外出の際に香水は欠かさなかったのに、昨年の秋に吐いて以来、私は香水の類が一切駄目になってしまった。 あの時つけていた香水だけでなく、他の物もうええとなってしまう。 それまでは香水は好きだったのに、最早それらは洗面台の下で、無用の長物と成り果てていた。 特に自己臭が気になって仕方ないという訳ではないので、それでもそんな生活に慣れていたのだが。 (寧ろ自己臭好き。但し自分で楽しむの限定だが。主人の匂いと同じぐらい好き。尤も主人のは、加齢臭かも知れない……)
うちでは時々お香を焚く。主人が好きで、色々と持っているのだ。 1番好きなのは伽羅。しかしこれが馬鹿高い。1箱1万円。 新婚当時、主人に恐る恐る、 「無くなったら買ってもいいよね?」 と訊かれたなあ。 あの頃箱一杯だった伽羅香も、今では残り数本となったので、街まで買いに出かけた。 落ち着いた雰囲気のお店で、上品な老婦人店主は、オマケに香木を付けてくれた。 後で主人から聞いたところでは、ここはいつも何かしらのオマケを付けてくれ、店の感じもとても良いので気に入っているとの事であった。 帰宅してお香を焚いていて、ふと思った。 そう言えば、お香の匂いは以前と変わらず何とも無い。 うちには竹の籠も無いし万一火事にでもなったら怖いので、昔の人みたいにお香を焚き染めるのは大変だが、抽斗に入れてみたらどうだろう。 取り敢えず1箱だけを、お香グッズを纏めて入れてある小さな抽斗から洋服箪笥に移し、オマケで貰った香木も別の段の抽斗に入れてみた。
翌日、抽斗から出した洋服を着たら、ほんのりと移り香がした。 これは良い。 オマケの香木もいい匂いがする。 香水はまだ無理だが、暫くリハビリも兼ねて、これを続けてみよう。
| 2007年04月15日(日) |
ツキを呼ぶ「魔法の言葉」 |
主人の実家に行った時の話。 義母が、1冊の本を出して来て、くれると言う。 題名は、『ツキを呼ぶ「魔法の言葉」』……何だかとっても胡散臭い。 ぱらぱらと捲って見ると、「ありがとう」「感謝します」「ツイてる!」。この3つの言葉を唱えると、人生がいい方向にガラリと変わるという話らしい。ホンマかいな。 主人にも見せながら、 「『ありがとう』と『感謝します』って、英語で言ったら同じじゃないの?」 「だよねえ。それに、感謝の言葉は普段から遣っているけれど。昔気質の男じゃないんだから、普通に奥さんにも言うよねえ」 「『ツイてる』はあんまり言わないけどね。代わりに『ラッキー♪』じゃ駄目なのかなあ」 と2人で話しつつ、必要性を感じなかったので、結局その本は置いて来たのだった。 「ありがとう」って普通に言うよね?家族に対しても。
まあそれで、人生がガラリと変わったかどうかはわからないけれど。 取り敢えず今のところはそんなに不幸じゃないからいいのか。
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