自他共に人でなしと認める私だが、そんな私ですら人でなしだと思った話。
部活の最中に被災し、ただ1人生き残った生徒がいた。 津波に遭って建物に押し潰され、身動きが取れなかったその子は助けが来るまで、友達の死体の上で過ごしたそうだ。
大人でも普通にきつい経験だ。 思い出したくないだろう。 本人も語りたがらないし、こういう時は、無理に話させたり思い出させたりしてはいけないと、その道のプロも言っていた。 それなのに、しつこく話を聞きたがる連中が。 マスコミである。 そりゃこういう刺激的な話は、ネタとして欲しいだろう。 しかし本人の気持ちを考えたら、話を聞かせて欲しいなんて言えるか? 何度断っても彼等はしつこくやって来る。 流石に授業中に学校内に入っては来ないが、主に部活の時にしつこく訊かれるらしい。 余りにしつこいので、隣町に練習場所を変えたが、それでもどこからか嗅ぎ付けてやって来るのだそうだ。
この話を聞いて、流石の私も怒り心頭である。 人でなしの私が認定してやる。 こいつ等は更に人でなしだ。 これは、学校から正式に新聞社に抗議を申し入れてもいいレベルだろう。 人の心の傷を抉るような真似をするなんて、人間として最低だ。
時間はかかるだろうが、この子が辛い経験を乗り越える事が出来るようにと願わざるを得ない。
買っちゃった♪
えへへへ! 欲しかったのー♪ ずーっと前に上京した時、東京見物で叔母にNHK放送センターに連れて行って貰った事がある。 その時土産物屋で見掛けたのが、大河ドラマ主題曲集だったか、時代劇主題曲集だったか忘れたが、そんな感じのCDであった。 うお! すげー欲しい! しかし当時の私は貧乏人。 いや今でも金持ちではないが、1円でも出し惜しみする人間だったので、とっても欲しかったのに買わなかったのだ。
馬鹿だよなー。 買えば良かったのに。 その後インターネットの時代になって、色々と探してみたが、同じ物は入手不可らしかった。 後悔しながらも月日は過ぎ、最近になって新しいのが出たと知った。 それがこれである。 当然すぐに注文した。 主人の職場経由で買ったのだが、取り纏め役の人がこれを見て言ったそうな。 「随分渋いですね〜」 そ、そうなのか……。
届いてすぐに開封した。 横から覗き込んだ主人は、作曲者名を見て、 「錚々たるメンバーだな……」 と。 冨田勲、芥川也寸志、武満徹、間宮芳生、三善晃、山本直純、池辺晋一郎、坂田晃一、三枝成彰など、私でさえ見た事のある名前がずらりと並んでいる。(宇崎竜童と谷村新司も入っているが) 一通り聴いてみて、最初の方の曲は知らないのも多いけれど、「赤穂浪士」は年末になると討ち入り関連の番組でBGMに流すので、聞き覚えはある。 最近の大河は見ていないけれど、実家にいた頃はちよこちょこと見ていたし、懐かしい曲もある。 こうして聴いてみると、1番いいなあと思うのは「いのち」だろうか。 心を掴まれる。 でも何かと似ている……「おしん」かっ。 調べてみたら、あれも坂田さんの曲だった。 そう言えば当事も似ていると思った記憶が甦った。 三田佳子主演だったっけ。医療関係の話だったような。 肝心のストーリーは全く知らない。私は観ていなかったのだ。 でもこのドラマが好きで好きで、その後医療関係に進んだ同級生がいたなあ。 ドラマとして面白かったのは「葵〜徳川三代〜」。ジェームス三木は凄いわ。人間としては兎も角、脚本家としては。 でも、テーマ曲とドラマが私の中で1番強く結びついているのは「独眼竜政宗」。 曲を聴いただけで、1番強烈だった場面が甦った。 政宗が、母親に毒を盛られるのだ。 「母上……!」 「お前の好物であろう」 と母親は無表情で静かに言う。滂沱たる涙で。 観ているこっちも滂沱。岩下志麻凄いと思った。 あ、そう言えばこれもジェームス作品だったか。 あれは名作だわ。また観たいな。
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