蒟蒻ゼリーに非難が集中している。 代表的なところでは、マンナンライフの蒟蒻畑か? でも私は、これが大好きだ。 なので、消費者のうちの何人かが蒟蒻ゼリーを喉に痞えさせて死んだから、製品を回収しろだの販売禁止にしろとか言う消費者団体は、敵だ。 こいつらは、何かあるとすぐ学校のせいにする馬鹿親共と同じ匂いがする。 毎年正月には恒例行事のように、喉に餅を詰まらせて死ぬ老人がいる訳だが、餅を回収しろだの販売禁止にしろだのという声は、ついぞ聞いた事無い。 (寧ろ、老人に危険な餅を食わせるのは、未必の故意なのか?と勘繰ってしまうぞ。遺産でも狙ってる? それとも面倒かけずにさっさと死んでくれの方なんだろうか) 餅と違って蒟蒻ゼリーは、容器から啜り上げる時に危険なのだというのなら、そいつらが食わなけりゃいいじゃん。 そうだよ、子供や老人は食ってはならぬという事にすれば良いのだ。 販売禁止にしたら、メーカーも、美味しく食べている私のような消費者も可哀相だ。 私に言わせれば、喉に詰まらせるような食い方する奴が悪い。 潰れるべきは、蒟蒻ゼリーメーカーではなく、碌でもない消費者団体の方だ!
実家から、小包が届いた。 何かなーと開けてみると、お菓子が入っていた。 地元のお菓子屋さんで買ったお菓子と、母の手作りクッキーである。 このクッキーがとても繊細なのだが、その分サクサクで美味しいの。 (作り方を教えるから自分で焼けば、と言われるのだが、「お母さんが作ってくれた方が美味しい!」と言っては送って貰う私。教わったとしても、自分では作りたくないのだ。お料理とかお菓子作りとか嫌いなんだよ。面倒だから) わーいわーい、じゃあおやつにしようねーと言って、紅茶を淹れに台所に立ったら、 「あっ」 と主人の声がした。 「どうしたの?」 「クッキー、落としちゃった……」 なんですってえええ!? 私は居間に取って返し、主人の手からクッキーの入ったナイロン袋を引っ手繰った。 ああ、やっぱり……(涙)。 繊細なクッキーは砕けて、粉々になっていた。 主人を責めると、 「違うよ! 落としたぐらいでこんなに粉々になる訳無いじゃん。元から粉々だったんだってば」 「あのさ。今時の宅急便屋さんは、客の荷物をそんな酷い扱い方しないよ? 外国の空港じゃないんだから。それとも、うちの母親が粉々のクッキーを送って寄越したと?」 私がそう言うと、彼はやっと 「ごめん」 と言った。 でも、落としたのは事実でも、粉々は自分のせいじゃないと思ってんだろうなあ〜。
粉々でも味は変わらないが、サクサク感が無いよう……。
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