我々は、音楽に囲まれて生活している。
あれ、この曲何だっけ。 聴いた事あるんだが、思い出せない。 何だっけ……ええと、うーんと。 ……。 気になって仕方ないー!
という事が、誰にでもあるのではないだろうか。 ドラマやCMだったら、問い合わせれば教えて貰えるかも知れないし、ネットで割りと簡単に調べられるだろう。 しかし今日の私の場合は、かなり大変だった。
先日、アマゾンからまた何か届いていたよーと箱を渡すと、主人はすぐに開封して、宝物を手に入れた子供のように、えへへへと大事そうに胸に抱えていた……何この可愛いオッサン。 彼がネットで買ったのは、「空飛ぶモンティ・パイソン 40thアニバーサリーBOX」なるものであった。 しかも「シリー・ウォーク(馬鹿歩き)」のフィギュア付き……どうすんだよ、このジョン・クリーズ人形。 で、現在ほぼ毎晩のように主人に付き合って鑑賞している訳だが、大抵途中で眠くなってしまう私が、聞き覚えのある曲でガバと跳ね起きた。 ♪ソッソードーシッラソー ファッミッドソー ソッファッレソー♪ BGMに合わせて口ずさんで 「この曲何だっけ?」 と主人に訊くも、知らないと言う。 誰も知らないようなマイナーな曲は知っているくせに、使えない奴……と思っていたら、ネットで調べてくれた。 「モンティ・パイソン 退屈な株屋の1日」では引っかからなかったが、原題で検索したらフリーク達の英語サイトがひっかかり、そこの掲示板に書いてあったという。 私も自力で調べようとしたのだが、日本語サイトに情報は無く、英語サイトは最初から除外していたのだ。読めないから。 イギリスの番組の如何にもイギリスっぽいコントで使われている曲なのだから、イギリス関係の曲だろう。 そして私の記憶によればこれは組曲。 しかし「イギリス組曲」で検索しても、バッハしか出て来ず……全然バロックじゃないから記憶違いだったかと諦めていたのだ。 それなのに使えないとか思ってごめんね。撤回するわ。 で、主人が頑張って探してくれたのはコレだった。
エリック・コーツの「ナイツブリッジ・マーチ」という曲らしいが……作曲者も曲名にも聞き覚えが無い(汗)。 しかしその後自分で調べてみたら、これは「ロンドン組曲」の中の1曲らしい。 イギリスじゃなくてロンドンだったか……惜しい! ナクソスとかいうところのサイトで試聴したところ、これ知ってるーという曲が他にもあった。 これも題名が思い出せずに悶々としていた曲。 そうか、同じくロンドン組曲だったか。 1度に2つのもやもやな記憶が解決して、実にすっきりな日であった。
| 2010年12月18日(土) |
映画「私の中のあなた」 |
白血病の姉のドナーとして人工的に生を受けた少女が、自分の意思に反した臓器提供を拒んで虐待で両親を訴える、というお話。 法廷闘争かと期待して観たのに、どっこいヒューマン・ドラマだった……まあ内容があったからいいんだけれどさ。
病気の娘のためにキャリアを捨てたばかりか、臍帯血や骨髄目当てで人工授精で下の娘を産むというマジで気狂い染みちゃっている母親役をキャメロン・ディアスが、白血病の長女を人気ドラマ「ミディアム」でお馴染みのソフィア・バジリーバが演じている。 最初私は気付かなかったのだが、一緒に観ていた主人が「これアリエルだよね」と。 アリエルとは「ミディアム」の主人公アリソンの長女である。 中の人の名前までは知らなかったので、映画の配役を見てもさっぱりわからなかったのだ。 次女ブリジット(ブーちゃん)役の子の名前は覚えていたんだがなあ。ブーちゃんにしか興味無いのか私。 どんだけブーちゃん好きなんだよ……と主人には呆れられたが、ブーちゃん可愛いんだよ! 一押しキャラなので、皆様には是非「ミディアム」もご覧頂きたい。 オカルトなドラマだけれど、彼女を見るだけでも価値がある。
脱線したが、話を映画に戻そう。 病気の子供というのは可哀相だ。 親がそれにかかりきりになってしまうのは理解出来るが、他にも子供がいる場合、置いてけぼりの子供は病気の子と同じぐらい不憫である。 映画の家族は、白血病の長女の世話に一杯一杯で、長男の識字障害の発見が遅れた。 せめて父親がフォローしてくれればなあ。 この親父、いい父親なのだが、妻の暴走を止められずに殆ど言いなり。 唯一彼が頑張ったのは、余命僅かな娘の「海に行きたい」という願いを叶えるために、この子を死なせる気かと阻止しようとする自分の妻を振り切る場面ぐらいか。 どちらの気持ちも解るが、客観的に冷静になれずに暴走サイボーグとなった母親には、私はどうにも肩入れ出来なかった。 世の中には多分、そういう母親は多いと思う。
映画冒頭で弁護士の所に行く妹に兄がお金を渡す場面があったので、ああこの2人はグルなのかという事は解ったが、なるほどそういう話であったかと最後に理解するに至る。 結局、癌だったのは長女ではなく、母親だったという話であった。 世の中の親は、この映画を観た方が良いと思う。 戒めとして。
この映画を観て、2つの家族を思い出した。 まずは、事故死した子供のためにと、加害運転手の不起訴不当の署名集めをする母親である。 この人は当時よくTVで取り上げられ、一寸した有名人になった。 私が気になったのは、必死になって署名活動をする親の傍に立たされていた幼い下の子。 折角の親の休みの日なのだから遊んで欲しかろうに、一緒に立ちんぼさせられている子供が不憫だった。 そして2組目は、人伝で聞いた、とある知的障害者家族の話。 両親が障害者同士で結婚し、最初の子供も同じく障害者。 2番目の子はまともに生まれたが、幼い頃から両親と兄の世話をさせられ、頭の程度も普通なので普通の高校に進学するも、「どうせ俺の人生は両親と兄の世話で終わるんだ」という絶望に満ち溢れて、全く生気の無い目をしていたという。 障害者にも人権をとは言うが、あの状態を見たら優生保護法已むなしと思った、と知人は語っていた。 悪いが私もそう思う。
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