| 2009年12月29日(火) |
NHKはもう謝罪した方がいいかも |
チャンネルを適当に変えていたら、NHK教育で、「フジコ〜あるピアニストの軌跡」をやっていた。 未だにフジコ・ヘミング・ブームは続いているのか。 初出は確か、10年ぐらい前だった筈。 その後、爆発的に評判になったのだった。 流行もの好きな友人に誘われて、彼女の演奏会に行った事がある。 友人はとても良かったと満足そうだったが、私には正直ビミョーだった。 名前も聞いた事の無い外国のオケだし、肝心の音楽もイマイチ、プログラムは1部がPコンで2部がオケでフジコは客寄せパンダという、何だかなあな演奏会だった。 車で3時間もかけて行くほどのものではなかった。 もう2度と行かね。
そんなフジコを世に出した番組なので、苦々しい思いで見てしまった。 やっぱりこの人、ピアニストとしては微妙……。 番組の後に知らないおじさんが、こうして人知れずに埋もれそうだったフジコさんをNHKが発掘しましたよ、素晴らしいですねえみたいなコメントで締め括っていたが、何と言う手前味噌。 本当に実力のある人だったら、その道のプロのコメントが付くが、フジコについては誰も何も言わない事に気が付いた。 今年ヴァン・クライバーンで優勝した辻井伸行君なんかは、佐渡さんや横山さんの強力なプッシュがあったが、フジコを絶賛するコメントは、せいぜい芸能人ぐらいだ。 という訳で、フジコ・ファンの皆さん、あなた騙されていますよ。
尤も、歳を取ればピアノが下手になるのは仕方ない。 大御所中村紘子だって、もう指が回っていないしね……。 先日BSで中村さんの演奏を聴いた。今度はソロで。 難易度の低い曲ならプロの演奏だったが、速いパッセージになるともう駄目。 幻想即興曲を高速で弾いていたが、音が団子になって汚い汚い。 速く弾いて誤魔化そうとして失敗したようだった。 しかし今の中村さんは兎も角、昔は凄い人だった訳だ。 だが我々は若い頃のフジコの演奏を知らないので、彼女が世に出てからのここ10年の演奏でしか評価出来ない。 とすれば、やはりあの演奏は微妙としか言いようが無いのだ。 そりゃ、演奏スタイルや曲の解釈の好みはあるけれど。
このところ、TVで松本清張特集が多いと思ったら、今年は清張イヤーだったのか! 生誕100年だそうだ。
先日録画しておいた、「火と汐」を観た。 5分経過したところで、主人が、 「この人が犯人なの?」 と訊いて来た……いや、私も今観始めたばっかりで、粗筋も何も知りませんが。 びみょーな顔をしつつ、どうしてそう思うのかと訊き返すと、 「だって、アリバイが確定していないんだもん」 だそうで。 次第にその人物に疑惑の目が向けられて、アリバイを崩して行くドラマだったが、いきなり話の腰を折られた気分だよ。 終わりが近づいた頃の清水美砂の台詞に、 「いつから判っていたんですか」 「開始5分」 と答える主人。いや、貴方に訊いてないから。
ドラマが終わって、主人がこう言った。 「あーあ、推理ものって、すぐに犯人が判っちゃうから、つまんないんだよねー」 私ゃ、あんたと観てるとつまんないよ……。
|