天上天下唯我独尊

2007年06月17日(日) 不注意さん

実家から、小包が届いた。
何かなーと開けてみると、お菓子が入っていた。
地元のお菓子屋さんで買ったお菓子と、母の手作りクッキーである。
このクッキーがとても繊細なのだが、その分サクサクで美味しいの。
(作り方を教えるから自分で焼けば、と言われるのだが、「お母さんが作ってくれた方が美味しい!」と言っては送って貰う私。教わったとしても、自分では作りたくないのだ。お料理とかお菓子作りとか嫌いなんだよ。面倒だから)
わーいわーい、じゃあおやつにしようねーと言って、紅茶を淹れに台所に立ったら、
「あっ」
と主人の声がした。
「どうしたの?」
「クッキー、落としちゃった……」
なんですってえええ!?
私は居間に取って返し、主人の手からクッキーの入ったナイロン袋を引っ手繰った。
ああ、やっぱり……(涙)。
繊細なクッキーは砕けて、粉々になっていた。
主人を責めると、
「違うよ! 落としたぐらいでこんなに粉々になる訳無いじゃん。元から粉々だったんだってば」
「あのさ。今時の宅急便屋さんは、客の荷物をそんな酷い扱い方しないよ? 外国の空港じゃないんだから。それとも、うちの母親が粉々のクッキーを送って寄越したと?」
私がそう言うと、彼はやっと
「ごめん」
と言った。
でも、落としたのは事実でも、粉々は自分のせいじゃないと思ってんだろうなあ〜。

粉々でも味は変わらないが、サクサク感が無いよう……。



2007年06月16日(土) スーパーの子供

スーパーマーケットで買い物をしていると、どこかの子供がキャーっと言って騒いでいた。
子供が巫山けるのはよくある事だが、その子は、絶叫に近い叫び声を上げるのだ。
大声を出す事を楽しんでいるのか、それとも母親の「やめなさい」という注意に反抗するのを楽しんでいるのか、それは判らない。
しかし子供の叫び声は、遠慮が無い。
そして耳に突き刺さる。
1度目は我慢した。
2度目も何とか我慢した。
赤ん坊なら兎も角、その子の背丈は小学校1年前後には見えた。
知恵遅れでもなさそうだし、充分に人語を理解出来ると思われる。
(言葉を喋れない赤ん坊でさえ、ベビーサインで意思の疎通が出来る事はよく知られている)
周囲の冷たい視線が集中する中、母親はやはり「やめなさい」としか言わぬ。
何故、もっと強く言って止めさせない?
他の買い物客が迷惑しているのに、気付かないのか?
そして、私の真後ろで3度目の絶叫が上がった時、
堪忍袋の緒が切れ、私は反射的に怒鳴っていた。

「煩い!」

周囲が水を打ったように静まり返り、後ろを向いているのに、今度は私が注目されているのが判った。(笑)。
ゆっくり振り向くと、吃驚した顔の子供が、私を見上げていた。
私はしっかりと子供の目を見て、静かにこう言った。
無表情で。
「静かにしなさい。お店で騒いじゃいけないの。皆に迷惑でしょ」
そして目当ての品物を籠に入れ、立ち去った。
後ろで子供が静かに泣き出し、母親が、
「だからやめなさいって言ったでしょ」
と言うのが聞こえた。

他の売り場も回って、レジに向かったところで、先ほどの親子と出くわした。
母親が頭を下げて、
「先ほどは有難うございました」
と言ったので、私も
「いえ、こちらこそ失礼しました」
と、軽く頭を下げておいた。
後ろの子供は、まだ涙をポロポロ流してしゃくり上げながら、恨めしげに私を見ていたのだった。
いきなり怒鳴って吃驚させたのは悪かったかな、と一寸だけ思った。
けどその前に、母親に止めて欲しかったかなー。

帰宅して主人にその話をすると、
「良かったね。逆切れされて刺されなくて!」
と笑っていた。
貴方ならどういう対応をする?と私が訊くと、
「どうもしない。我慢する」
との回答だった。やはりな。
でも私は我慢が出来ない性質なのよ。


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