| 2011年08月31日(水) |
貴志祐介著「新世界より」 |
読了。 上巻前半はちんたら読んでいたが、後は1日1冊ペースだった。 SFは卒業したの買って失敗したのと言っていた割りに、一旦引き込まれるとあっという間。 自分の作った世界に読者を魅了するのが上手いんだ、作者が。
但し、話自体は好きではない。 色んな意味で気味の悪い話であった。 まず、手記なのに女性が自分の濡れ場を台詞付きで語るなんてあり得ない。それが1番の違和感だった。 でも作者は手記の形を取りたかったのだろうし、売れるためにはエロシーンは必須なのだろう。 しかし、中学生やそこらで……とか、同性愛は如何なものかと。私がそういうのを嫌いなだけなのだけれど。 超能力いいなーとか、こういう管理社会って憧れるなーとか思うけれど、私だったらこの世界で大きくなれる自信が無い(笑)。 早々に処分される自信がある。とっても。 近眼だし、今の普通の世界ですら気狂い扱いだし。 それに多分、愧死機構は私に効かないから、どんなに頑張っても進級は出来まいよ。
フィクションだから別にいいけれど、千年後の世界も感情優先で動く馬鹿ばっかりだったら嫌だなあと思った。 そういう馬鹿こそ滅びればいいのに。 と思う時点で、私は生き残れないだろうけれど。
主人がメールを寄越した。
「そろそろ帰る。今日の晩飯なに?」
そして文末には、チラっと覗き見する動く絵文字が。 か…… 可愛い〜〜〜〜〜〜〜〜!! 絵文字も可愛いが、それをチョイスする主人が可愛いと思った。 客観的に「可愛い」からは程遠い50歳前後のおっさんなんだけれどね。
可愛いんだけれどー!と萌えたら、調子付いたようで、それ以来お願いメールには必ず絵文字顔文字を添付して送って来るようになった。 断れないじゃないか……!
しかし上には上がいて、主人の知り合いはハートやらロケットやらが飛んでいるメールを寄越すのだそうだ。 見せて貰ったが、確かに飛んでいた。 その人はもう80近いと聞いたけれど、その歳になって新しいツールを使いこなせるのには、率直に感心した。
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