私は音楽は好きだが、美術には興味が無い。 だが、折角主人が休みなので、2人で美術展を観に行った。 出不精夫婦なので、意識的にどこかに行こうとしないと、今日は一歩も外に出ませんでした☆なんて事がざらなのである。
美術展は、とても素敵だった。 芸術的な事はよくわからないが、それでも、素直に綺麗だなあいいなあと思える。 幾ら綺麗でも、高いから買えないけれどね。 昨年末だったか、香港かどこかで、価値のある古い壷がだか花瓶だかが、史上最高額の30億円だか50億円だかで落札されたというニュースを聞いたが、そこまでして欲しいものなのかね。 壷や瓶などという、落とせば割れちゃうような物に、そこまでの大金をかける心境が、私のような庶民には理解出来ぬ。
メインの展示を見て、時間もあったので、隣りの別の展示の部屋に入った。 そこは、私には難し過ぎる、所謂現代美術の展示だった。 石原四男とかも、こういうわけわからんものを描いて、芸術だ!とか親父が言っていたな。 私にはわからぬが、主人は、ゴッホなど絵画の基礎がしっかり出来ている人がこういう「芸術は爆発だ!」的な物を描くと、本当にそこから溢れ出るエルネギーに圧倒されるのだと言う。(因みに、石原四男の作品からは、何も感じないらしい……笑) しかし、その展示の中には、良からぬものがあったようだ。 やはり私には見分けがつかなかったが、主人はその1つの作品の、負のエネルギーに中ってしまい、そこを出て帰宅する頃にはぐったり倒れこんでしまった。 曰く、あれを作った人は狂っている、と。 確かに変な作品だったが、わかる人にはわかるんだろうか。 青い顔をして唸っている彼を見ると、私は鈍感で良かったと思う……。
2007年01月04日(木) |
チップス先生、さようなら |
何気なくTVを付けてみたら、BS2で「チップス先生 さようなら」をやっていた。 他に面白そうな番組も無かったし、題名しか知らない話なので観てもいいか、と何気なく主人と観た。 単に泣ける、というよりも、とても切ない。 派手さは無いが、心に深く訴える、いいドラマだった。
憲法改正だとか、核装備しようとか、自衛隊を海外に、などと言っている人達は、1度観たらいいと思う。 戦争で傷付いたのは、敗戦国だけではない。 戦勝国にも、犠牲は出るのだ。 それも、戦争をしようと決める立場の者ではなく、勝手に決められる側の人間に。 大量破壊兵器の有無も確定しないうちにアメリカ支持を表明し、自分の子供は芸能界に入れておいて、他人の子供を平気でイラクに派遣するような奴に、国の舵取りを任せるべきではなかった。 いっそ、政治家の子女は否応無く自衛隊に入り、有事の際は前線に赴く事を法律で義務付けたらどうだろうか。 そうしたら、日本も核を持つべきだなどと軽々しく口にする奴はいなくなるだろう。 政治家は、もっと慎重な言動を心がけるべきだ。
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