天上天下唯我独尊

2007年01月06日(土) 兄と妹

渋谷の歯科医宅の家庭内殺人事件。
次兄が妹を殺し、死体をバラバラにしたという。
主人にも私にも、それぞれ妹がいるが、仲は悪くない。
むかーし昔、おしめをしていた頃の妹に思いっ切り噛み付かれた時(その頃には妹も少しは知恵がついてたので、口の端を少し開けて呼吸を続けるという技を習得していて、鼻をつまんで引き剥がすという手段が効かなかった。血が滲むほどに歯形が残ったっけなあ……)は、この餓鬼殺したろかと思ったが、殴って風呂に沈めて死体を切り刻もうなどと思った事は無い。
今のところはなかよしまいだし、私は姉なので、妹に殺意を抱く兄の心情はわからない。

TVでは、殺された妹が出演していた「くりいむレモン」について、
「厳格な親なら、出演に反対するような映画」
と紹介していたが、厳格ではなくても、普通の親なら反対しないか?
アダルト・ビデオとまでは行かなくても、主役の女の子は裸体を晒しているし、内容だって兄妹の禁断の愛なんでしょ。
「ねえねえ、貴方の妹が『くりいむレモン』に出るって言ったら、どうする?」
と主人に訊いてみたら、こう返って来た。
「……何のために?」
「……。いや、妹が30代子持ちの主婦じゃなくて、ピチピチの二十歳だとしての話」
「まあ、普通に止めとけって言うだろうな」
うん、そうよね普通は止めさせるよね。
「じゃあさ、兄が妹を殺して乳房を切り取るって、どういうものなの?」
と次の質問をぶつけてみた。
「いや、うちの妹、切り取るほどの胸が無いから」
「……」
そうでしたか。
失礼しました。



2007年01月05日(金) 悪いもの

私は音楽は好きだが、美術には興味が無い。
だが、折角主人が休みなので、2人で美術展を観に行った。
出不精夫婦なので、意識的にどこかに行こうとしないと、今日は一歩も外に出ませんでした☆なんて事がざらなのである。

美術展は、とても素敵だった。
芸術的な事はよくわからないが、それでも、素直に綺麗だなあいいなあと思える。
幾ら綺麗でも、高いから買えないけれどね。
昨年末だったか、香港かどこかで、価値のある古い壷がだか花瓶だかが、史上最高額の30億円だか50億円だかで落札されたというニュースを聞いたが、そこまでして欲しいものなのかね。
壷や瓶などという、落とせば割れちゃうような物に、そこまでの大金をかける心境が、私のような庶民には理解出来ぬ。

メインの展示を見て、時間もあったので、隣りの別の展示の部屋に入った。
そこは、私には難し過ぎる、所謂現代美術の展示だった。
石原四男とかも、こういうわけわからんものを描いて、芸術だ!とか親父が言っていたな。
私にはわからぬが、主人は、ゴッホなど絵画の基礎がしっかり出来ている人がこういう「芸術は爆発だ!」的な物を描くと、本当にそこから溢れ出るエルネギーに圧倒されるのだと言う。(因みに、石原四男の作品からは、何も感じないらしい……笑)
しかし、その展示の中には、良からぬものがあったようだ。
やはり私には見分けがつかなかったが、主人はその1つの作品の、負のエネルギーに中ってしまい、そこを出て帰宅する頃にはぐったり倒れこんでしまった。
曰く、あれを作った人は狂っている、と。
確かに変な作品だったが、わかる人にはわかるんだろうか。
青い顔をして唸っている彼を見ると、私は鈍感で良かったと思う……。


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