天上天下唯我独尊

2008年07月09日(水) 呪われた日

何と言うか、実についていない日だった。

買い物に行けば欲しい物は売っていない、
車はぶつける、
気分転換にと思ったゲームではあり得ない失敗をし、
晩飯の肉は中が生。

いい事と嫌な事を比べたら、圧倒的に後者が多かった。
不幸中の幸いは、車をぶつけた相手が人間ではなかった事か。
やっちまったーと、すぐに主人にメールした。
みっともないから修理に出すべきかと私は思ったのだが、帰宅して車を見た主人は、
「これぐらいなら、別にいいんじゃない? 他にも傷(駐車場で当て逃げされた)や凹み(新車の頃主人がやった)があるし、気にならないよ」
との事。
世の中には、車を奥さん以上に大事にしている人もいるのだろうが、うちの主人は全く無頓着なのだ。車は、仕事の荷物を積めて、燃費が良ければそれでいいと思っているらしい。
「まあでもシオンが気になるなら、色でも塗っとけば?」
色と言われても、私には絵の具ぐらいしか思いつかなかった。
でも水彩だと雨で落ちるよね。油彩?

今日は散々だったからお祓いしてーと言って主人に抱き付くと、
「お祓いは、基本的に無理。出来ません。そういう時はね、人に親切にしなさい。人にやった事は、全部自分に返って来る。僕も悪い事が重なる時はあるけれど、自分が人に何か嫌な事をしたから、こうやって帰って来たんだなって思うよ」
と、有難い説教を頂いた。
「嫌な事……んー、でも私、貴方としか接していないよ。基本的にずっとお家にいるもん」
私がそう答えると、主人はそうかいと言って肩を落とした。



2008年07月08日(火) 皆さん、大分だけじゃありませんよ〜

大分県の教員採用試験で不正が行われていたそうで、逮捕者まで出ている。
今のところ、大分県の話しか出ていないが、大分だけなのかと思ったら、大間違いである。

私の友人知人の中に、何人か教員がいる。何れも、大分県の教員ではない。
で、どうなのかと聞いてみたら、そういう話は聞いた事があるという事であった。
私の友人が賄賂を贈って不正に教員採用試験を通った、という訳ではない(と思う)。
1度試験に落ちたものの、再挑戦して採用された経歴を持つ1人は、こう話してくれた。

1度目の採用試験に落ちた後、教師をやっている知り合いから、こんな話を持ちかけられたそうだ。
「俺が、誰某(国会議員)に話をつけてやるよ。但し、300万必要だ」
友人は答えた。
「300万なんて無理。結構です。来年また受け直します」
「そうか、でもお前の成績じゃ無理だよ」
なんで教育委員会でもないただの教師の筈のこの人が、試験の成績なんて知っているんだろう、と思ったが、それ以上の事は無く、友人は翌年試験に受かり、教員に採用された。
そして裏金の話を持ちかけた人間は、その後校長まで勤めた後、現在は退職して悠々自適の日々を送っている(と思われる)。

「で、誰? その退職教員って。最後はどこの校長をやってたの?」
しかし私の食い付きようが良すぎたらしく、
「何でそんなに目をギラつかせているの……教えないよ」
と言われてしまった。畜生。
もう20年も前の話しだし、証拠も無いし、あったとしても時効である。
だが、私は許せない。
人間誰しも(いや大抵は)、自分の利益を求めるものだ。その気持ちは判る。
しかし、公共の利益より自分の利益を優先させる奴は許せない。
この場合、優秀な人員が教師になる事が公共の利益である。
教育は大切だ。ダメ教師に教えられた子供は不幸である。
子供達には、国の将来がかかっている。
教員採用試験が完全だとは言わないが、志望者を振り分けるにはある程度有効だ。それを笊にしたらどうなる。
教員採用の現場で不正を行う事は、ひいては国の利益をも損なう事になるのだ。
それをわからん人間が、教員の採用を行う事は、絶対に許せない。
だから私は、20年前の話でも、決して裕福ではない家庭の若者に「口を利いてやるから300万寄越せ」と言った教師、しかも後に校長にまで成り上がった奴を許せないのだ。
名前がわかったら晒し者にしてやりたいぐらいの事は思っている。
国会議員の方は判っているが、果たしてこの問題にどこまで本当に関わっていたのか不明なので、名前は伏せておく。
因みに、今でも現役の国会議員らしい。


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