久し振りに、日本海に沈む夕日を見て来た。 冬の海とは違う表情の、穏やかで気持ちのいい海だった。 もう波と戯れる歳でもないので、遠くから眺めるだけだったが、今思えば少し勿体無かった気がする。 折角だから泳いで来れば良かったかなとも思うが、海の水はしょっぱくてべたべたするし、砂がざらざらするし、虫はいるし、余り好きではないのだった。 私はプールでいいや。
そう、ざらざらと言えば。 泊まったお宿は高級感を売り物にしていたが、お部屋もお料理も今一歩であった。 綺麗な部屋ではあるのだけれど、趣が全く無い、一寸リッチな大学生のワンルームマンションという雰囲気だった。 部屋付きのお風呂は良かったのだけれど、お湯が流しっ放しで、それに気付かずに夜まで流しっ放しにしてしまって、軽く自己嫌悪に陥った。 私のせいじゃないとは思うのだが、何だろう、貧乏性が板についたかまぼこなので、ダメージを受けてしまう。 お料理も一見豪華なのに、肝心の味が微妙で、極め付けは床のざらざら。 チェックインした時は何とも無かったのに、食事から戻ると布団が敷いてあって、床の上に砂が零れていたのだ。 多分、布団係はアルバイトか何かで、海で遊んだ後の砂をよく落とさずに仕事にかかったのだろう。 そして季節柄か、DQN客が多かったように思う。 夜の9時過ぎに幼子連れて花火とか無いわー。23時過ぎに24時間営業のスーパーで見掛ける子連れと同じ手合いか。 主人は男子トイレで可哀相な子供を見かけたそうな。 まだ2〜3歳と思しき男の子が若い父親とトイレに来ており、男の子は1人では用を足せずに大泣き、父親はチッ面倒臭えなあという感じで最終的に手を貸したらしいが、その父親から感じたのは愛情ではなく、本当に面倒臭いと言う感情だったそうである。 子供が子供を生んじまったんだなあ、ああいうのは、と彼はぼやいていた。
そんなこんなで、嘗ての高級旅館も張りぼてになってしまったなあと、寂しく思った。 もうここに泊まる事も無かろう。 まあ今回だって、自分の金で泊まった訳じゃないんだけれどな。
東京の地理はさっぱり解らないんだが、先日の、新小岩駅で電車に女が飛び込んだ話は怖かった。 跳ね返った死体というか血塗れの肉塊が売店に飛び込み、4人も怪我をしたとか。 これ、被害者も目撃者も、トラウマになるんじゃないか……。 是非とも被害者とJRには、この馬鹿な女の遺族に対して、損害賠償を請求して頂きたい。 死人に鞭打つ事を極端に嫌う人がいるが、こんな迷惑な死に方を選ぶ奴には、容赦無く鞭打っても構わないと、私は思うのだ。 しかも飛び込んだのは成田エクスプレス。 飛行機に間に合わなかった人もいるのだろうか。
最近は暑くてサボり気味だが、私はジョーバに乗りながら1日15分の読書を日課としている。 先日読み終わったのが、上野正彦著「自殺死体の叫び」だ。 著者が東京都の監察医だった頃のお話を集めていて、「死体は語る」と重複する部分もあるが、とても面白かった。 その中で、飛び込み自殺についての記述がある。 自殺する方にも事情はあるのだろうが、飛び込み自殺は死体の損傷が著しく、片付けを強いられる方は堪ったものではないという。 周囲にしてみれば、ただただ迷惑である、と。 そりゃそうだよなあ。 普通の自殺だって片付けるのは迷惑だと言うのに、四方八方に飛び散られては尚更だ。
東京ではしょっちゅう人身事故と言う名の飛び込み自殺があるらしいが、世界一と謳われる日本のダイヤの正確さを、こいつ等が乱しているのかと思うと、非常に腹立たしい。 電車への飛び込みは、厳罰に処すべきだ。本人が駄目なら遺族にも。
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