天上天下唯我独尊

2011年03月29日(火) タマミちゃん

我が家には電気ポットが無い。
鉄瓶でお湯を沸かし、魔法瓶に入れている。
魔法瓶は中が硝子で、外側にはあるキャラクターが描いてある。これが気に入って買ったのだ。
とは言え、台所に置いてあるものだから、油や調味料が飛んで汚くなっているけれど。
中のお湯が冷めて来ると魔法瓶はキュウウ〜〜と音を立てる。
これが泣き声のようで、我が家では「タマミちゃん」と呼んでいる。
名付け親は主人だ。
名前の由来は勿論、謀図かずおの「赤んぼ少女」から。
原作漫画は読んでいないが、映画の放映を観て以来、魔法瓶が音を立てると、「タマミちゃんが泣いてるよ」と言うようになったのだ。
本当は、絵柄のキャラクターの名前で呼びたかったのに、すっかり定着してしまったではないか。
時々、隣の子供が泣いているのと混同する事があるけれど。

大地震の時は、電気ポットじゃなくて良かったとつくづく思った。
タマミちゃん、大活躍である。
震災を共に乗り越えたタマミちゃんだったのに、本日、大変な事が。
中をさっと濯いで、流しの端っこに置いたのだが、置き方がまずかった。
不安定なところに置かれたタマミちゃんは、バランスを崩して転落したのだ。

ガッシャーン!!

と嫌な音を立てて、タマミちゃんの頭からは、内部ガラスが飛び散った。
破片がキラキラと美しく煌き、タマミちゃんの成仏を願うかのように、華やかに彩っていた。
タマミちゃん……折角震災を生き延びたのに、私の不注意でごめんよ。
片付けをして、主人にメールを入れた。
「タマミちゃんが……お亡くなりになりました。落としちゃったんです。一緒に冥福を祈ってやって下さい」
返事はすぐに来た。

「殺したのか…… (^∧^)」

ちがーう!!
殺してない!
あれは事故だったんだー!!



2011年03月28日(月) もはや電話ではない

今日になって、震災以来初めて、やっと、給油する事が出来た。
一寸並んだけれど。
給油制限はもう無かった。
主人には満タンにしとけと言われたのだが、仕事で車を使う人達への遠慮と、ほぼ空→満タンにしたら幾らかかるんだという不安から、途中で止めて貰った。
それでも車にガソリンが入ったら、なんか安心した。
そのまま買い物へゴー。

花粉症の主人のために、ドラッグ・ストアへ行き、眼鏡の曇らないマスクを買った。
店内は寒かった。
天井を見上げると、エアコンがあった筈の場所に、ぽっかりと四角い穴が開いている。地震で壊れたらしい。
そう言えば、いつも行くスーパーでも、エアコンの周囲に罅が入って下方に迫り出していた。あれは弱点なのか。
外套を着ていても寒いのに、店員さんはカーディガン姿で、手を紫色にしてレジを打っていた。
防寒着の着用ぐらい許してあげてよ、店長……。

次は携帯電話会社へ。
今の携帯電話はとても気に入っているのだが、機種変更を決断したのだ。
バッテリーは交換して貰ったのに、機種が旧いからか、すぐに電池が減るので停電時にとても困ったからである。
しかし、今以上に気に入る機種には巡り合えず。
悩んだ挙句、まあこれならいいかな、という次善の策的に妥協出来る物を選んだ。
一寸高いけれどまあいいか……と思ったら、なんと今月は災害特別値引きがあるのだそうで。
人が大勢死んだ災害のお蔭で安くなるなんて、流石の私も素直に喜べない。
貯めたポイントと併せて1.5万円も値引きして貰った。それでも私にとっては高いのだけれど。
新しい玩具を手に入れてほくほくして帰宅したが、今もテーブルの上には、新しい携帯と一緒に旧い奴が置いてある。
やっぱりこの型、旧くても好きだったんだなあと改めて思う。
電池さえ持てばもっと使っていたかったものの、新しいのを手にすると、その画面の大きさ・見易さ・使い易さには目を瞠るものがある。
ううむ、電話機として使うだけなら今までのでも充分だったが、情報アイテムとしてならやはり新しい方が断然いいのか。
私としては、両方持ち歩きたいけれど、それは無駄だよなあ。

折角新しい玩具を手に入れたので、使いこなせるように鋭意勉強中。
今のままでは完全にオーバースペックだもん。


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