| 2010年03月07日(日) |
落とせる男と落とせない女 |
帰って来てからも、ネットの賃貸情報を見て、溜息を吐く私。
・エアコン付き ・絨毯不可 ・和室付き ・追い焚き機能付き ・50平米前後以上 ・余裕の収納 ・駐車場付き ・2LDK ・管理費込み7万円以下
以上の条件を満たしていれば、少々遠くてもOKなのだが、これってそんなに我が儘なのか? 不動産屋は、少し範囲を広げてみては?と有難くも無いアドバイスをくれるが、
範囲を広げたところで、 いい物件なんて無いくせに!!
本当にね、遠くの物件にしたって、クソな物しか出て来ないのよ。 田舎で土地は余っているから建てるのだろうが、建てるにしても何故住む人間の事を考えないのだろうか。 取り敢えず建てれば家賃収入を得られるから〜程度の考えしかないんだろうな。これだから田舎者は。 徒歩圏内だと、新しい物は和室が無くて追い焚きも無いのに駅の近くだから矢鱈高いし、古い物だと時代遅れで使い勝手の悪い物か、夏暑くて冬寒そうな物しか無いのだ。
「はー……。生活レベルって一旦上げてしまうと、もう2度と落とせないって、本当なのね」 と、私は本日何度目かの溜息を吐いた。 しかし主人は私とは違うらしい。 「そう? 全然そんな事無いけれど。幾らでも下げられるよ。僕はあの一軒家でもいいかなと思ったんだけれど」 あの一軒家というのは、次の勤務先から徒歩圏内にある、1970年代に建てられたという貸家である。 「エアコン以外の条件は満たしていても、見るからに虫が出そうだし、幾ら何でも私と同い年の家には住みたくないわー」 「虫ぐらいどうって事無いし、近くていいかなと思ったんだけれど」 「そりゃ貴方はむしむし平気でしょうけれど。お風呂狭いよ? 台所だって、調理台は狭いし湯沸かし器が剥き出しだよ? それでもいいの?」 と私が訊くと、 「うん。実家だって似たようなものだし」 と平気な答え。 「えー……そうなのかなあ、育った環境の問題なのかなあ」 「ほら、シオンの実家は豪邸だから。なんたってうちの実家は、竪穴式だしさ」 勿論、主人の言う事は、どちらも嘘である。
主人の転勤が決まった。 一応、栄転っぽい。
今日は完全休日なので、ドライブがてら、転勤先の下見に行ってみる事にした。 小さな街中をぐるぐる回って、見付けた不動産屋に飛び込んだ。 この辺りでは大手らしいが、出て来る物件はいずれも帯に短し襷に長し。 揃いも揃って、どうしてこんなに使い勝手の悪そうなアパートばっかり作るの? 馬鹿なの? と施主に訊きたくなるものばかり。 まあこれ位ならいいかな……と思うものが殆ど無い。 主人の転勤先の立地にも問題があるのだ。 駅の近くで、行き止まりに建っているため、徒歩圏内となると物件が限られる。 そして少し遠くなると、駅に近付くため家賃が高くなる。 都落ちするのに、今より家賃が高くなるなんて、許せない。
住まいって大事よね。 以前失敗した事があるから、尚更そう思う。 結婚と同じで、これがいい!と思う物件じゃないと駄目なのだ。 まだ3月上旬だから、これから出て来る物件に期待したい。 というか、出て来てくれないと困りますよ、ホントに。
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