何と言うか、実についていない日だった。
買い物に行けば欲しい物は売っていない、 車はぶつける、 気分転換にと思ったゲームではあり得ない失敗をし、 晩飯の肉は中が生。
いい事と嫌な事を比べたら、圧倒的に後者が多かった。 不幸中の幸いは、車をぶつけた相手が人間ではなかった事か。 やっちまったーと、すぐに主人にメールした。 みっともないから修理に出すべきかと私は思ったのだが、帰宅して車を見た主人は、 「これぐらいなら、別にいいんじゃない? 他にも傷(駐車場で当て逃げされた)や凹み(新車の頃主人がやった)があるし、気にならないよ」 との事。 世の中には、車を奥さん以上に大事にしている人もいるのだろうが、うちの主人は全く無頓着なのだ。車は、仕事の荷物を積めて、燃費が良ければそれでいいと思っているらしい。 「まあでもシオンが気になるなら、色でも塗っとけば?」 色と言われても、私には絵の具ぐらいしか思いつかなかった。 でも水彩だと雨で落ちるよね。油彩?
今日は散々だったからお祓いしてーと言って主人に抱き付くと、 「お祓いは、基本的に無理。出来ません。そういう時はね、人に親切にしなさい。人にやった事は、全部自分に返って来る。僕も悪い事が重なる時はあるけれど、自分が人に何か嫌な事をしたから、こうやって帰って来たんだなって思うよ」 と、有難い説教を頂いた。 「嫌な事……んー、でも私、貴方としか接していないよ。基本的にずっとお家にいるもん」 私がそう答えると、主人はそうかいと言って肩を落とした。
| 2008年07月08日(火) |
皆さん、大分だけじゃありませんよ〜 |
大分県の教員採用試験で不正が行われていたそうで、逮捕者まで出ている。 今のところ、大分県の話しか出ていないが、大分だけなのかと思ったら、大間違いである。
私の友人知人の中に、何人か教員がいる。何れも、大分県の教員ではない。 で、どうなのかと聞いてみたら、そういう話は聞いた事があるという事であった。 私の友人が賄賂を贈って不正に教員採用試験を通った、という訳ではない(と思う)。 1度試験に落ちたものの、再挑戦して採用された経歴を持つ1人は、こう話してくれた。
1度目の採用試験に落ちた後、教師をやっている知り合いから、こんな話を持ちかけられたそうだ。 「俺が、誰某(国会議員)に話をつけてやるよ。但し、300万必要だ」 友人は答えた。 「300万なんて無理。結構です。来年また受け直します」 「そうか、でもお前の成績じゃ無理だよ」 なんで教育委員会でもないただの教師の筈のこの人が、試験の成績なんて知っているんだろう、と思ったが、それ以上の事は無く、友人は翌年試験に受かり、教員に採用された。 そして裏金の話を持ちかけた人間は、その後校長まで勤めた後、現在は退職して悠々自適の日々を送っている(と思われる)。
「で、誰? その退職教員って。最後はどこの校長をやってたの?」 しかし私の食い付きようが良すぎたらしく、 「何でそんなに目をギラつかせているの……教えないよ」 と言われてしまった。畜生。 もう20年も前の話しだし、証拠も無いし、あったとしても時効である。 だが、私は許せない。 人間誰しも(いや大抵は)、自分の利益を求めるものだ。その気持ちは判る。 しかし、公共の利益より自分の利益を優先させる奴は許せない。 この場合、優秀な人員が教師になる事が公共の利益である。 教育は大切だ。ダメ教師に教えられた子供は不幸である。 子供達には、国の将来がかかっている。 教員採用試験が完全だとは言わないが、志望者を振り分けるにはある程度有効だ。それを笊にしたらどうなる。 教員採用の現場で不正を行う事は、ひいては国の利益をも損なう事になるのだ。 それをわからん人間が、教員の採用を行う事は、絶対に許せない。 だから私は、20年前の話でも、決して裕福ではない家庭の若者に「口を利いてやるから300万寄越せ」と言った教師、しかも後に校長にまで成り上がった奴を許せないのだ。 名前がわかったら晒し者にしてやりたいぐらいの事は思っている。 国会議員の方は判っているが、果たしてこの問題にどこまで本当に関わっていたのか不明なので、名前は伏せておく。 因みに、今でも現役の国会議員らしい。
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