天上天下唯我独尊

2012年03月26日(月) 深い溝

福島第1原発2号機の原子炉格納容器内の水位が、推定よりだいぶ低い60cmだったと発表された。
格納容器内の水温は50度前後で安定しているという話だが、他に汚染水漏れもあり、漏れた汚染水は既に海に流れ込んでいたという。
昨年の事故で既に大量の放射性物質が海に流れ込んでいた事を思えば、今更80リットルぐらいどうって事無いような気もするけれど。

続いて放送されたニュースは、全村避難していた福島県双葉郡川内村の役場機能が、移転先だった郡山市から川内村に戻されたという話であった。
うわー、ようやるわ……というのが私の素直な感想である。
多分、福島の人々は感覚が麻痺しているのだろうな、程度は違えど、放射線量高めの土地に住み、その地の食べ物を口にしている私と同じで。
政府は昨年末に収束宣言を発表してはいるが、そんな宣言なんて何の保障も無い事は、その前に出された福島県の食の安全宣言で、既に解り切っている。
格納容器の中がどうなっているのか、容器の底がどうなっているのか、燃料がどんな状態にあるのか、誰も知らない。
出て来るのは楽観的な憶測ばかりで、原発事故は未だ継続中なのだ。
それなのに帰村。
当然TVでは、その行為に関して非難めいた事を述べる者は誰一人としていなかったけれど、原発事故関連ニュースの直後に帰村ニュースを持って来た事が、無言の警告に思えた。

未だ福島に残っている人々は、他都道府県民とは感覚が違うようだ。
先日、うちの親が知り合いの福島人から、福島の温泉に招待されたらしい。
親は、落ち着いたらそのうちに、と丁重に断ったそうだが、招く方も些か無神経ではないか。
原発事故は、収束していない。現在小康状態にあるだけで、いつ何が起こるかわからないのだ。
そんな所に住んでいるばかりか、他人を招くなんてよく出来るな。
高速道路のSAやPAのごみ箱に福島産の食べ物が捨てられているというニュースを先日見たが、マスコミが欺瞞を煽った結果がこれだ。
私も貰っちゃったよ、福島産の食べ物。
食べ物を貰って無邪気に喜んでいた私も、冷静に産地チェックした主人の「福島産か」という一言で一気に引いた。
配った方も、一体どういうつもりなんだか。
我が家では食べちゃったけれど、食べずに捨てた人もいるんだろうな、と思った。



2012年03月25日(日) さようならN響アワー

N響アワーが、本日最終回を迎えた。
毎週欠かさず観ていた訳ではないが、無くなるとやはり寂しい。
本日のゲストは、嘗ての司会者だった、池辺さんと檀さん。
そして番組内で、池辺さんの駄洒落特集が!
最後に特集してくれないかなーとは思っていたが、本当にやってくれるとは(笑)。
池辺さんの駄洒落は好きだが、あれだけ一度に放出されると、何だか胸焼けが(苦笑)。
肝心の名演奏特集のシメは、スヴェトラーノフ指揮のチャイコ5番4楽章だったが、4楽章だけでなく、全部聴きたかった。
演奏が終わって舞台上で、指揮者がホルンの松崎さんの手を取ってその演奏を讃えたというエピソードを、檀さんが話してくれたのを聞いて、一層そう思った。
だって4楽章じゃなくて、ホルンの演奏が素晴らしかったのは別の楽章だったという話なのだもの。
それを毎週紹介してくれた良い番組だったのに、何で終わっちゃうんだろう……という空気はスタジオにも流れていたと思う。
本当に、何でNHKは良い番組を潰してしまうのだろう。

最後の番組の最後に、現司会の挨拶があり、黒崎めぐみアナウンサーが声を詰まらせていたように聞こえたが、じゃあ終わらせないでよ!と思った。
これだけ惜しまれて幕を閉じる番組なんて、なかなか無いだろうに。
4月からは「らららクラシック」とかいう新番組が始まるそうだが、短命に終わりそうな予感。
出来れば史上最低の視聴率でも記録して、すぐに潰れてくれれば、N響アワーの復活とかにならないだろうか。
皆で「ららら」を観ずに、NHKにN響アワー復活希望メールをガンガン送れば、実現するんじゃないか?
でも、復活するとしても、黒崎アナよりも上品な感じの人に担当して欲しいな、というのは望み過ぎだろうか。
取り敢えず、番組の復活を希望するものである。


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