2月20日分書きました。
大阪市でまた、「市」対「ホームレス&支援者」で揉めているというニュースを見た。 何でも、今まで受理されていた住民登録を、居住実体が無いからと市が一方的に登録抹消を始めると言った事で、何でやねんと騒いでいるらしい。
大阪って、しょっちゅう宿無し関連で揉めているイメージだ。 報道は「ホームレスに対する人権侵害! 住民登録が出来ないと、選挙権も年金も貰えないのに、一方的に抹消するなんて酷い!」という感じで、随分宿無しさん達の肩を持っているように聞こえた。 しかし一方的って……一方的に宣言して公園に住み着いているのは、どこのどなたなんでしょうか。 しかも、選挙権も年金も欲しいんだよね? 国民の3大義務って、何だっけ。 納税・教育・勤労なんだが、教育はさておき、彼等は細々と勤労しているようだが、果たして納税はしているのだろうか。 義務を果たさずして権利だけ貰おうとは、盗人猛々しい。
悪いのは宿無し達だけではない。 「支援者」といって、炊き出しだの警官隊との小競り合いだのに参加して、俺は人権のために体張ってるんだぜ!みたいな顔をした連中である。 こいつ等が1番性質が悪いと、私は思う。 本当に支援する気なら、一時凌ぎの食い物を恵んでやるだけじゃなく、彼等が社会できちんとした立場で働けるように支援してやらんかい。 それこそ、市民の憩いの場である公園なんかじゃなく、お前ん家の軒先を住居として提供してやれよ。 「うちはマンションだから……」とかいう言い訳は要らないからな、そん時ゃ一部屋ぐらい空けて住まわせてみろ。 それぐらいやったら、立派だと思うよ。 それを、何かあったらしゃしゃり出て来て、 「俺は他人のために、こうやってお上に楯突いてるんだぜ!」 みたいな事やってるだけじゃ、そんなのただの自己陶酔にしか見えないんだよ。 こういう連中はどうせ、核マルだの赤軍派だの、若い頃に学生運動やって「思想のためにお上に楯突く俺ってカッコイイ!」とか酔ってた元学生なんじゃないかと思ってしまう。
それと、弱者の味方=正義の味方を気取ったTV局の報道を見ると、実に腹立たしい。 本当に守られるべきは、まともな市民生活を送っている人間じゃないのか? 普通に働いて税金を納めた人が、その税金で管理された公園を、憩いの場として使う事が出来るようにする事が、本当なんじゃないのか? お金が全てじゃないし、村上ファンドの長みたいに「納税している人を讃えましょう」なんて馬鹿な事を言う気は更々無い。 だが、義務を果たさずして権利だけ求める奴を、私は大嫌いなんだよ。
☆↓ちょこっと下、2月18日&19日分更新。
昨夜から熱が出て、1日を布団の中で過ごした。 1時間おきに目が覚め、寒さでガクガク震えたり、暑くて汗びっしょりになったりの繰り返し。 トイレに立つのすら億劫だった。だって寒いんだもん。 普通の寒さではないのだ。 ブルッと足許から這い上がって来る身震いが、何とも嫌あな感じなのだ。
夕方4時、主人が帰って来た。 「どうしたの? 今日は飲み会だって言っていたのに」 「うん。幹事だったんだけれど、他の人にお願いして帰って来たよ。病院には行ったの?」 ううん、何をするのも嫌だったから行かなかった、と答えると、じゃあ今から行こう、と言われた。 午前中よりはまだましだったので、すぐに着替えて病院に連れて行って貰った。 もしかして、心配して帰って来てくれたの?と訊くと、 「いや、僕も具合悪かったから。職場で熱を測ってみたら、37度5分だったんだよね。もしかして、うつされたかなあ」 と言っていたが、多分、飲み会<奥さん なんだよね、と思って安心した。 というか、そう思いたい。
病院で熱を測ったら、39度だった。うひょひょ。 長ーい綿棒で鼻の奥の粘膜を採取され、座薬を入れ(これは自分で。でも病院のトイレって嫌い)、すぐに処置室にて点滴。 点滴しながらぼーっと寝ていると、ドクターが入って来た。 「やっぱりインフルエンザでした。A型です」 A型……? 私はO型なんだけどな……ああ、インフルエンザがA型なんだ……。 理解するのに少し時間がかかった。熱のせいだと思う。多分。 ドクターは続ける。 「それでですね、今話題のタミフルなんですが」 タミフル!! ドキドキ。 「厚生労働大臣は、タミフルと異常行動との間に因果関係は認められないと言ってましたがね。ありゃやっぱり因果関係はあると思いますよ(後日、別のドクターも同じ事を言っていた。これが現場の共通認識というものだろう)。但し、今のところ、タミフルに代わるインフルエンザの薬が無いんです。そして異常行動は、未成年者の、しかも特定の条件でしか出ないんですよね。成人や高齢者の異常行動例は全く報告されていないんです」 と丁寧に説明してくれたので、安心してタミフルを飲む事にした。 失言する機械が馬鹿の一つ覚えみたいに「因果関係はありません」と言うより、こっちの方がよっぽど安心出来る。 そうじゃないと、厚生省は中外から賄賂貰ってんじゃないかと余計な勘繰りもしたくなるというものだ。
点滴が終わると、看護婦さんが、 「ご主人が大分前からお待ちですよ」 と耳打ちしてくれた。 点滴の間、時間がかかるから、1時間後に迎えに来てと言っておいたのだが、それよりも早くから来ていたようだ。 それが、妻を心配する夫として、看護婦さんには微笑ましく映ったらしい。 しかし実際は、 「買い物が済んだから、そうだ待合室で漫画でも読もうと思ったんだけれど、さっきは誰もいなかったのに人がいたからさ、この歳で漫画も恥ずかしいじゃん。だから何もしないで待ってたの」 と、微笑ましいというよりは、間抜けな話であった。 「インフルエンザ確定だから、貴方も診て貰ったら良かったのに」 座薬と点滴とタミフルで少し落ち着いた私が言うと、彼は 「いや、根性でもインフルエンザには罹らんぞ。自慢じゃないが、今までインフルエンザにだけは罹った事がないんだ」 と妙な意地を張る。 「シオンもタミフル飲んで、大人しくしてるんだよ。全裸で外に飛び出して、途中で我に返って、岩に頭を打ち付けて死んだりしないでね」 そんな死に方嫌です。
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