天上天下唯我独尊

2007年06月26日(火) マーモ初体験

市の検診に行って来た。
集団検診は申し込みをしなくてはならないようで、色々と面倒なので後回しにする。
(そして放置したまま期間を過ぎてしまう予感)
婦人科に行って、基礎検診と癌検診を受けたのだが、乳癌の触診の祭に、医者の表情が険しくなった。
「胸にしこりがあります。(レントゲン)写真を撮った方がいいですね。紹介状を書きましょう」
ガーン。
去年まで何とも無かったのに、ついに来たか!?
私の親はどっちも癌の家系で、母は乳癌をやっている。
私が癌にかかる確率は高い。
手術になったら嫌だなあ、只でさえ無い胸が益々無くなるのか……とかなり凹んだ。

一旦帰宅して昼食を済ませ、紹介された総合病院に行った。
混んでいなかったのですぐに診て貰えた。
今度の医者は、触診の後、
「しこりと言っても、癌じゃなくて乳腺症だと思うけどなあ。一応マーモグラフィーで見てみますか」
と言った。
ホッとしたが、他の医者に脅された後なので、万が一のためにとマーモグラフィー検査をお願いした。
結果は白。あー良かった。
無駄な出費のような気もしたが、2千円ちょいで安心を買ったと思えば、安いものか。



2007年06月25日(月) 何だか違う害虫駆除

現在の住居は田舎で、裏は畑だ。
しかも1階なので、どこからか虫が這入って来る。
梅雨の頃には、うっかり窓を開けておくと、ヤスデが部屋の中を這っていたりするので、うっかりも出来ない。
外には大きな蜘蛛もいる。山でもないのに。
一応住宅地なんだけれど……。

そんな環境で、窓の外の植え込みに、毛虫が大発生した。
毛虫は勿論毎年湧くが、今年は凄い。
玄関のドアを開ければ、そこにいる。
気持ち良くは無いが、家の中にさえ入ってこなければ私にとって実害は無いので、放っておいた。
しかし、誰かがアパートの管理会社に通報したらしく、ある日業者がやって来た。
害虫駆除のために薬剤を撒くから、窓を閉めて欲しいと言う。
薬剤か……トラウマが蘇り、嫌だなあと思いつつ、言われた通りにした。
全ての窓を閉め切って暫くすると、また業者が玄関のチャイムを鳴らした。
撒布は終わったが、まだ薬剤が残っているので、夕方まで窓は閉めたままでお願いしますと言われた。
夕方、そろそろいいかな〜と、買い物に出かけるために外に出ると。

無い。

植え込みの躑躅が1本残らず、無くなっていた。
まさか捨てた訳ではあるまいが、植え込みスペースは綺麗さっぱり、剥き出しの土と毛虫の屍骸だけが残されていた。
確かに、薬を撒いても効果はもって今年だけ。来年以降もまた毛虫は湧くだろう。
だからと言って、この方法は如何なものか。

昔TVで見た、「アニメ一休さん」を思い出した。
近くの大木を塒とする鳥の群れが、農作物を荒らして困るという農民の訴えを受け、一休さんは大きな音を出して鳥を追い払った。
しかし鳥はすぐに慣れて、音を出しても逃げなくなった。
そこに一休さんのライバル登場。
そんなの簡単さ。鳥の塒であるところの大木を伐ってしまえば良いのだ、と彼は言い、その通りにすると、塒の無くなった鳥達はどこかに行ってしまい、農作物が荒らされる事は無くなった。
しかしその年の嵐の日、今まで何ともなかった所で、土砂崩れが発生した。
根を張ってそこの土を守っていた大木が、害鳥駆除で伐られたために、地盤が緩くなって土砂崩れが起こったのだ。
目先の事に囚われて自然を破壊してはいけないよ、というお話だった(と思う)。

ショボイ植え込みぐらいはどうって事無いかも知れないが、無ければ無いで、このスペースに一体どんな意味が?という、間抜けな空間が出来てしまった。
ああそう言えばこの地域には、他の件だが似たような事が毎年あるのだった。
そのお話は、また秋にでも。


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