連休1日目は、一寸早いが、バレンタイン・デーのチョコレートを持って、主人の実家に行った。 今年のチョコは、小さい動物シリーズ。 大きなくまさんチョコもいいなあと思ったのだが、主人曰く、 「あの人達の事だから、大きいのは可哀相で食べられないとか言って、ずうっと飾ったままになっちゃうよ」 との事なので、一口サイズの動物チョコの詰め合わセットにした。 喜んで貰えたので良し。 今回は、滞在2時間ほどの訪問なので、私もアレルギーの症状が出ずに御機嫌である。
主人が、赤ん坊の頃のアルバムを見せてくれた。 赤ん坊の頃の写真は、1枚か2枚しか見せて貰っていなかったので、アルバムで見るのは初めてである。 「今と全然顔が違うのねー」 敢えて口には出さなかったが、赤ん坊の頃の彼は、義母にそっくりだ……。 大人になるに連れて、顔が変わったのね。良かったぁ。 でも、今と違わない点を見付けてしまった。 オールヌードの写真を見て、私は思わず、 「見て見て、貴方、今と全く同じ体型よ! ぶはははは!!」 大笑いしてしまった。 彼は、 「酷いなあ」 と言いながら横から覗き込んだが、 「ホントだ、同じだ〜!」 とやはり笑いながら、同意せざるを得なかったのだった。
その後、嫁に笑われる息子を不憫に思ったか、彼が長じて痩せていた頃の写真を義母が見せてくれようとしたが、主人が 「そんなの出して来なくていいから!」 と止めていた。 痩せていた頃の自分が嫌いなのだよね……私としては、その中間あたりでお願いしたいのだが。
ソフトバンクのCMで、高校生ぐらいの女の子達が 「キミちゃんにも電話するね」 「あっいいよ、私にかけるとお金かかるし」 「そっか、ソフトバンクじゃないんだ」 「……ごめん」 「いいよ、キミちゃんが悪いんじゃないんだし」「そうだよ、気にしないで」 というのがあった。 「これって、苛めだよね!」 と言う人がいたが、そうか? 仲間外れだとは思うが、私はこれが苛めとは思わない。 単純に、「仲間外れ=苛め」と取る人が多いようだ。 これって苛め?と主人に訊いてみたら、 「違うだろう。随分あざといCMだとは思ったが、普通に苛めだとは思わないよ」 と言う。やっぱりそうよね。 おかしなところで過剰に反応する人は、物事の本質を判っていないように思う。 最近このCMを見ないと思ったが、もしかするとそのような苦情でも、ソフトバンクに寄せられたのだろうか。
同社のCMと言えば、黒人男性「予想ガイ」。 野口五郎は良かったが、幼稚園児ぐらいの女の子が彼に抱き付いて耳元で囁くCMにはやっぱり 「あれってロリコンだよね、ヤバくない?」 という人がいた……。 何故そこまで過剰反応するのだ? お前はフロイトか? 何が何でも全て性衝動に結び付けたいのか? そこまで深読みする必要があるのか、私には、かなり不思議だった。
確かにCMには、「これは一寸如何なものか」というものもあるし、感じ方は人それぞれなのだろうか。 でも企業としては、クレームがあれば、それに対応しなければならないという事情もあるかも知れない。 以前、何かのポスターで、一寸クレームを付けられただけで全て回収したという話があった。 確かその時の担当者か関係者は、 「1人でも不快に感じる人がいれば、全部回収するべきです」 とかいうコメントを付けていたが、万人が不快に感じない広告などあるのだろうか。 勿論それが理想なのかも知れないが、人間は甘い物ばかりでなく、辛い物や苦い物を好む。 特に、価値観が多様化した現代においては、その線引きは難しくなっているのかも知れない。
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