引越しの片付けをしていたら、結婚式の時に貰った電報が出て来た。 キティちゃん電報とかプーさん電報とか、幾つか可愛い縫い包みを貰ったのだけれど、新居に遊びに来たちびっこ達に全部やってしまったのだよな。 なので、電報の紙しか残っていない。 1つぐらい取って置いても良かったかな、縫い包み……と今更思うが、あまり執着は無いからまあいいや。 縫い包みも、子供のいる家庭の方が、居心地良かろう。
電報の中に、披露宴に出席出来なかった親友からの物があった。 その日はどうしても外せない仕事があって、駄目だったのよねー。 まあ、私が繁忙期に式を挙げてしまったからなのだけれど。 その彼女も近々、結婚するという。 良かったわあ〜という気持ちと共に、一抹の寂しさも。 やはり、家庭を持ってしまうと、独身貴族のように好き勝手に遊びに行けなくなるものだ。
で、いきなり姑と同居なんだって! うわあ、私だったら無理……でも、結婚を目前にした状態なら何でも受け入れちゃうかも。 私の場合は、主人の両親(大らか)が「アレルギーがあるならペットも処分するし、昼まで寝ててもいいから、シオンさんも一緒に住んだらいいのに」と言っていたのを、主人が「絶対に嫌!」と実家を出て、最初から別居にしてくれたのだった。 そうだ、私も最初は「同居でもいいよ?」ぐらいの軽い気持ちだったのだ。 今考えると無理。絶対。 主人の判断は正しかったわー。
彼女の場合、高齢母子家庭に彼女が入るため、広めのお家をこの機会に買って貰うらしい。 でも探して決定するのは、向こうの仕事だそうで、彼女は余り口を挟まないのだとか。 まあ、お金を出すのは向こうだし、地元に暮らしている人の方が色々と土地の事情もわかるだろうしね。 でも、新婚家庭なのにお家の中を好きなように出来ないのって、新婦としては不満が残るのではないだろうか。 お家を買ってから彼女が向こうに引っ越すのだが、物件を探している段階で、何と姑さんが怪我で入院。 まさか、介護要員として期待されている訳じゃあるまいな、と親友の行く先が一寸不安になったので、一応助言しておいた。 介護の義務は実子にのみあり、嫁には無いのよ〜と。 入院に伴い、彼女の引越し&結婚も延期になりそうな気配に、彼女のお母さんまで 「アンタ、早まったんじゃないの?」 と言う始末(笑)。 その話を主人にすると、 「シオンのお母さんにも思われているかもな。早まったんじゃないのって……」 そんな事ないよう。 こんないい亭主、なかなかいないって!
今年は生誕200年記念という事で、ショパン・イヤーらしい。 ふふふ、来月はツィマーマンを聴きに行くのよ♪ オール・ショパン・プログラムですって! 閑職に回された主人に、一応その日は早く帰宅するように厳命しておいた。
で、予習のためにショパンのCDを聴いていたら、自分も弾きたくなって来た。 ピアノは現在、居間から1番遠い部屋にある。 そして現在、引っ越しの余韻で、その部屋は物置になっている。 のだめじゃないので、ある程度片付かないと、ピアノを弾く気にはなれないのだ。 電子ピアノの重さは、確か80kg台。 主人と同じぐらいか。 彼に頼みたいのはやまやまだが、仕事から疲れて帰って来たところに力仕事をお願いするのは、流石に気がひける。 そうだ、下に毛布でも入れて引き摺ったら、自力で何とかなるのではないだろうか、と思い立った。
結果、何ともなりませんでした……。
横に動く事は動くのだが、ピアノが部屋から出ない。 横幅の関係で、入り口で引っ掛かるのだ。 ここで疑問が。 引越し業者は一体、どうやって搬入したんだ? 仕方がないので、元の場所に戻しておいた。 何という徒労。 帰宅した主人に相談すると、縦にしたのでは?と言う。 なるほど、そう言えば、運ぶ時に水平じゃなくてもいいかと訊かれたような気がする。 縦にすれば、出入り口は余裕で潜れる。 そうか、そういう事か……。
夕食後、主人に手伝って貰って運ぼうとしたが、私の腕が限界だった。 日頃使わない筋肉を酷使したようで、腕がふるふるして、力が入らない。 暫く移動は諦める事にした。 後遺症は翌日も続き、掃除も洗濯もお休みして、夕食は呆れ顔の主人に作って貰った。
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