天上天下唯我独尊

2011年06月13日(月) 力こそ正義

夜中に目が覚める。
それは暑さのせいだったり余震だったりするが、一旦覚めてしまうと、なかなか寝付けない。
頭痛は不規則な睡眠のせいかと思っていたが、一時的に血圧が高くなっているせいもあるかも知れない。
数年前まで90/60だった私も、年齢を重ねて、最高血圧が100を超えるようになって来たが、ほんの一時的にしても138て。起き抜けなのに。
頭に血が上ると、碌な事が無い。
懸案事項が一つ片付いて、私の血圧も平常運転に戻るといいのだけれど。

さて、細切れに観ていた映画をやっと観終わった。
1961年のアメリカ映画「ニュールンベルグ裁判」である。
白黒で、3時間もあるのだ。途中で何度消そうと思った事か。
それでも最後まで頑張ったのは、人類として一応観ておいた方が良いのではないかと思ったからだが、ウィキペディア情報で充分だった。
映画の最後の方で少しだけ触れられていたが、同じような裁判がフランスでもあったらしく、そちらでは無罪判決が出たそうだ。
緊急避難とか考えたら、フランスの判決の方が妥当なんじゃないのかと思う。
東京裁判にしても、結局、戦勝国の押し付けなんだろうな。
勝てば官軍、か。

文句タラタラだが、最後まで観てしまった理由の一つは、主題歌(?)。
ドイツ語の男声合唱なのだが、ヘンデルの「涙の流れるままに」に何となく似ているのだ。
(因みに「涙の流れるままに」は、昼ドラ「牡丹と薔薇」の主題歌「涙のアリア」の原曲である。私もボタバラでこの曲を知ったクチだ)
「涙のアリア」を行進曲風にして、ふんふんと鼻息荒く男声合唱にした感じの歌が、この映画の中で使われていたので、何となく気になって観てしまった。
長い映画の真ん中あたりでフル・コーラスを聴く事が出来たが、多分ヘンデルは全然関係無い、他人の空似的な曲だったようである。



2011年06月12日(日) 佐渡裕指揮ベルリン・フィル

指揮者の佐渡裕がベルリン・フィルを振った話。
NHK−BSで夜中の放送だったので、録画して見た。
というか、我が家的にはサイモン・ラトル指揮の「交響的舞曲」がメインだったのだが。
(ベルリン・フィルの演奏会を、佐渡さん→ラトルで放送していたのだが、何故か1つの番組として扱われていたので、一緒に録画されていたのだった)

佐渡さんが指揮した曲は、武満徹「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」と、ショスタコーヴィチ「交響曲第5番ニ短調作品47」。
武満は昨年、別の曲を生で聴いたが、私にとって現代曲は苦行だとつくづく思った。
主人は楽しんで聴いていたけれど。この人の嗜好は全く不思議だ。
仕方が無いので、私は観て楽しむしかなかった。
打楽器のソリスト達が色違いのジャケットを着ていたけれど、あれはドレスコードが指定されているらしい。
5人で5色だったがオリンピック・カラーではなかったので、どうやら五行思想から来ていると思われる。
日本人が振るから、是非日本人作曲家の作品を!という事だったのだろうが、正直私には何が楽しいのか判らなかった。
あれって、奏者もやってて楽しいんだろうか。
聴衆も、お金払ってコレか……とがっかりしないのだろうか。
TVに映り込んでいた客席のおっちゃんも、大欠伸してつまんなそうだったし。(そのおっちゃんは拍手すらしなかった。やはりつまらなかったのだろうな)
続くショスタコ5番は、何度か聴いて幾らか耳に馴染んでいた事もあり、現代曲苦手な私でも大丈夫だったけれど、武満は私のレベルでは理解出来ない。
元は邦楽畑だったのに、独学で作曲家になったという凄い人ではあるのだけれど。

さて佐渡さん。
個人的には、ジャンプする指揮者は駄目。顔芸する指揮者も好かない。
ジャンプと言えば山本直純。「のだめ」でアリキリの人が真似ていたけれど、リアルで、しかも大柄な人が跳んだらいけないと思う。
汗がダラダラし過ぎて、見栄えも宜しくないし。体質だから、言っても仕方無い事だけれど。
タオルかハンカチで拭いたらいいのに、と私が言うと、
「それが許されるのはネルロ・サンティだけだ」
と主人。確かに見たけれどね、以前のN響アワーで。
しかも棒を止めて、徐にハンカチ出して顔を拭っていた。
演奏は止まらなかったけれど、あれにはN響メンバーも弾きながら苦笑いしていたな。
サンティぐらいの大御所になったら何でも許されるのだろうが、中堅の客演指揮者には無理か。
肝心の演奏が良かったのかどうか、私には判らない。あの曲目で判れと言う方が無理だし(笑)。
名門オケだから、どんな指揮者でもそれなりの演奏をするのだろうし、メンバーがこの人とまたやりたいと思うかどうかで決まるのだから。
佐渡さん指揮の演奏会が終わって、何やら会場は盛り上がっていたけれど、そういう訳で、2度と呼ばれない客演指揮者もいる。
彼が再びベルリン・フィルを振る事はあるのだろうか。

武満とショスタコを経て、音楽がラフマニノフの交響的舞曲になった時、とてもホッとした。
やっぱり音楽は、美しくなくちゃ。
うちの主人に言わせると、武満作品はあれはあれで美しいらしいのだが。
ラフマニノフの次はマーラーの「巨人」だったが、勿論聴かずに消した(苦笑)。
マーラーはもう懲り懲りだよ……。


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