幼馴染が、ネット経由で意味深なメッセージを寄越した。 何かあったのか?と思って電話してみたら、彼女は 「ああ、そんなつもりじゃなかったんだけれど心配かけて御免。大した事じゃないんだけれど」 と前置きして話し出した。 ご母堂が脳卒中で倒れて入院したのだそうだ……充分「大した事」じゃないか! 前兆は無く、突然の事だったらしい。 発見が早く、すぐに病院に運ばれて手術を受けたのだが、現在麻痺が残っているそうで。 でも遠くで家庭を持っている彼女にはどうする事も出来ず、今は独身の妹が、入院している母親と家事の出来ない父親の面倒を見ているのだそうだ。
ええ〜……何だかとってもショック。 そのご母堂というのはとても美しい人で、一体おばさんは幾つなのだろう、どこの化粧品を使っているのだろう、それとも徐福の薬でも飲んでいるのだろうかと不思議に思うぐらい、昔から変わらぬ美貌を保っていたのに。(因みに幼馴染は、残念な事に父親似である) うちの親よりずっと若くて、あんなに綺麗だった人が、そんな事になっているなんて。 何か、えらいダメージを受けてしまった。
しかし両親の面倒を見に帰った妹というのが、これまた家事スキルが低いらしく、おじさんの食事が可哀相な事になっているらしい。 話を聞いたらとても気の毒になったので、お節介だと知りつつも、うちの母に電話して、それとなく何か差し入れてくれるように頼んでしまった。 年末年始に里帰りする際には、私もお土産持ってお見舞いに行って来よう。 嗚呼しょっく。
金の価格の高騰を予測していたのに、元手が無かったがために一儲けし損ねたぜ!という話を先日書いたら、 「要らない金製品を売ったら、結構な儲けになったぜ!」 という大変羨ましいメールを頂いた。 片方だけのピアスや、チェーンの切れたネックレスでも、塵も積もれば山となるらしい。 金製品なんてあったかな……と思って家捜ししてみたら、思った以上に「K18」の刻印が入った物があった。 特にピアス。えっ、こんなのが18金?というのも多かった。 元々私は烏で、光り物大好きなのだが、金属アレルギーが悪化した今では、ピアスの出来ない体になってしまった。 どうせしないのだし、この機会に纏めて売ってしまおう。 結婚前に主人から貰ったピアスだけは、もう身に着けなくとも手許には残すけれど。 流石にね、それだけは売ったら駄目だろう。
同時に、抽斗の中から、ああそう言えばこんなのあったっけという銀色の指輪を発掘した。 結婚指輪が銀色なので、金色の指輪を一緒に嵌めると、どうにも違和感がある。 これなら丁度いいかな、とその銀色の指輪を流しの脇に置いていたら、帰宅した主人がそれを見て曰く、 「こんな指輪持ってたっけ」 と。 「あーそれ、ずっと前に拾ったの」 本当である。 ずーっと前に、路上に落ちているのを見付けたのだ。 どう見ても安物だし、こんなのに執着する人なんていないだろうと、そのまま連れて帰ってしまったのだ。 「ええ〜拾ったの? 道理で……嫌な感じがすると思った」 「嫌な感じって、えーと、それは。もしかして」 「うん、指輪から出ているものがね。いい感じはしない。まあ、でもシオンには合っているのかもね」 マテ。何だ「合っている」ってのは。 霊能者が良くないものを感じると言うのだから、次のごみの日に捨てよう。そう思った。
因みに、金製品はまだ売れていない。 買い取り専門店がどこにあるかわからない……。
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