試験の合間を縫って、屋敷しもべ妖精がやって来た。 次の試験まで暫くあるらしいので、妹が息抜きに遊びに来たのだ。 勿論、私としては大掃除を手伝って貰うつもりだ。
屋敷しもべ妖精の朝は遅い。 主人が出かけてもまだ寝ている。 痺れを切らして私が部屋に入ると、彼女は目覚まし代わりの携帯電話を握り締めて寝ていた。 どうやら、目覚ましで起こされたものの、切ってそのまま再び眠ってしまったらしい。
顔を洗うのに異常に時間がかかるので、先に朝食を食べさせて、それから洗面所に追い遣る。 顔を洗ったら掃除をさせる。数日泊まるのだから、最早お客ではない。 それにしても、しもべ妖精は本当に便利だわ〜! 自分で雑巾がけしなくていいってのは、なんて楽なのかしら。 掃除の後は、しもべ妖精は只管PCのゲームで遊び続ける。 今嵌まっているのは、shockwaveのZUMAだ。 放っておけば、1日中でも飽きずにやっている。 その様子を見て、主人は 「本当にきょうだいなんだね……」 と呆れていた。
多摩市で元東京都職員の自宅から死体発見のニュースを見た。 元職員は一人暮らし、息子は東京大学を出たものの、自殺したらしい。 自慢の息子だったろうにねえ……。 「東京大学じゃなくても、生きててもいいんだよ」 と妹の頭を撫でておいた。
滋賀県高島市職員で、市内の学校給食センターで働く調理員の女性(52)が自殺したのは、職場内でのいじめが原因だとして、22日に長女(24)ら4人が市内で記者会見し、遺書を公開して市の対応や真相を知りたいと訴えた。 遺族によると、21日午前1時頃、市内の女性宅を長女が訪ねたところ、女性が首を吊って死んでおり、居間に遺書があったという。 遺書には「仕事場でいじめがあり、私をターゲットにし、毎日の様に言われた。もう疲れました」などと記されていた。 21日の通夜の席などで遺族が同僚に尋ねたところ、1人が「『皆と同じ事が何でお前は出来んのや』と言った事がある」と答えたという。 市職員課によると、女性は10月に市内の別の学校給食センターから転勤し、今月8日から21日まで、不眠等の理由で休暇を取っていた。 課長は「いじめに悩んでいたというのは初めて聞いた。現在、上司や同僚から事情を聴いている」と言う。 遺族は「市がきちんと対応してくれれば、こんな事にはならなかった」と話している。
「市がきちんと対応してくれれば」って……コドモか!? いい歳こいた大人が、しかも52歳が、自力で対処出来んでどうするよ。 そういや少し前にもあったな、23歳の女性教員が、校長の厳しい指導に耐えかねて「苛めだ」と訴えた遺書を残して自殺した事件が。 しかも、その遺書の中で校長に宛てて、「ウザいんだよ」などと書くあたり、それは大人の文章として如何なものかと、読んでるこっちが恥ずかしくなったものだ。 苛めによる自殺連鎖の発端となった、どこだかの小学校6年女子の、便箋6枚に渡る遺書の方が、よっぽどしっかりした文章だったぞ。 子供の自殺と大人の自殺は、一寸違う。 子供は人生経験が少ない分、困難に対処する能力が著しく低いが、大人が苛めを苦にして死ぬのは恥ずかしいぞ。 しかもその遺族が「市がきちんと対応してくれれば」などとほざくのは、もっと恥ずかしい。 大体、市はその事実を知っていたのか、知っていたとして、どういう対処を求めているのか、そこがよく判らぬ。 大人なんだから、自分で何とかしようよ……。 何でもかんでも他人のせいにすりゃいいってものではないのだから。
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