先日、習い事の祝賀会兼昼食会があった。 出し物をやるので手拭いを持って来るように言われたのだが、手拭いなんて持っていない。 仕方ないので、薄いタオルを持って行った。
箪笥の中を整理していると、手拭いが1枚見付かった。 こんな所にあったのか。 もっと早く見付けていればなあ〜と思いながら、後でアイロンをかけて、タオル類と同じ所に仕舞っておこうと、そのまま出しておいた。
帰宅した主人がそれを見付て言った。 「懐かしいなあ! そう言えばあったな、こんなの」 「懐かしいって?」 「貰ったんだぜ、これ。凄いレアものだぞ」 得意げにそう言いながら彼が手拭いを広げると、畳んである時には気付かなかった字が、そこにでかでかとプリントされていた。
……祝賀会前に見付けなくて良かった、と心底思った。
「週刊英会話」とか、「週刊そーなんだ!」等のCMでお馴染みの、ディアゴスティーニ。 多くのシリーズが出ているが、私は1冊しか買った事が無い。 「週刊100人」の2回目、アドルフ・ヒトラーの巻きである。 中身は満足行くものではなかったので、それ以後は全く買っていない。 「漢方ライフ」は一寸興味あったのだが、あれを買うよりは、普通の本を買った方がいいのではないかと思った。 因みに主人は、「週刊土井善晴のわが家で和食」「週刊服部幸應のしあわせクッキング」を欲しがっていた。
最近私が気になっていたのが、「週刊人体模型」。 しかしこれはディアゴスティーニではなく、アシェット・コレクションズ・ジャパンという会社が出しているもので、正しくは「アーサーが教える体のふしぎ」と言う。 さては、2匹目の泥鰌を狙ったな。 TVのCMを見て、 「いいなあ、これ欲しい」 と呟くと、主人に 「そのうち模型じゃ物足りなくなって、僕の事切り刻むんだろ」 と変態扱いされた。そんな事しねーよ! 何と言われようと、欲しいものは欲しい。 本屋に行ってみたら、あった。 しかし、表紙を見てがっかりした。 目玉の入った骸骨が、にっこり可愛く微笑んでいるのだ。 何なの、この絵は! こんな骸骨あるか〜〜!! 私は、もっとリアルな人体模型を欲しかったのに。 所詮、子供向けの教材なんだろうか。 勿論買わずに帰って来た。
しかしそれで良かったのかも知れない。 ネットで調べたところ、全てのパーツを揃えて人体模型を完成させるには、総額10万円近くかかるらしい。 やはり高いのね、人体模型って。
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