主人の父から電話があった。 我が家は父の日も母の日も誕生日も全てスルーする代わりに、2人纏めて年に1度バレンタインのチョコを送るのだが、先日手配しておいたそれが本日届いたとの事。 「ありがとうな。でも、食べるの勿体無くて……」 電話の向こうで、義父は何故か申し訳無さそうに礼を言った。 昨年は主人のチョイスで、発掘チョコにしたのだが、義父は「途中で面倒になってなあ、そのまま食べちゃった」と言い、主人が肩透かしを食らっていた。 「何だよー、折角選んだのに。僕が発掘したかったよ」って、自分が欲しい物を相手に贈るという、何かの心理学か。じゃあ自分で買えよ! そして今年は主人に相談して、ネットで見付けた可愛い動物チョコにした。 味見はしていないが、東京の有名点なら味は大丈夫だろうと思い、店から直接送って貰うようにしていたのだ。 「お義父さんは可愛いのがお好きだと聞いていましたから。お口に合うといいのですが。お義母さんとお2人で、どうぞ御賞味下さいね」 「うん、凄く可愛かった。でも可愛くて、食べちゃうのが勿体無くてなあ……」 と義父がもしょもしょと言うのが主人とそっくりで、思わず笑ってしまった。 味が落ちる前に食べて下さいね、と念を押しておいたが、あの人が可愛いのは、父親譲りだったのか。 新たな発見であった。
主人には昨日、コンビニで見付けた可愛い小袋を渡した。 たった1日を待てない私。 だってリラックマがあまりにも可愛かったのだもの……! おまけ(というか私としてはこちらがメイン)のキイロイトリのストラップは、私の物になった。 本当は主人に持たせたかったのだが、あれこれぶら下げるのが好きではないらしい。可愛いのに。 それだけではなんなので、本日地元の菓子店で、ちゃんとしたのを買って来て渡した。 勿論私もご相伴に預かる訳だが。
福島第1原発2号機の温度計が、400度をぶっちぎったそうで。 東京電力は温度計の故障と発表したが、もうお前の言う事なんて信じられるかー! だってメルトダウンしてないって言ってた癖に、ダウンどころかスルーしてるって話じゃん。 何で東電が未だに福島原発を管理しているのかが謎過ぎる。 政府は福島原発をさっさと東電から取り上げて、直接管理下に置けよ!
こうなると、去年見た夢が急に現実味を帯びて来た訳で。 もう200km圏内はお仕舞いだ。 私は凄ーく逃げたい。先んずれば即ち人を制す。今すぐにでも福島から遠ざかりたい。 なのに主人は逃げない派。私には全く理解出来ないことに。 お金なら当分は何とかなる。仕事も新天地で見付ければいいじゃん。貴方の才能なら何とでもなる!と私が言っているのに、彼は頑として首を縦に振らない。 もうこの人放っちゃって、1人で逃げようかとも思うが、宝籤で高額当籤でもしない限り、そこまで思い切る事が出来ない。 主人のいない人生なんて面白くないから、一緒に連れて逃げたいんだがなあ。
ここに残るとして、もし2号機が爆発したら、どうすればいいのか。 すぐに逃げられるように今から荷物を纏めておくべきか、それとも屋内退避で事態の収拾が付くのを待つべきか。 前者を採るなら持ち物を減らしておくべきだが、後者を取るなら買い溜め必須。採るべき道によって、全く逆の事をしなければならないのだ。 「どうしたらいい?」 と主人に訊いたら、なるようにしかならないから大丈夫だよ、と訳の判らない返答。 「そうじゃなくて! 備えて何をしておくべきかを訊いているの。ね、何を買って置いたらいいと思う?」 「うーんと、
ポテチ。
湖池屋のがいいな♪」 「……」 それは、お前が食べたいだけだろー! 私は真剣に訊いているのに!
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