天上天下唯我独尊

2010年04月11日(日) 小さな東の町

取り敢えず生活出来るぐらいには家の中が片付いたので、東を目指して、主人とドライブに出掛けた。
とは言え、野と山の他には何も無いのだけれど。
でも私は行ってみたかったのだ。もしかしたら主人が飛ばされていたかも知れない土地に。
1時間ほどで行き着いたそこは、現住所より更に田舎であった。
地上デジタル放送や、フレッツ光も来てなさそう。
これは……、もしここに転勤になっていたら、物件探しが更に大変だったろうなと思った。
半端な田舎の現住所でさえ探すの大変だったのに、昭和の匂いの残るこの土地だったら……と考えると、やはり今の転勤先で良かったのだろう。
主人は子供の頃、ここに住んでいた事があるらしい。
「どう、覚えている?」
と訊いてみると、
「なんとなく。所々だけれどね」
と彼は言った。
特に、懐かしいという感情も無いらしい。

帰りは別ルートで、道の駅に寄ってみた。
主人が好きなのだ、道の駅……私はどちらかと言うと、何処にも寄らずにとっとと目的地に着きたいタイプ。
でも特に急ぎでもない時は、主人と一緒に、あれこれ見て回るのも悪くない。
地元の工芸品コーナーを見ていたら、手芸品に混じって、見た顔が……。
白い兎の編みぐるみ、黒いお目目に、ばってんのお口。
えーと、これって、みっひーでは……。
「知的所有権的にどうなのー?」
と主人の袖を引っ張ったら、
「まあ、いいんじゃないの、田舎なんだし」
えー? 良くないと思う……。
これじゃあ、中国の事を笑えないよ。



2010年04月10日(土) 人偏に夢と書いて

引っ越したものの、他の物件が気になる私。
更に田舎で完全に徒歩圏外になるが、追い焚き・エアコン・畳付き、2DKで4.6万円/月のアパートがあったのだ。
収納もあり、間取りも良い。
そしてすぐ傍にスーパーが!
これなら、主人の通勤に車を取られても、買い物で困る事は無い。
いいなあいいなあ……。
見るだけ見てみたいという事で、休日、主人の運転で出かけてみた。
やはり遠い。車でも余裕で10分以上掛かる。
地図を頼りに、ここでバイパスを降りて、次の角で曲がって……と顔を上げると、真っ白な看板が目に入った。
嫌な予感がした。
どう見ても何かの跡地である。
手許の地図と比較する。
近くで看板を見ると、白く塗り潰された下に、店名が書いてあった。

ビンゴー

はい、スーパー潰れていました(笑)。
「駄目だね、こりゃ……」
「うん。スーパーが無いとなると、ここに住むメリットはゼロだね」
そう言えば、以前住んでいたアパートも、入居暫くして隣りのスーパーが無くなっちゃったんだよなあ。
お蔭で、往復30分近くも歩いて、別のスーパーに買い物に行かなきゃならなくなったのだ。
あの時ほど、もう1台、車が欲しいと思った事は無い。
しかし車は、色々とお金がかかる。
幾ら家賃が安くとも、車を2台持つとなったら、余計に出費が嵩みそうだ。
そんな事を考えながらアパートの裏手に回ると、そこは畑で、この物件もヤスデ地獄の可能性ありだった訳だ。
今の住処は周囲がコンクリートなので、多分ヤスデに悩む事は無い。その点だけでも良かったと思おう。
これですっぱり、諦めが付いた。
畳部屋は無いけれど、今のマンションで良かったんだわ、きっと。

となると、
次はベッドが欲しいな……物欲は止まる事を知らず。


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