天上天下唯我独尊

2011年07月09日(土) スマートな電話

主人の携帯がもう寿命のようだ。
折り畳み式なのだが、畳んでいるとバイブが利かないので、着信があっても気付かない。
発信も通話も微妙で、何遍かけても繋がらない。
やっと繋がったと思うと今度は聞き取れない。
そしてブチッと切れる。

「これじゃ携帯電話の意味が無いから買い換えてよ!」
と私もブチッと切れた。
そもそも主人は携帯電話が嫌いな人間である。
いつでもどこでも呼び出されるのが嫌だと言う。
携帯を持つようになったきっかけも、「無いと出張で困るから」なので、携帯が無いと不安などと言う今時の若者の気持ちはさっぱり解らない。
それでも「次に買うのならスマートホン」と決めていたらしいのだが、今はまだ色々と不安要素があるから買い時じゃないなどと言う。
しかしそれではこっちが困るので、じゃあ繋ぎとしてやっすい携帯を買うか?と訊いたら、やっぱりスマホがいいと言う。
「でもまだ買い時じゃない。それに高いよ」
とブツクサ言うので、ループを起こす前に、じゃあスマホ買っちまいな!と私が後押しした。いや寧ろ清水の舞台から蹴り落としたと言うべきか。
ボーナス後じゃなかったら、清水の舞台はもっと高かったであろう。
私のを買い換えた時にも思ったけれど、なんでこんなに高いのさ、今時の携帯電話って。
必要最小限の機能だけでいいから、安くしてくれよ!と思う。
でも見た目も可愛くないと嫌。

4箇月前にこの店を訪れた時にはもっと沢山の携帯電話が並んでいた筈だが、驚くほど数が少なくなっていた。
数が減った上に、可愛い携帯電話となると、もう皆無である。
携帯電話はもう終焉を迎えて、時代はスマホなのか、時の流れは速いな……などとババアの気分に浸っていたら、可愛いまでは行かないが、一寸心動かされる色のスマホがあった。
ピンクのスマホ。これいい!
これ買いなよ!と主人に勧めるも、えーピンクは嫌と即却下された。やっぱりそうか。
でも色違いのを購入する事に。
30分ほど待たされて、漸くカウンターの席に着いて、スマホを注文した。
しかし本当に高い。3月中に買えば1万円引きだったが、あの頃はこの防水タイプは未発売だったので仕方が無い。
最後に
「やっぱりピンクにしようよ。可愛いよ? この地味色だと後悔するよ、本当にいいの?」
と念を押したのだが、これがいいと言われてあっさり玉砕。
シャンパン色のスマホを買って帰った。

帰宅すると、主人は早速新しい玩具にかかりっきり。
仕方が無いので、夕食は私が作った。(仕方無いのかよ)
食後もずっと主人は玩具で遊んでいたので大人しかった。
「最早電話ではないな、これは」
と言いながら、あれこれ弄っている。
スケジュール管理の出来るアプリもダウンロードしたらしいので、今年はスケジュール管理能力が問われるポストになってしまったのに相変わらず手帳を持たない主人には、丁度いいかも知れない。スマホを使いこなして、頑張って出世して貰おう。
私も触らせて貰ったが、よくわからないながらも、未来の機械みたいで楽しい。
「いいなコレ。私はピンクのにしようっと」
「えっシオン、こないだ携帯買い換えたばっかりなのに、スマホ買うの!?」
「ううん、今は買わない。でも5年ぐらいしたらあのピンクのやつ買うんだー♪」
「5年も経ったら別なの出てるだろうよ……」

スマホは買ったものの、お店では携帯からのデータの移し替えをやって貰えなかった(安いんだからマイクロSDカード買って自分でやれよ、という意味の事を言われた。私だったら「判らないから嫌だ、こんだけ高い物を買うんだからそれぐらいサービスしてくれ」と食い下がるところだが、主人はあっさり引き下がっていた)ので、主人は前の携帯電話からちまちまと手作業でアドレスなどを入力していた。
しかしスマホはなかなか言う事を聞いてくれないらしく、隣のキーが反応して、入れたばかりのデータがパァになったりしていた。
うわあまた消えたーと嘆く主人に、
「やっぱり『スマート・ホン』だからさ、スマートじゃない人には向かないんじゃないの〜」
と酷い事を言う鬼嫁であった。
スマホには万歩計も入っているらしいから、頑張って痩せてね!

※反応が悪いのは、画面保護シールのせいという噂も。ずーっと貼ったままで使う私とは違って、主人はさっさと剥がして、入力が楽になったとと喜んでいた。



2011年07月08日(金) 業務妨害ストーカー

薬が切れる前に、病院に行った。
今通っているのは大きな総合病院ではなく、個人経営の医院だが、評判がいいのかいつ行っても馬鹿混み。
なので、なるべく朝早くに行くようにしている。
1週間の中でも最も混雑しそうな月曜日と金曜日は避けいところなのだけれど、薬が無いので仕方が無い。

早くに行ったお蔭で、駐車場も空いていたし、割とすぐに診て貰えた。
まあいつも通り、医者は早口でさっさと終わらせたい感がありありだった。
これだけ繁盛していれば、さぞかし儲かっているんだろうなー。

診察が終わって、雑誌を読みながら会計の順番を待っていると、ヘンなのがいた。
ジジイではないが、小汚い格好のせいもあり、年齢不詳なおっさん。
そいつがずーっと、会計係の女の子に話しかけているのだ。
俺こないだどこそこに行って来たんだ、今度一緒に行かないか……とか、それってデートに誘っているつもり?
女の子の方は明らかに迷惑そうであるが、患者様相手にはビシっと言えない様子。と言うか、あの年齢ではまだそこまでの経験値は積んでいないだろうから、致し方無いか。
何々さん、幾ら幾らになります、と会計業務をこなしながら、男の独り言の相手をこなしていて、とても気の毒だった。
カウンター内には何人も同僚がいるのに、誰一人として助け舟を出してくれないのな。
女性ばかりだが、皆ターゲットが自分じゃなくて良かったと思っているのだろうか。怖い職場だ。
私の名前が呼ばれたので彼女の前のカウンターに立ったら、ぺちゃくちゃと喋り続けていた男はすっと横にどいた。
そして他の患者の会計の間は黙っており、会計が終わるとまた彼女の前に陣取り、話の続きを始めるのだ。
こりゃーウザいわ。
あーあ、どうすんのかね……と財布と処方箋を鞄に仕舞いながら見ていると、やっと助け舟キター。
同僚のオバサンが、彼女に他の仕事を与えて、カウンターの奥に逃がしてやっていた。
そして男には「キモいんだよお前」とは言わず、「混んで来たからまたね。お大事に」と体良くあしらって追い出していた。
もう少し早く助けてやってよオバサン……。
でもきっとあの女の子は、後でオバサンに「貴女ももう一寸しっかりなさい。あれぐらい自分で対処出来なきゃ駄目よ!」とか言われるんだろうな。
まあ頑張れ。


 < 過去  INDEX  未来 >


春 紫苑 [MAIL]

My追加