2010年日本。 昨年、アカデミー外国語映画賞ノミネートなるか!?と騒がれたのは記憶に新しい。 原作は読んでいたので、こういうのは受けないだろうなあと思っていたら、案の定ノミネートされなかった。
「嫌われ松子の一生」でも感じたことだったけれど、私この監督、余り好きじゃない。 テリー・ギリアムの手法を真似ようとして失敗している感じがする。(主人はギリアムの真似事にすらなっていないと言い張るが) 歌や踊りも要らない。この人の手法の一つと言われるけれど、こういう演出はどうにも好きになれないのだ。 なので私としては、普通の手法の映画で観たかった気がする。
主人は原作未読ではあるが(そして多分今後も読まないだろう)宣伝のお蔭で女性教師の復讐物語という予備知識はあったようで、夕食時にこれを観るのを頑なに拒否していた。 曰く、食事は楽しくなきゃ駄目、殺したり殺されたり復讐したりと言う内容のものは、食事時に相応しくないそうで。 そんな事言ったら、私が録り貯めたものの殆どはメシ時に観られなくなってしまうんですが……。 暗にシオンが1人でいる時に観るようにと言われていたのだが、主人のいる休日の夕方からこれを観ていたら、丁度夕食の時間に差し掛かってしまった。 観察していると主人もPCをやりながらちらちらと映画を観ていたようだし、特に文句も言われなかったため、食事時にも続けて上映してみた。 あれだけ嫌だと言っていた割には面白かったらしく、最後まで文句は出なかった。 そして事もあろうに、 「エンディングが生温い」 とまで言い放ったのである。吃驚だ。 「最後の一言は蛇足だ。それに少年Aのような手合いは、決して反省しない。更生なんて望めないのだから、罰として徹底的にやっても良かったと思うよ」 ですってよ。 吃驚したが私も同感であったので、若干興奮気味に 「嬉しいわ。珍しく意見が一致したわね」 と右手を差し出すと、彼は 「ええ〜……シオンと同じなのかあ」 と泣きそうな顔をして握手に応じていた。 ラストは原作の方が良かった。 ネットでは後味が悪いと言う感想が多く見られたが、そういう人は多分、子供の純粋で天使な部分を信じたいのだろう。 でも同時に、子供には悪魔的で残酷な面もあるのだ。 見たくないのは理解出来るが、それに目を瞑っていると、少年Bの母親のようになってしまう危険性が大いにあると私は思う。
でも芦田愛菜ちゃんは可愛かったよ!
いやー、吃驚した。
また夜中に目が覚めた。 暑くて窓を開けたら、丁度近所の飲み屋の閉店時間だったようで、従業員達が解散するところだった。 しかし、わざわざ通りで大声で「おやすみー」「おやすみなさーい」と声を張り上げる必要はあるのだろうか。夜中の2時に。 町内会を通じて文句を言えば良いのだろうか。 後から来た余所者が四の五の言うのはどうかと思うが、町内会費だけ徴収され続けるのも癪なので、少し考えてみるか。 どうせ主人に相談したところで、揉め事を極端に嫌う人だから当てにならないし。 それにしても煩い。 酔っ払い達も、震災前はもっと大人しかったような気がする。 ストレスがーとか言うが、酒に頼ってしまう時点で終わってんだよ馬鹿が。
そんな訳で眠るタイミングを逸してしまい、お弁当は要らないと言われていたので、今朝は「行って来るよー」という主人の声で起こされるまでずっと眠っていた。 ヨロヨロと玄関まで見送りに出て、いってらっしゃいと言って、ドアが閉まるのを見た事までは覚えている。 しかしその後の記憶が無い。 衝撃を感じて目を開けると、目の前に壁があった。 しかしそれは壁ではなく、土間の塩化ビニールのタイルだった。 何故か私は、狭い土間に這い蹲るように突っ伏していたのだ。 真っ先に思ったのは、先日土間を綺麗に片付けて置いて良かったという事であった。 右側頭部が痛い。 そちらを下にして倒れていたが、状況からして床ではなく、倒れる時に玄関ドアの内側にぶつけたと思われる。 主人が出掛けたらすぐに二度寝しようと思っていたのが、気の早い事にベッドに戻る間も無く、その場で立ったまま眠り込んでしまったようである。 のろのろと体を起こしていると、ドアが外側から開いた。 出掛けた筈の主人が覗き込んでいる。 「何か凄い音がしたけれど、どうした?」 「んぁ……眠って倒れたっぽい」 フラフラしながらも私が自力で起き上がっている間に、主人はアラアラとか言いながら、私と一緒に倒れていた傘立てを起こし、 「大丈夫か? じゃあ行って来るからね」 と今度こそ出掛けて行った。 何だか吃驚して目が覚めてしまったので、そのまま掃除と洗濯を始めて、再び眠くなって二度寝に戻った時には、10時を回っていた。
後から主人に聞くと、玄関を出てすぐにゴイ〜ンと凄い音がしたそうな。 いつもなら私がすぐにギャーだの痛いだのと騒ぐ声がするのに、やけに静かなので慌ててドアを開けたら、土間に私が転がっていた。 声を掛けるとふにゃあとか何とか寝惚け声で言いながらもそもそと起き上がったし、外傷も無く意識もしっかりしているようなので、緊急性は無いと判断し、そのまま出勤したと言う。 主人は布団の中から見送られるのを嫌がっている節があり、私もいつの間にか主人がいなくなっていると寂しいので、私が眠っていても出掛ける時には声を掛けてねと言っていたのだが、この事故のせいで今後お弁当の無い日は、こっそり出掛けるようになっちゃうんだろうなあ。
↓犠牲者達 
倒れる時に巻き込んだらしい。 主人の傘は職場に置き忘れて難を逃れたが、私の首がこうならなくて良かった(汗)。
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