2007年03月24日(土) |
主役よりも裏方の方が大変 |
2007年03月16日〔金〕どうした学会? 2007年03月19日〔月〕バンコ・デルタ・アジア 追加。
実家から車2台に4人で分乗して来て、その日のうちに両親は、大きい方の車を父が運転して帰って行った。 小さい方の車は、私と妹がここで、引っ越し当日まで使う事になる。
卒業式の前日には、妹が着る振袖や帯や小物を揃えて着付けの会場まで持って行ったり、卒業式の会場を下見したりで、忙しく過ごした。 尤も忙しがっていたのは私だけのようだが。 妹は暢気なもので、美味しいラーメン屋を知っているから食べに行こうとか、あそこのお店で服を見て行こうとか、勝手な事を言うのだった。 しかも美味しいラーメン屋なんて見付からなかったし! バイパスを車で飛ばして隣町近くまで行ったのに、 「あれ〜? この辺だと思ったんだけどなあ……」 「それっていつの話よ?」 「んーとね、去年の夏、誰某ちゃんの車で連れてって貰ったんだけど」 そうだね、自分の運転じゃないとなかなか覚えないもんね、道順って。 というか、お前はそんな不確定な情報で私を振り回していたのか。 結局、とっくに昼時を過ぎた昼飯は、ありふれた学生向けレストランで済ませたのだった。 味はまあまあ良かった。割とお洒落だし。 ただ、今時分煙ぐらいはして欲しいよなあ。
妹の卒業式なのに本人はいたって暢気で、何故か私があれこれ世話を焼いている図にどうにも釈然とせず、それを電話で主人に愚痴ると、 「まあいいじゃない。ドビーちゃんも、久し振りにお姉ちゃんと一緒に過ごせて嬉しいんだろう。甘えさせてやりなさいな」 と言われた。 嬉しいかどうかは兎も角、確かに傍に頼れる人がいると、ぽや〜んとなってしまうものだ。 そう言えば私も、大学の卒業式の時、自分では何もせず、全て母任せにしていた事を思い出した。 因果は巡るのか。
2007年03月15日〔木〕あり得ないスープ・スパゲティ 追加。 何があり得ないって、もうホントに。
愚妹ドビーはこの春、目出度く学校を卒業し、社会人になる。 学校に残って勉強したいという希望もあったらしいが、 「ちょっとお、お父さんとお母さんを2人きりにしておいたら、何かあった時に心配じゃないの。私はもう結婚して遠くに行っちゃったんだから、アンタはさっさと実家に戻って、両親の手許にいて、安心させてやんなよ」 と姉である私が言い含めたので、実家の近くに就職したのだ。 それでも妹は 「お姉ちゃん酷い、長女の癖に家を出ちゃって〜」 とぶつぶつ言っていたが、 「フン、そんなの早い者勝ちよ」 と私が捻じ伏せた。無理矢理である。 職場は、実家の近くとは言え、お寝坊さんが通うには少し辛い距離なので、アパートを借りる事になる。
今回の里帰りは、私が老親に代わって妹の引っ越しを手伝う事が目的だと思っていたのだが、なんと、私が老親に代わって妹の卒業式に出よとの事。 それがちゃんと私に伝わったのは、里帰りの2日前であった。 「どうしてお母さんが出ないの?」 と母に訊くと、 「だって、疲れるじゃない」 との返事……私は疲れてもいいの? しかし母は昨年病気をして以来、少し疲れただけで寝込んでしまう。無理はさせられない。 でも卒業式って、何を着れば……? 手持ちの服できちんとした物と言えば、和服しか持っていない。 だが雨が降ったら、着物では出かけられない。ではスーツ? しかしそんなものはとっくの昔に処分したので、慌ててデパートで、それらしく見えるジャケットを買った。 そう、上だけ。下はある物で済ませる。
春休みなので、妹は既に実家に戻っていた。 私が実家に泊まった翌日、家族4人で妹の学校近くのアパートに行き、その日のうちに両親は実家に戻る予定で、車2台で出かけた。 前の車には母と妹、後ろの車には父と私。 復路は父が運転するので、往路は母と私がそれぞれ運転したのだが、怖い。 前を運転する母の車が、路側帯に寄り過ぎなのだ。 確かに教習所では、車線の真ん中より少し左を走るようにと言われたが、そんなものではない。 左側のタイヤが、路側帯の線を踏み越えているのだ。 「あれは怖いなあ」 「だよね!? お母さん寝てるんじゃないの? お父さん、ドビーの携帯に電話してよ。あれじゃ危ないって」 「うむ……」 唸ってばかりで、全然電話する気の無い父。 怖い怖いと言いながら、高速道路の出口まで来てしまった。 妹のアパートは近くである。着いたら母に運転を注意しなければ。 高速料金を精算しながら、料金所のおじさんが、母の運転する車を顎でしゃくってこう言った。 「あの車の後をずっとついて来たの? 大変だったね〜」 思わず父と爆笑してしまった。 料金所のおじさんに同情されるほど酷い、母の運転って……。
因みに母は、寝てはいなかったらしい。 本人は至ってちゃんと運転していたつもりだという。 でも気を付けてね……もう歳なんだから。
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