天上天下唯我独尊

2007年09月15日(土) 目黒寄生虫館

上京した折には是非行きたいと、以前からずっと思っていた所に、妹を伴って足を運んだ。
そこは、




である。
しかし、1度は行ってみたいと私が話すと、大抵の人は反応に困って
「ふうん」
と言った後他の話題に移るか、
「変わってるねえ」
と失礼な言葉を返すので、最近は余り言わない事にしていた。
1人で行くのもつまらないので、今回、妹を半ば無理矢理付き合わせたのである。

事前にウェブサイトで確認すると、徒歩ではちと遠いようなので、目黒駅からバスに乗って行った。
博物館や美術館のような建物を想像していたのだが、結構こぢんまりとしており、余り目立たない。
しかし陳列物は凄い。
こんな所に来るチャンスはもう無いだろうから、片っ端からじっくり見て回ると、全部で1時間ぐらいかかった。
乗り気ではなかった妹も、へえ〜こんなのだったんだ〜とか言いながら、面白そうに見ている。
寄生虫に関係した病気や症状は素人には判らないので、医療関係者と一緒だと、もっと楽しいと思う。
勿論、解説してくれそうな人というのが前提だが。
2階の突き当たりには売店があり、寄生虫グッズが売られていた。
本物の寄生虫入りキーホルダーとか、一寸惹かれるものがあったが、もし息を吹き返して寄生されたらどうしよう、と思うと手が出なかった。勿論、もう死んでいるので生き返りはしないが。
主人にお土産として、サナダムシTシャツを買って行きたかったが、生憎と彼に合うサイズが無かったので断念。
お姉ちゃんが自分用に買えば〜?と妹に言われたが、サナダムシのイラストがでかでかと入ったTシャツを着て町を闊歩する勇気は、私には無い。
なので、寄生虫シールと、友人用の寄生虫絵葉書を購入した。後でホテルで書いて出そう。
外国人が喜びそうな、「蟲」という漢字が大きくプリントされているTシャツもあった。
外国人のお友達がいたら、是非買ってあげたい。

外に出る前に、1階入り口脇にある、寄付金箱に寄った。
ここは入場無料だが、箱には寄付のお願いが書かれていたので、良い物を見せて貰ったお礼に、千円札を入れて来た。
2人で千円とはしょぼ過ぎるが、今の我々にはこれぐらいしか出来ない。
妹が出世した折には、Tシャツでもアクセサリーでもバンバン買って貰おう。



2007年09月14日(金) 愛しのロクシタン

ホテルを出て暫く歩くと、銀座の大通りに出る。
田舎の銀座通りとは格が違う。
本物の銀座通りだ。

松坂屋だの三越だの百貨店にも入ってみたが、
「貧乏人お断り」
という無言の圧力を感じ、長居が出来なかった。
これが主人なら、そんなの物ともせずに、目を輝かせて地下のお惣菜売り場巡りをした事であろう。
1階は化粧品臭くて、具合が悪くなりそうだった。或いは人酔いかも知れぬが。
前々から気になっていた、ロクシタンに入ってみた。
妹は、ここが甚く気に入ったらしい。
2人で片っ端からテスターをくんくん嗅ぎ、気に入ったものをチェックし、最後に買う物を絞り込む。
石鹸とシアバターと練り香水だけでも、結構な値段になった。こんなに小さいのに。
嗚呼でもね、私この石鹸が好きなのよ。
顔に使うのは皮脂を取り過ぎるから夏場でも厳しいけれど、いい匂いが気に入ってしまった。
体を洗う分には、つべつべして気持ちいいし。
ただ、高いので、これは普段使うオリーブ油石鹸が切れた時のための予備とする事にする。
練り香水も、ほんのりいい香りがする。
私は緑茶を、妹は桜の香りを購入した。
妹はこれがかなりヒットだったらしく、これに遭遇した時の目の輝きが違っていた。
2個目も買おうかな〜などと言っていたので、買うなら無くなってからにしなさい、と止めておいた。
何と言っても彼女の職場は、化粧品の匂いはご法度だからな。

我々は買い物に満足して、店を後にした。
店頭には、葡萄色をした大きい石鹸があり、これも綺麗だな〜と惹かれたのだが、匂いが。
見た目の通りに葡萄の匂いがする石鹸だったのだが、その匂いが半端ではない。フンガフンガ。
こりゃ具合悪くなりそうだな……と思うほど、強烈であった。
基本的に私は、匂いがきつい化粧品にかぶれる。多分、香料が合わないのだと思う。
すぐに洗い流すとは言え、肌に付ける物だし、石鹸もやはり匂いのきつい物は避けた方が無難だろう。


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