ。読めなきゃ訊けよ。 オイこらジジイ、この水どうすんだよ!と引き止めて説教をぶちかましたかったが、そんな事したら何故か私が悪者になってしまうド田舎の不条理。 後ろのババアも知らん振りしていたので、仕方なく私が店員を呼びに行き、床の始末を頼んだのだった。 だって滑って危ないじゃん。
本当に田舎の老人って一事が万事この調子。大っ嫌い。 迷惑妊婦や子連れ、障害者の類も同じで、あいつ等と来たら、自分は弱いのだから、何やっても許されて当然みたいに思っている。 だから、いつでもどこでも平気でマイルールを押し通す。 巫山けんな。
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