天上天下唯我独尊

2007年02月10日(土) 幼児体型

連休1日目は、一寸早いが、バレンタイン・デーのチョコレートを持って、主人の実家に行った。
今年のチョコは、小さい動物シリーズ。
大きなくまさんチョコもいいなあと思ったのだが、主人曰く、
「あの人達の事だから、大きいのは可哀相で食べられないとか言って、ずうっと飾ったままになっちゃうよ」
との事なので、一口サイズの動物チョコの詰め合わセットにした。
喜んで貰えたので良し。
今回は、滞在2時間ほどの訪問なので、私もアレルギーの症状が出ずに御機嫌である。

主人が、赤ん坊の頃のアルバムを見せてくれた。
赤ん坊の頃の写真は、1枚か2枚しか見せて貰っていなかったので、アルバムで見るのは初めてである。
「今と全然顔が違うのねー」
敢えて口には出さなかったが、赤ん坊の頃の彼は、義母にそっくりだ……。
大人になるに連れて、顔が変わったのね。良かったぁ。
でも、今と違わない点を見付けてしまった。
オールヌードの写真を見て、私は思わず、
「見て見て、貴方、今と全く同じ体型よ! ぶはははは!!」
大笑いしてしまった。
彼は、
「酷いなあ」
と言いながら横から覗き込んだが、
「ホントだ、同じだ〜!」
とやはり笑いながら、同意せざるを得なかったのだった。

その後、嫁に笑われる息子を不憫に思ったか、彼が長じて痩せていた頃の写真を義母が見せてくれようとしたが、主人が
「そんなの出して来なくていいから!」
と止めていた。
痩せていた頃の自分が嫌いなのだよね……私としては、その中間あたりでお願いしたいのだが。



2007年02月09日(金) 快と不快の境

ソフトバンクのCMで、高校生ぐらいの女の子達が
「キミちゃんにも電話するね」
「あっいいよ、私にかけるとお金かかるし」
「そっか、ソフトバンクじゃないんだ」
「……ごめん」
「いいよ、キミちゃんが悪いんじゃないんだし」「そうだよ、気にしないで」
というのがあった。
「これって、苛めだよね!」
と言う人がいたが、そうか?
仲間外れだとは思うが、私はこれが苛めとは思わない。
単純に、「仲間外れ=苛め」と取る人が多いようだ。
これって苛め?と主人に訊いてみたら、
「違うだろう。随分あざといCMだとは思ったが、普通に苛めだとは思わないよ」
と言う。やっぱりそうよね。
おかしなところで過剰に反応する人は、物事の本質を判っていないように思う。
最近このCMを見ないと思ったが、もしかするとそのような苦情でも、ソフトバンクに寄せられたのだろうか。

同社のCMと言えば、黒人男性「予想ガイ」。
野口五郎は良かったが、幼稚園児ぐらいの女の子が彼に抱き付いて耳元で囁くCMにはやっぱり
「あれってロリコンだよね、ヤバくない?」
という人がいた……。
何故そこまで過剰反応するのだ?
お前はフロイトか?
何が何でも全て性衝動に結び付けたいのか?
そこまで深読みする必要があるのか、私には、かなり不思議だった。

確かにCMには、「これは一寸如何なものか」というものもあるし、感じ方は人それぞれなのだろうか。
でも企業としては、クレームがあれば、それに対応しなければならないという事情もあるかも知れない。
以前、何かのポスターで、一寸クレームを付けられただけで全て回収したという話があった。
確かその時の担当者か関係者は、
「1人でも不快に感じる人がいれば、全部回収するべきです」
とかいうコメントを付けていたが、万人が不快に感じない広告などあるのだろうか。
勿論それが理想なのかも知れないが、人間は甘い物ばかりでなく、辛い物や苦い物を好む。
特に、価値観が多様化した現代においては、その線引きは難しくなっているのかも知れない。


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